サービス開始日: 2024-10-05 (657日目)
これは…私には向いてなさそうな中身のない日常系…
どうも劇場版を大幅圧縮して作ったらしく、超高速展開であらすじだけ語られる。メディアミックス前提のIPとして開始したらしく、色々と怪しい雰囲気が立ち込めている。
ネタ的にはありふれた転生無双系なのに、作画の金のかかり方が半端ない。キャラデザももはや日本と区別がつかないし、金と作画の力はもう日本を超えてる感ある。ただ、転生した後はなんか急にしょぼくなってるような…チャイナ特有の妙な顔芸とかヘタレ要素いらんから転生前みたいな感じでシリアスにやってくれたらよかったのに。。
ストーリーはまったくもって期待には届かなかった感があるが、このアニメはそもそもそういう作品ではないんだろうな、と納得させられもする。アクション映像はとにかく良い。キャラクターはもう少し深堀りできればよかったのだろうが、そこまででもなく…とにかくアクション映像と雰囲気に全振りした作品。見せたい部分の見応えはあった。
後味だけは良かった、が…。謎を追っている期間で工藤と鯨井の人間関係があまり発展せず、オリジナルの人物像もわからないというか…厭世的過ぎて、それと結婚までしようとした工藤まで理解しがたくなってしまうし、鯨井に対する終始煮え切らなすぎる態度も理解はしても見ていて楽しくはならない。ジェネテラの謎もわかったようなわからなかったような感じで、周辺キャラクターについても消化不良気味、このあたりのストレスに相応しいカタルシスを得られるラストではなかった。
アニメだけ見てるとめちゃくちゃ駆け足で終わったうっすいハーレムアニメというしかない。コミカライズ版を読んでいると、キャラクターや仲間の冒険者がもっと深堀りされていて、世界の描写が豊かでストーリーにも幾分説得力があるのだが…コミカライズ版とは全く異なり、アニメではサブキャラクターが薄いかアホか無能かしかおらず、メインキャラクターも尺の都合もあって単なるハーレム要員でしかない。おっさん剣聖と同じパターンなのかわからないが、もったいないことだ。
原作既読で品質確認のために見てみたが、普通によく出来ている。ただ、アニメになって何かが大きくプラスされたわけではなく、原作を読んでいるならそれでいい感もある。何かアニメ化が映える展開がこの先あったか…あまり思い出せない。
キャラクター自体は結構立っており、序盤はそのインパクトと仲良くなる過程で結構面白かったのだが、中盤以降はぱっとしたエピソードもなく、せっかく?のキャラもあまり生きないような展開が続き、結果的には3~4話くらいがピークの作品となってしまった感がある。食文化方面でもあまり目立ったエピソードもなく、全体的に薄味だった。
11話までは本当に面白くないと思いながら、ここまで見たからには一応最後まで見ようと思って最終話を見たが、最終話は思ったより面白かった。というか、ここに全部ぶつけたくて11話続けてきたんだろうが…正直、1stガンダムに思い入れがないとここまで全然保たない。一応見ていた私ですら、あまりの描写の適当さにずっと辟易していた。今作の新規登場人物(主役というのは憚られる)3人のことは行動が意味不明すぎて最後まであまり好きにはなれなかったし、それ以外は過去作の亡霊みたいなのがずっと暴れてるし…過去作を知っていなくても話はわからなくはないが、その場合はただただ描写不足のアニメでしかなくなってしまう。12話で明かされる設定はかなり手垢のついたものではあるが、過去作ファンにとってはガンダムに当てはめて公式として放送されるだけで楽しめるのだろう。私は最後でようやく幾人かの主要人物が本音を見せてエゴで動きまわる様と、展開の速さと映像の良さ、バカバカしさで思ったより楽しめはした。
映像と音楽の品質は12話だけでなく全体を通して非常に良い。
序盤は退屈な展開からはじまったが、ポンコたちが馴染むにつれて徐々にキャラクター同士のやり取りやパロディネタ、不謹慎ギャグが面白くなっていき、重なるように数百年の時間経過がもたらすホテルの歴史の積み重ね、主人公一時離脱からのタイムマシンのような体験、ポストアポカリプス世界の寂寥など銀座のホテルを舞台に様々な出来事・情景を描いてみせた。最終回は中盤みせた破天荒さは鳴りを潜めて比較的穏やかで、やや拍子抜けするところもあったが全体的には良作だった。とても良いとしても構わないくらいではあるのだが…毎話違ったことをしており、好みや完成度としてばらつきがあったのも事実なので、いったんこの評価とした。