三号機が来て、パイロットを乗せ実験するも、使徒に乗っ取られて暴走。シンジ達がこれに対応する。しかし、シンジだけフォースチルドレンの正体を知らない。ゲンドウに目標の破壊を命じられるも、人殺しに繋がるため、シンジはこれを拒否する。ゲンドウはダミーシステムを起動させ、強制的に初号機を動作させる。破壊の限りを尽くすも、なんとかフォースチルドレンは生存。その正体はトウジだった。
二話かけて最後の最後までフォースチルドレンをぼかしたなぁ〜。あの大爆発でもミサトさんたちが生きてて良かった。いろいろと悲惨だったが誰も死んでないみたい(少なくとも主要キャラは)。
加持さんが人として魅力的すぎるよなあ。人誑しというか、決めるところは決めるというか、名言メーカーというか。彼女は彼方の女。人は100%わかり合うことは不可能。自分自身さえ。だから人生は面白いんだってさ。
しかしフォースチルドレンにトウジが抜擢された根拠は何だったんだろうか。
☆☆☆☆(4)
明日なんてないよ!!! と思ったけど、トウジは生きていた……。一体トウジはどのくらいの痛みを感じたのだろうか、と思ったんだけど、ここに思いが至るのも、綾波の腕やシンジくんの首があってのことだと思うと、その描写を差し込んだ脚本の構成がすごいな、鬼かよ。最後まで情報をシンジくんに入れさせないしね。
綾波はトウジではなくシンジの心配をしている。ダミーシステムが起動してほくそ笑むゲンドウは何なんだよ。そしてゲンドウの指示はなんだかんだ通るのが早い。前回思ったんだけど、綾波が全裸で試験管みたいなのに入っているときって、ダミープラグを作っているとき? そうではない? よくわかっていない。
シンジくんはエヴァを降りたくても降りられないんだろうな……。そしてなんだかんだ弱ったり絶望したりしているシンジくんが好きなんだよなあ。
日常の終わり。皆心の余裕が無くなっていく。松代の事故。夕闇の中の3号機が禍々しい。電線が印象的。ダミーシステムの圧巻の戦い方の前に皆只々茫然とするしかなく。衝撃の結末。
14歳を舐めすぎた末の惨劇。大人がだらしない、というよりその事に尽きると思う。パイロットとしての責任をおわせるのなら説明をする義務をおうのが乗らせる側の役割なのに、パイロットが未熟だからそれを怠るというのはどうしようもなく欠陥のある行為だと思う。でも音楽や演出がかっこよくて、醜くもがくミサトのどうしようもなさが等身大の人間の苦しみとして感じられるこの話はよく出来ていると思う。レイですら引き金を引くのに一瞬戸惑ったのに碇ゲンドウは無表情。この性癖歪みまくりおじさんのせいでどれだけの人間の精神が、未来が歪められてしまったのだろう。指導者として優秀であってもそれがイコール優れた人格者とは呼べないことの、これが嫌な証明なのかも。
・エヴァンゲリオン参号機が迎えた最悪の結末→だからパイロットを明かさなかったのか……
パイロットを明かさない理由は最大限シンジを(そして視聴者を)追い詰めるためでした。
あまりにもエグい見せかたに絶句です……。
・人と人とはわかりあえない→ゲンドウの恐ろしさをわかっていなかったシンジ
ゲンドウは任務のためだったらあそこまで冷酷になり、自らの成果のなったら笑みさえ浮かべる。
父の悪魔的な面を見て、シンジはなにを思うのか……?
・あまりにも悲しいすれ違い→このあとミサトは、シンジは、そしてトウジは?
ミサトとシンジのすれ違いがあまりにも残酷で、今回は究極の鬱回でした。
はたしてトウジは生きていたとしても、まともな生活ができるのやら……。
鈴原が乗る参号機に寄生していた第13使徒を倒す話。シンジは人が乗っていることで使徒を殺すことを躊躇したが、父によって鈴原を命の危機に晒すことになった。
このことにより、父への信頼がなくなった。
えげつない。。。
もはやこの空間に人間の入る余地はないね。もちろんこの空間には碇司令も含まれてるわけだけど。
だけどこれは完全に最初から人間の作り出した空間だ。エヴァもそしてシンジだけが何も知らないという状況も。
でもごめんなさい。こういう展開のほうが面白いと思ってしまう。
隠すことも やりすぎも いい結果を生まないんだなぁ(ため息
友達をシンジに殺させるという構図が残酷だと思った。そりゃシンジも反旗を翻したくなるわな。トウジのために料理を考えるヒカリのシーンもくるものがあった。
結局死なないのかよとは思ったが、それは安易な演出だからやめたのかな。
使徒とネルフの戦いの濃縮された縮図は大人も子供も呆然としてしまうほど凄惨極まりない
シンジとヒカリがトウジ搭乗を知らなかったけど、ヒカリは最後まで知らず
最後のシンジとヒカリのカットの差異がなんとも……まあ、悲しみに収束なんだろうけど