またしても「ア」で始まるものがカットされてしまった(笑)
それはアルテミスの首飾りです(詳しくは前作をご覧下さい)。
しかし戦闘シーン全体が変更されるとは思いませんでした。最終的な結果(カストロプ死亡)は同じでも今回の方が良かったのではないかと思います。
タギツヒメ・タキリヒメ・イチキシマヒメの特徴で気付いたのですが、タキリヒメは「目」が覆われ、イチキシマヒメは「口」が覆われていました。タギツヒメはフードを被っているのでわかりませんが、目の下の頬に左右対称でそれらしいものがありましたので、きっと「耳」が覆われているのではないでしょうか?
ということは、この3人のモデルは三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)なのでは?
イゼルローン内部へ進入した時の話を掘り下げたところが、緊迫感が出ていて良かったと思います。
それよりトールハンマー発射時の描写エフェクトが、いかにもCGっぽくて逆にすごさが伝わってきませんでした。自分にはむしろ前作の方が良かったと思えました。
(YouTubeで「イゼルローン要塞 トールハンマー」を検索すれば前作の映像が確認出来ます)
今までが完璧に整備されたASばかりだったので(任務の性質上、目立つ機体は登場しにくいのでしょうが)、今回の野良試合に登場したメカの、パーツを使い回ししている様子が新鮮でした(ガンダムMS08小隊の場面を思い出しました)。
今回は前作に比べて随分内容が新しくなっていて、これはこれで良かったと思います。
イゼルローン要塞そのものの説明が省略されていたので、初めて観る人にはスターウォーズのデス・スターのように見えたのではないかと思いました。逆に前作を知っていれば、むしろガイエスブルグ要塞のように見えてしまったかもしれません。
ところで今作のイゼルローン要塞は流体金属の海で覆われていないのでしょうか?(前作では流体金属の海とトールハンマーが難攻不落のイメージを強くしていたので)
皐月夜見の行方がわからないようなことを此花寿々花たちが話していたということは、行動を共にしている高津雪那も行方不明扱いになっているのでしょうか。
しかしひどいことしますねぇ。今の折神紫があの状況を見たらどうするのでしょうか。
前作でこの第十三艦隊誕生を観たときも思いましたが、「疲弊している状況になると、優秀な人間にしわ寄せが来るんだなぁ」としみじみと感じました。だって誰が見たって敗残兵の寄せ集め、しかも半個艦隊ですからね。
それにイゼルローン要塞を攻めろという無茶ぶりも、知らない人にはピンと来ないかもしれませんが、「死んでこい」とはっきり言われているようなものです。
もし自分だったら迷わず帝国に亡命しますね(笑)
生徒にあほ認定された先生に爆笑です。
そして瞳の秘密を調査する名目で集まったグループの中でのヒナが、まるでモブキャラのように影が薄いというのも面白かったです。