FWだけを集めてデスゲームをやるという、今までのサッカー漫画では考えられない設定が目新しく分かりやすいため、普段サッカーを見ない人でも楽しめると思います。
登場人物は個性的で、弱虫ペダルみたいな感じ。強烈なセリフ、デスゲームの緊張感、主人公チームが覚醒してゲームをひっくり返す爽快感とケレン味の強い演出が特徴の、カタルシス重視の作品です。
特に絵心さんの核心を突いてくるセリフはいちいち的を射ていて説得力があります。それだけに割と極端な意見もありますが。作者はサッカー経験がないとのことですが、よく見ているというか、勉強されてる感じがします。
ただ、自分には合わなくて途中で断念しました。ファンの人に殺されるので理由は言いませんが…
競馬を知らなくても楽しめる爽やかスポ根アニメ。競馬を全くやらない自分でも楽しめました。
努力、友情、挫折、勝利と必要な要素は一通り押さえていて、ほどよくギャグもあるシナリオは安定感抜群。他人思いで頑張り屋の主人公はどこを切っても主人公って感じで物語にジャストフィット。
作画は全体的に良好。特にレースの作画は演出も含めてかなり力が入っていて話を盛り上げてくれます。
ただ、正直言って最低でも2クールは必要な内容だったと思う。壮大な目標を1クールで完結させるため主人公の成長が早すぎて話の展開は割と駆け足。あと競馬知らないとラスボスに感情移入しにくいのが惜しい。
客観的に見て気になったのはそのくらいで、全体的には良くできた作品だと思います。