17回目の夏、地方都市⸺。
コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないよう、
いつもヘッドホンを着用している少年・チェリー。
彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。
矯正中の大きな前歯を隠すため、
いつもマスクをしている少女・スマイル。
人気動画主の彼女は、“カワイイ”を見つけては動画を配信していた。
俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、
見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、
ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。
ある日ふたりは、
バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった
想い出のレコードを探しまわる理由にふれる。
ふたりはそれを自分たちで見つけようと決意。
フジヤマの願いを叶えるため一緒にレコードを探すうちに、
チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。
だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って⸺。
物語のクライマックス、
チェリーのまっすぐで爆発的なメッセージは心の奥深くまで届き、
あざやかな閃光となってひと夏の想い出に記憶される。
アニメ史に残る最もエモーショナルなラストシーンに、
あなたの感情が湧き上がる!
カラフルな彩色が目に気持ち良い。さわやかな夏の空気が感じられた。(現実の夏が災害級な酷暑すぎて「さわやかな夏」」」というもの自体がファンタジーになりつつありますがw)
動画配信、ショッピングモール、タギング(あとスケボーとかラップとかねw)…今風な要素をこれ見よがしに取り入れた作品を観ると「しゃらくせえ」という感情が先に立ってしまう(心が狭いw)のだが、この作品にはそういうネガティブな感情はわかなかった。話の中心になる恋愛がいまどき珍しいくらいまっすぐでこっぱずかしくて良かった。キャラがみんなかわいい。
17の夏という鮮やかな青春の1ページを彩り豊かに描いててとても楽しい体験ができた。
俳句をタギングされ、夏の太陽に照らされた色鮮やかな街の画が完璧でした。心打たれた。
郊外のショッピングモールとSNSというのが今どきの青春の記号なんだなと気付かされた。学校じゃないのが新鮮で良き。
山桜 明るく楽しい 君が好き
夏らしい空気感に溢れていてとても良かったです。
最高
むずむずするような、恥ずかしくなるほどの青春劇
牛尾憲輔の音楽がとても良く、全体的な色合いも鮮やかめで好き
落書き少年にずっとモヤモヤしていたが最後の『タギングは違法だから真似しないでね』の注意書きにちょっと笑ってしまった
一度視聴中断しました。なんか観れるようになってました。
保存用レコード(2枚目)は大事ですね。
世界の見え方は人によって大きく違います。俳句をする人にはたくさんの言葉が浮かんでいるように見えるのかもしれません(言葉をまだ知らない人には言葉は絵のようにみえるのかも)。この小田の街の人々は(祭りの)だるまを通して、一つの見方を共有しています。どの家にもだるまが飾られていて面白い風景でした。可愛いものの配信者にも、だるまが可愛いものして可愛い好きの外の世界の人(視聴者)とは少し違った世界を見ています。そういう関心で、どういうふうにその人が世界を見ているのか考えながら見たら楽しく見られました。
もう一人のチェリー坊、最も愛しい人の声を忘れてしまったおじいさんのレコードを探す旅にも心動かされました。
ヒロインの子が配信者ということで、終盤は「現代では引っ越しなど愛を分つ要素足りえない」ような展開くるか!?と思ったが、配信はあくまで誘導なダイレクト告白があり、そこはやっぱりそうか…となった。
あと登場人物があまりに当然のようにタギングしまくるので惑わされていたが、最後の※タギングは違法ですでやっぱそうだよな…と引き戻された。
フライングドッグ10周年おめでとうございます!
音とキャラクターが特に良かったです。ストーリー・世界観が面白い設定でした。
最後のシーンまさにサイダーのように言葉が想いが湧き上がって溢れるようでよかった
良い青春アニメ
○周年記念作品の類は何故か「あれ?」ってなる作品が多いので、これももしや…と思ってたけど杞憂に終わりました笑
特に音へのこだわりを凄く感じる作品でした。蝉の声、扇風機の稼働音、食器が擦れる音etc…
何気ない生活音の一つ一つを省かずに入れたことで、等身大のコンプレックスを抱えるメインの2人のラブロマンスが引き立っていたように感じました。ストーリーそのものは正直ベタな感じではあったけど、終わってみればまた来年の夏に見たいと思わされました。あえて点数をつけるなら75点くらいですかね。
う〜〜ん、薄い。
話はありきたりで良くも悪くも見せ方次第って感じだけど、なんかどの要素も弱くて残らないなぁ。
アニメーションは良かった。カラフルで画面きれいだし、冒頭のアクションシーンやキャラクターの細かい動きが気持ちよかった。
ストーリーがとにかく何もなさすぎるし引き込まれない。
内向的なチェリーに対するスマイルの存在の大きさが伝わってこない。逆はもっとそうで、スマイルがチェリーに惹かれていく過程が弱すぎて説得力がないなぁ。
ということで、俳句という要素と映像を見せたいのかなって感じだけど、そこに関してももっと突き抜けてくんないと他のマイナス点を打ち消しきれないと思った。言葉が湧き上がるところの見せ方が一番大事だったと思うけど、普通というか、普通に良いくらい止まりだった。
主題歌めちゃ良かったのでこれからいっぱい聴こうかな。本編は主題歌のMVを引き伸ばしたみたいな薄味だった、残念。
タイトル見てけっこうセンス系寄りのわかりにくい感じかなと思って覚悟決めてたけど、悪い意味で違った。