2期までと違って登山の要素が減り、日常パートが増えた印象。その分、人間ドラマに重きを置いている。それでも面白さは維持できているあたり、キャラクターや脚本といった基本的な部分のレベルの高さを実感。
個人的にアルバイト回(ケーキ回)は神回。
ただ、たびたび出てくるここなの貧乏描写や、終盤のひなたの重いエピソードが強いので、全体的になんとなく暗い印象がある。
作画や演出といった見せる部分に関してのクオリティは高く安定していて、これは2期までと同じ。ただ、2期までとは作画が少し変わっているのが少し気になった。
言うまでもなくアニメとしてのクオリティの総じて高い良作です。
もともとレベルの高かった作画や演出、音楽などの見せる・聴かせる部分が1期からさらにパワーアップしていて、クオリティに関しては非の打ち所なし。
15分枠になり内容が充実しつつ、ショートアニメのテンポの良さは継続。5分アニメとしては珍しく内容が1話完結ではないのと、富士山編などは5分枠ではおそらく映像化が不可能という判断か。この作品には15分枠が最も合っているのかも。
15分枠になったことでキャラの深掘りができるようになり、サブキャラも多数登場。これでより感情移入でき、物語に深みが出た。富士山回などハードなエピソードもあり、以前のほのぼの趣味路線よりも物語のメリハリが出た。
さらに特殊OP・EDが頻繁にあり、挿入歌やテーマ曲も複数あって良曲揃い。2シーズンやったことも合わせて、15分アニメとしては破格の豪華さ。1期はあくまでも作品紹介のプレビュー的位置付けで、このセカンドシーズンをやるのが当初からの目的だったのではないかと思うほどの力の入れよう。