ヒロインに暗殺指令をした組織が「推定殺害人数」
などという情報を根拠も示さず送りつけてくる。
これが捏造である可能性を、視聴者が想定できているか疑問だ。
不確定情報とヒロインの行動に因果関係は無いかもしれないが
誤解して殺戮を繰り広げた行為は
改心すれば赦されるようなことだろうか。
ヒロインは「能力者に両親を殺された」
ということになっているが
実際は彼女自身が家族の死の原因だった、という真相は
『デート・ア・ライブ』3期の鳶一折紙を思い出す。
自分が抱いた疑問は、劇中で
橘ジンがほとんど語り尽くしているので
彼のセリフは必聴だ。
ヒロインが「インなんとかさん」の色違い。
知能は高いが性格に難がある、という点も共通している。
モチーフになっているのが『アルジャーノンに花束を』。
この文学は有名どころだが、
主人公に対する侮蔑を込めた作者の思惑を感じたので
自分は嫌いだった。
当作品も、その点を踏襲しているので嫌いである。