前回も言ったけど、決して悪くはない、寧ろある意味では非常に面白い。だけど、正直やっぱりこじつけと茶番が無理やり過ぎるのと「今の世相を反映した滑稽さ」がくどい。
要はネットやSNSで、真偽不明の噂やデマの類に流されて、事の本質を「思考停止で放棄」した人々がリテラシーを枯渇させて、同調圧力に呑まれて行く様…
世間が今現在、コロナ渦に起因するデマや詐欺まがいの犯罪行為に踊らされている様子を如実に風刺しているようなタイムリーさと、反してその恐ろしさが描かれているようで、その虚構とは言え生々しさと、表現手法に若干の嫌悪感もある。
ただ、次回でこの事件にも一区切りになるようだけど、琴子や九郎の過去や背景を実は殆ど掘り下げていない消化不良感をなんとかしてほしいのだけど…
とにかく現状だと良い評価は出来ないな。
長かったな
鋼人七瀬
普通の懐中電灯じゃ鈍器にはならないで、壊れるだけかと。マグライトならに警棒になるけど、武器扱いになったりしてね
肝心の七瀬かりんによるAさん殺害シーンの映像が、さすがにこれは無理があるだろうという感じだったので、その後の琴子の虚構が優勢になる展開に説得力を感じられなかった。これはかなり致命的。
女性が蹴ったぐらいで重い鉄骨が倒れるの?
立てかけられている鉄骨の地面に近い位置を蹴ったのに上から倒れるの?
事前に検証することはできなかっただろうに、あんなに狙った位置に倒せるの?
思ったより頭部が原形を留めていたらどうするつもりだったの?
とかとか。
小説なら書き方次第で気にならない部分だと思うが、なまじ映像として見せてしまったためにあり得なさが際立ってしまった感がある。残念。
これまでの解決第一から第三が伏線となって虚構が事実とすり替わる。管理人が七瀬かりんという説得力の裏付けとして、六花さんの強引な鋼人七瀬周知を利用するのは爽快でした。
あと、議論の合間の琴子と紗季の九郎の好きな乳の大きさ話に吹きました笑