良い笑顔です。
育人と千雪は急場の代役であるが表に居る観客には裏の事情は関係ない。
表に出てくるものが全て。二人にプロとしての実力が試される回
育人に求められたのは表に居る観客に柳田一のブランドを伝えること、もう一つが裏で服を千雪の緊張が溶ける楽しいものに直すこと
それらを同時に叶えるには発想力があれば充分。服の表を綺麗に整え、千雪に着心地の良い服にし、ほんの少しの遊び心があれば問題ない
千雪に表として求められたのはコレクションの成功、裏として育人の直した服を観客に見せること
身長の小さな千雪はランウェイで浮いてまうがその堂々たるウォーキングや千雪に合った服によって、それも柳田の意図なのかと思わせる
千雪の才能が観客に不審を抱かせない
そしてヒールが折れて千雪が転んでしまう場面、ヒールが折れていたなんて完全に裏の事情であり表に居る観客には伝わらないもの
通常なら見たまま、千雪が転んだと受け取られるそれはもう一つの裏の事情、育人の仕掛けによって演出と受け取られる
裏の事情を重ね合わせることで表の観客に評価させる
幾つものトラブルがありつつも表に居る人々を完全に満足させた育人。そして本来は裏に属する千雪さえも満足させてしまう。
だからランウェイでは笑ってはいけない、裏に潜んでいる筈の千雪の感情が表に出て笑みを浮かべてしまう
タブーだけど、大成功の拍手となる
けれど、これは柳田のコレクション。二人の名が表に出ることはない。更には他のモデルの協力も有ったし、育人が直した服も千雪のウォーキングも誤魔化しだらけ
それでも次は裏も表も整った舞台が見たいと、そう思わせる演出の数々だった
劇中の人物が過度のストレスを受けていると自分もしんどい。袖切った処理とか巻いた布とかどこいったんだ。
柳田が何だか急に優しくなった。あそこまでデザイン変えたら柳田より育人の色が強く出てそうだし、コレクションでモデルの個性に合わせて服を作って良いの?最後にベリーショートのフィッターがビシッと言ってくれて良かった。
情緒不安定なメガネの記者がちょっとうるさい。
今更ながら、ランウェイで笑って自体が異彩だと気付く。しかしそんな中でも転んで、笑った。そして拍手が起きた。こんなことを起こせる彼らに希望を抱かない訳がない。続きが気になるなぁ~
「(柳田の)ブランド」と指示されたのに千雪に似合う服を志向したけど、スルー
千雪には折れたヒールは脱いで、復路は裸足で歩いて欲しかった
大内順子さんが「ファッション通信」をやっていたころは、175cmくらいがステージのモデル基準だったような