主要キャラが集合し、物語がさっそく動き始めたといった具合の第2話。
1話と比較すると非常にテンポが良くなり、デンジ(とポチタ)だけではなく色々なキャラクター達がわちゃわちゃと動き出した。ようやくスタートといったところ。
EDも爽やかで、殺伐としながらも和気藹々とした公安生活が始まる! という雰囲気で終わるのは明らかに意図的な演出だろう。
1話ではチェンソーマンの物語をそのまま楽曲にしたようなCHAINSAW BLOODで殴りつけ、2話では困難ながらも楽しい未来を思わせるような爽やか系楽曲で締める。
毎話変わるEDもしっかりと「アニメ『チェンソーマン』」のストーリー演出を行うために使われており、単なる話題作りに留まらない芸術的意図を持っているのがこの先に期待を持たせてくれる。
名シーンであるノーベル賞の受賞まではもうしばらくかかるが、それまでもしっかり楽しませてくれそうで楽しみだ。
面白くてお色気もあり全体的にハイレベル。映像のヌルヌル具合がさすがの動画工房。
筋トレ知識アニメとしても優秀で、放送当時は運動をしていなかったため聞き流していた内容も、ジムに通い始めた今あらためて見返したら参考になる部分が多数あった。
視聴開始直後はかなり面白かったものの、小鳥遊の姉sや山田が出てきたあたりから登場人物の不快度指数が上がってきた。
伊波父のエピソードもあり、9話で脱落。
どうもこの作品はろくでもない性格の人物を出して話を動かし、それに主人公ら主要人物達が振り回されるという形で進むタイプのよう。
主人公らは(店長はややあやしいものの)それなりに「個性的」な範囲に収まっていたが、小鳥遊の姉たち、山田、伊波父と自己中極まりないキャラが連続して出てきてもうダメだと見切りを付けた。
特に山田がキツい。他のキャラと違って主要人物の仲間入りをしてしまったため、いちいち苛立たせられてしまう。
ぽぷらや佐藤、まひる、かわいそうまさんが結構いいキャラをしていただけに残念。
山田のいない6話まではテンポのいいギャグと可愛い登場人物たち(男性陣含む)に癒やされる素晴らしいアニメだった。
視聴後第一声「最高じゃあないっすか……」
1話はここまでかなと思っていたところまでしっかり映像化してくれた。やや尺が間延びしそうなところは演出や間でカバーしてくれた。
原作よりも作品世界が深掘りされていて没入できる1話。BGMや音響が秀逸。
戦闘のゾンビ斬っていくところは賛否分かれるところか。良く言えば実写っぽい、悪く言えば野暮ったいテンポ感。
まあでも加点方式でいったら100点超えてノーベル賞モノなので気にするほどではない。ポチタの喋りと最後の「最高じゃあないっすか……」が全てを持っていく。
原作既読だがイイ感じに忘れているので読み直さずに我慢したい。でも我慢できずに今期はアニメ化しないだろうレゼ編以降を読んじゃった。
やはりこの作品のもつ熱量は素晴らしい。
可もなく不可もなく、シンプルに可愛いアニメ。
ショートアニメとしては手堅くまとまっており、駆け足感もなく無駄シリアスもなく時間当たりの満足度は高い。
萌えアニメ好きなら楽しめるだろう。