サービス開始日: 2014-03-10 (3922日目)
地球連邦軍の末端は指令がないと動けない。ワッケインもそうだし、アムロとブライトに殴られたモブ兵士もそう。硬直さが見えている。
アムロがガンタムに搭載されている教育型コンピュータの話をしている時、すごい気分乗ってそうなのがオタクさを表していて良い。シャアはドズルからもらった二機のザクもこの段階で失ってるし、本当にやりてなのか謎。一流のパイロットが、一流のマネージャーになるとは限らない良い例に見える。
ミライとブライトの「時間の問題だと思うんですけど」「時間?」「シャアの攻撃」のセリフの応酬はマジで男女の会話としてリアリティがありすぎるが故に、絶対に普通のアニメじゃしないと思う。めちゃくちゃビックリした。ブライト艦長代行が多数決で方向を決めているのがキツい…が、19歳ならこんなもんだろうという御大の顔が見える。んで、最後にシャアの「まるで素人だ」はオチとして完璧。
人殺しはできない/したくないが、ザクなら倒せる。これはどのシリーズでも出てくる。中に人がいても人を直接殺しているわけではないというアムロの意識が、徐々のニュータイプの素質が目覚めていくにつれ、死んだ魂を嫌でも感じることになり、変容していくことを描いていくのだろうか。
セイラとシャアの関係性をここでちょろっとタネ撒いて、次は何話に回収するのか。
「赤い彗星のシャア」がどれだけヤバいやつなのかの演出が過多なのすごい好きでした。
Gレコ劇場版を全部見たので、その流れでファーストガンダムを10年振りくらいに視聴。
そこで思うのは、富野監督は40年くらい経っても「人間は衝動的な生き物、動物である」ということを教えてくれる。どちらの作品も、キャラクターは自分の意志よりもその場のノリや感情に流されて判断しているように見える。今回で言えば、ジーンもそうだがそれに流されたデニムも同様だ。フラウはその判断に流された結果、家族は死に、自らは生き残ったわけだがそれは運でしかない。
また、極端にBGMの使用を抑えているように感じた。緊張感を表しているのか、視聴者側も引き込まれる。