サービス開始日: 2020-05-11 (1651日目)
・なるのトラウマ、まさかの冒頭で爆速解決→以降の最終的な課題か?
視聴者のストレスになる要素を、なるため長引かせない工夫が感じられましたね。
リアルタイムで見ていた視聴者は、もう一週間もやきもきさせられていたわけで。
そこからさらに三十分フルになるをトラウマで悩ませる! という展開にしないところが上手いです。
・大人のようで子どもの心を抱えていた真智
真智は一見マジメな生徒会長なのに、実は姉離れできてないどころか、スネてサリーちゃん先生を敵対視しているところがいいですよね。
すごく人間味を感じます。
大人のようで実は子どもな真智に対し……。
・子どもなようで実は大人なサリーちゃん先生
そう、実はサリーちゃん先生は真逆!
あれだけ子どもっぽいのに、高校生? の頃から独立して一人暮らし!
しかも結構いいマンションに住んでて、自らの夢である教師の職を手にしています。
その上、真智に敵対視されているのに、逆に気づかって同じ中学への赴任を希望しているのですから、どれだけできた姉なのか。
なんたかこの話で一気にサリーちゃん先生の株が上がりました。
(強い人……だけに支えてあげる人が近くにいてあげて欲しい。アニキ、チャンスだ!)
・最高に『決まらない』ヒーロー
イズルはヒーローとしてもちゃんと活躍してるのに、結局決まらないところがいいですよね。
残念でガッカリなやつ……だからこそ好感が持てる。
最後まで決まらないからこそ、自分はイズルのことが好きになれました。
・何度もひっくり返るゲートでの戦況→最後の手は『宇宙に散る花』
バリアを破壊したと思ったら、今度はレーザー砲自体を破壊されるなど、困難が立て続けに起こる熱い展開ですね。
そんな中、シモン司令官が用意していた秘策は、最終話のタイトルでもあり『宇宙に散る花』でした。
この作戦はまったく予想していなかったので、燃えましたね。
ただこのままシモン司令官が死んでしまわないか、それだけ心配ですね。
・チームラビッツははたして生き残れるか?
残念ファイブの活躍をほぼストレスフリーで描いてきた本作。
最終的にどのような決着をつけるか楽しみですね。
また死者を出してしまうのか、それともストレスフリーのエンターテイメントを貫くのか。
この選択次第でこの作品が名作になれるか決まるでしょう。
大いに期待しております。
・これは商店街を主役にした群像劇だ!
二話目を見てようやく確信しました。
この作品は商店街を主役にした、群像劇なんですね!
今更かとツッコミがありそうですが、一話の頃は手探りで作品を見ていたので、まだ断言できませんでした。
一部の天才しか名作を作れないという、劇ムズジャンルの代表『群像劇』。
果たしてスタッフはどうそれに挑むのか、大いに期待です。
・みどりの想いと愛の様々な形
間違っていたら申し訳ないのですが、みどりはたまこに特別な感情を持っている――ということでよろしいでしょうか?(視線を寄せた先にもち蔵がいることも多いので、ちょっと半信半疑)
愛にはいろいろな形があると作中でも明言されていますし、この難しい問題をこれからどう描くかも期待ですね。
たまこまーけっと、実に期待できる要素の多いアニメです。
・たまこの父、悩む!
たまこの父、豆大の悩みっぷりが実にかわいい。
ハイカラなものをキライ、独自の道を進もうとするも、商店街はすっかりバレンタイン一色に。
そんなガンコな職人豆大が出した結論と照れる姿に、思わず笑ってしまいました。
・さわちゃんの系譜、サリー先生→まさかそう展開させるとは!
吉田玲子脚本なので、なんとなくけいおんのさわちゃんと似た要素を持ったサリー先生。
どう差別化するのか気になっていたら、まさかメインキャラの姉としてストーリーに絡めるとは。
以前のキャラの焼き回しではなく、しっかり別の人物としてキャラを立てる。
スタッフの意気込みに感心した回でした。
・なるのフラッシュバックがつらすぎる……
一方、なるは小学生時代のトラウマがフラッシュバックし、大変なことに。
フラッシュバックのシーンがやたらリアルで、視聴者の側まで心苦しくなります。
主人公が挫折する物語展開は最近だと流行りませんが、今作ではそのあたりをどう工夫してくるか期待ですね。
・初舞台の失敗と、ヤヤへの期待
というわけで初舞台が大失敗に終わったよさこい部。
復活のキーパーソンは、やはり『失敗』を先に知っているヤヤなのではないかと、密かに期待しています。
もちろん主役級であるハナの活躍が大本命ですが、どうせなら『失敗』を経験してるヤヤにも活躍してほしいと、つい思ってしまいますね。
・『美しくない』けれど潔い最期
チームドーベルマンを手にかけた強敵ルティエル。
そのルティエルとの決着がようやくつきましたね。
本人は『美しくない』と嘆いていましたが、その死に様は実に潔かったです。
DNAの狩人としての格を落とさない、すばらしい散り様でした。
・アサギが死ぬんじゃないかとドキドキ
あちこちで作戦失敗=アサギ死亡フラグが立ちまくり、心臓に悪い回でしたね。
アサギはアンナとのカップリングもあって応援しているキャラなので、生き残ってほしいところ。
でもチームラビッツで一番死にそうなのはアサギとイズルの兄弟なんですよね……。
・まさかのドンデン返し!
ビームが発射され勝った! と思ったらまさかの展開が。
実弾しか効かないとなると、まさかイズルあたりが機体ごと特攻をかますんじゃないかと、不安になりますね。
最後まで残念ファイブの笑顔が見たい!
そう願いつつ続きに期待です。
・昭和から平成初期のドタバタコメディーリスペクト?
けいおんに続き見始めた、山田監督&吉田玲子作品。
ところがけいおんとはまた、雰囲気のちがった作品ですね。
なんとなく高橋留美子作品を思わせるような空気感というか、どこか懐かしさがあります。
・ウザいけど憎めないやつ、デラちゃん
デラちゃんのキャラがとてもいいですね。
普段はボケ倒してちょっぴりウザいけど、たまこのお母さんに関するエピソードでは空気を自分なりに読んでいるところを見せましたし、なかなか憎めないキャラです。
・一話目はキャラ紹介要素が多め。ストーリーは二話から期待か?
今回は商店街や学校のキャラ紹介がメインの回でしたね。
ストーリー要素が弱めだったので、次回以降に期待です。
・ヤヤの想い→『バンド解散』だけじゃないヤヤの悩み
てっきりバンド解散の悩みで一話描くのかと思いきや、ヤヤの悩みを別の角度から描いてきましたね。
自分達の居場所を切り開き輝いている、よさこい部のメンバーたち。
そんななる達がまぶしく見えるヤヤの想いが、とてもていねいに描かれていました。
・少しずつ心を開きつつある真智
今まであくまで生徒会長としてよさこい部に接してきた真智ですが、少しずつ心を開いてきましたね。
しかし物語はすでに半分を過ぎているわけですが、真智はいつよさこい部に入部するのでしょうか?
真智の活躍もしっかり描いてほしいところ。
・『失敗』に対し、言い訳しかできないこと→もっともまちがった失敗の仕方
ヤヤのバンドメンバーの子が、バンドの解散についていろいろ言い訳をしてましたね。
でもあれは『失敗』に対して一番悪い対応の仕方柄で『失敗』を認めた上でどこが悪かったか冷静に考えられないと、人は成長できないんですよね。
……というのはあくまで正論。
現実は失敗しても言い訳してしまう人がほとんど(もちろん自分自身もです)。
『失敗』ってとてもあつかいが難しいものですよね。
・戦場に征くもの、残されるもの
今回はイズルとアンナを軸に、戦場に征くものと、残されるものの苦悩が描かれていましたね。
仲間が戦場に行くのだから、自分もついていきたい――そんな同じ思いを持つイズルとアンナ。
戦場に残ることはできましたが、果たして二人に待っている結末はどのようなものなのか?
気になります。
・ケイのケーキにようやくツッコミが!
今まで「甘い!」「あまい!」と叫ばれてたものの、ツッコミの入らなかったケイの手作りケーキ。
それについにクルーからツッコミが入りましたね!
これはケイのケーキがおいしくなるフラグですが、果たしてイズルは食べることができるのか?
ストレスフリーなマジェスティックプリンスだからこそ、イズルには笑顔でケイのケーキを食べてもらいたいですね。
・シモン司令官の過去編が見たい!
とにかくその一言ですね。
シモン司令官とテオーリアの過去になにがあったのか?
もしかしたら別メディアで語られた番外編があるかもしれないので、そちらもチェックしなくては!
・冒頭から唯たちに『よくあるバンド物のストーリー』を演じさせる、スタッフ最大の皮肉
現在ネットでけいおんを調べると、当時は『けいおんは音楽性の違いによる争いなどが描かれず、物語として退屈だと批判された』といった文言を目にしました。
それに対するけいおんスタッフの答えがこれ。
唯たちにとって『音楽性の違いによって争うこと』なんてフィクションのよくあるシーンでしかない。
一度は演じてみたいと思いはするけど、それは唯たちにとっての『リアル』ではない。
……けいおんという作品の本質を描きながら、的外れな批評に対し痛烈な皮肉をお見舞いする。上記の批評に対し『それは違うだろう!』と思っていただけに、この皮肉には痛快さを感じました。
・唯が主人公に回帰、梓はヒロインに
一期では唯の成長を描き、二期では梓と先輩たちの別れの物語を描ききったけいおん。
では映画では何をするのかと思ったら、ここで唯を主役に回帰させ、梓をヒロインにした最終回の裏側を描くとは!
ある意味ダブル主人公とも言える構成で、梓のために何かをしたい唯と、唯のことが心配な梓の構図が、ギャグも含めて楽しくていねいに描かれていました。
・ロンドン編は取材の賜物、京都アニメーションの本気!
ロンドンのさまざまな場所が出てきたわけですが、これらをすべて自分たちの足で取材したんだろうなと思うと、スタッフの執念に拍手を贈りたくなります。
ロンドン編の面白さは、まさに京都アニメーションの本気だと感じました。
・終盤では唯の視点から最終回を再構成する形に
最終回であの曲を演奏するまで、唯たちに何があったのか?
それが描き直されたことで、唯たちの梓への想いが改めて伝わりました。
翼をくださいという一期第一話の要素を、まさかこのような伏線に使うとは!
どう考えても後付ですが、すばらしい伏線の拾い方だと思いました。
最初は『軽い音楽』程度に考え、テキトーにやっていた唯たち。
それが梓のために曲を作るまでに成長したのだと思うと、一期から通して見て本当によかったと思えました。
・エンディングではまさかのサプライズが!
黒い背景に文字が流れ出した時は『さすがに映画版のスタッフロールでは、けいおんおなじみのEDを使ったミュージックビデオはないか』と思ったら、まさかのサプライズが!
澪が現れた瞬間、思わず声をあげてしまいました。
今回もバッチリキマった内容で、カッコいいエンディングになっていました。
・けいおんという作品について
『物語がない』『萌えアニメ』『日常空気系』とけいおんを揶揄する感想はいくつか目にしましたが、自分の中でのけいおんという作品は、そのどれとも違います。
日常の中にもしっかり物語が存在することが、この作品のコンセプトです。
ただの萌えキャラではなく、リアルな少女たちを描いているところも魅力の一つでした。
そして各キャラはしっかり成長が描かれており、ただ日常だけが描かれているわけではない。
それらを含めた、けいおんという作品が持つ強いパワーに自分はすっかり惚れてしまいました。
しかし映画版で完全に完結した今、もう新規で動く唯たちの姿を見ることができないと思うと、切なくて仕方ありません。
唯たちが残してくれた、3クールに映画版まで加えたすばらしい想い出の数々。
それを胸に、これからもアニメ視聴を続けていこうと思います。
さぁ、次はたまこまーけっとだ!
・一期で唯の成長を描ききり、二期では?
一期最終話では、唯の大きな成長を描ききり、一つのストーリーを完結させました。
では二期はどうするのか? というとここで白羽の矢が立ったのは梓!
一期では終盤からの登場で出番が少なく、キャラクターとして描く余地のある梓を、事実上の主人公として二期は作られていました。
・活躍の少なかった紬や下級生組を中心としたエピソードの数々
さらに一期ではあまり描かれなかった紬や下級生組のエピソードか多く語られ、物語に奥行きを与えていました。
特に紬はメインキャラなのにいまいち活躍が少なかったので、二期で新たな一面を見せてくれたことが、とても嬉しかったです。
一期に残された課題、それを二期はちゃんと解決していました。
・学園祭では涙した唯たち。しかし卒業式では?
ここもまたキャラクターの成長を描いた部分ですね。
そう、卒業式のエピソードで唯たちは一切泣いていないのです。
メインキャラで泣いたのは、残される側である梓だけ。
卒業式で泣かない=大人としての成長を感じさせる展開でした。
・けいおんは『日常の物語』を描ききった作品
みんなが何気なく生きている日常。
でもそんな日常には、実は楽しい物語が隠れている。
それをアニメーションとして描ききったのが、けいおんという作品でした。
ちゃんと見ると、どのエピソードにも物語があり、キャラの成長がしっかり描かれています。
ありふれているようで、貴重な作品。
ただの萌アニメとしてだけじゃなく、この作品をより多くの人に楽しんでもらいたいですね。
けいおん、すばらしい作品でした。
映画版にも期待!
・海外旅行前のあるある
必要書類を忘れたり、写真にミスがあったりと、あるあるな話を元にしたエピソードが描かれていましたね。
旅行を計画する楽しさが伝わる回でした。
・私達はどこへでも行けるよ!
これ、すごく胸に響く言葉でした。
青春全開で無敵感のある高校生だからこそ、まっすぐ言える熱い言葉。
さらに……。
・私達はどこでも放課後ティータイムだよ!
この言葉でもって、テレビシリーズけいおんは幕を閉じます。
この言葉には『テレビシリーズを離れた映画版でも、最高のクオリティーで唯たちを描きます!』という制作側のメッセージも含まれているのかもと思いました。
・なるのお父さん、大いに悩む
娘の変化を敏感に感じ取り、悩むなるのお父さん。
お母さんが初登場しましたが、顔は敢えて隠されていましたね。
必要な家族キャラ以外は明確に描かないのが、最近のアニメの流れなのかも。
・サリーちゃん先生の変化、なるの主人公らしさ
やる気のない教師であったサリーちゃん先生。
しかしなる達の本気を見て、心が大きく動いたようでしたね。
なるもまた主人公らしく成長し、物語の折返しである6話目にして、ついによさこいの踊りを本格的に見せてくれました。
ちょっぴり『よさこいのシーンはいつ来るんだろう』と不満に思っていたので、この展開には大満足です。
・『不合格』って心がツライ!
ヤヤのバンドがオーディションで不合格をも、ったわけですが、こういう選考で失敗すると挫折しがちですよね。
慣れないと『不合格』や『落選』って本当に心が病みそうになります。
でも『合格』や『受賞』なんてそれこそ何十回に一度あればいい方なので、ヤヤちゃんには不合格に慣れて強い心を持って欲しいところ。
……でもこの流れだと、バンドは解散するんだろうなぁ。
・冒頭から棺桶→チームドーベルマンの死を突きつけられることに
これで完全に生還ルートは否定され、改めて二人の死が突きつけられる形になりましたね。
冒頭から強烈に重い展開で、物語が終盤であることがわかります。
・今までアニメを見てきた中で、一番悲しい食事シーン
パトリックが遺した塩辛を食べるタマキのシーン。
こんな悲しい食事シーンは、他に見たことありません。
タマキがおいしそうにご飯を食べれば食べるほど、悲しい。
タマキの想いを想像すると、胸が苦しくなります。
・片想い地獄、ある意味決着……?
チームラビッツが全員遺伝子的に兄弟と言える存在であり、さらに母親側の遺伝子はテオーリアのものだった。
今まで続いた片想い地獄に、ある意味終止符が打たれましたね。
果たしてイズルやケイは恋を諦めるのか、それとも遺伝子の禁忌を乗り越え結ばれるのか。
先の展開に期待です。
・思い出の写真がテーマの回
梓の入部記念に撮った写真から始まり、さまざまな写真のエピソードが描かれていました。
唯の心霊写真のシーンではお腹を抱えて笑いました。
・さわちゃんにとってのけいおん部=かわいい娘たち
唯たちが家事をする中、写真に写ったけいおん部メンバーをなでるさわちゃんの表情が印象的でしたね。
まさに『愛しの娘たち』の成長を見守る母親といった顔で、さわちゃんの大人としての面を再確認するいいシーンでした。
・唯が全力疾走するシーンの気持ちよさ!
3DCGを活かした校内での全力疾走シーンは、気持ちいいの一言でしたね!
作画のことはくわしくありませんが、この3DCGは今まで背景として使用してたのでしょうか?
こういうCGの使い方、とても好きですね。
・よさこい部発足!
まだまだメンバーはギクシャクしたところもありますが、タイトルどおり大きな一歩でしたね。
ここからオープニングの五人が集まる展開に期待です。
・勝アニキとサリー先生にフラグ?
勝アニキファンとしては注目したいところですね。
第一印象は海坊主→ほぼ最低だからこれ以上下がらない→好感度が上がるだけ!
というむりやりな理論で、二人の進展を期待しております。
・なるの決意、それぞれのメンバーの想い
物語の最後ではついになるが決意を語りましたね。
普段とは違う顔を見せるハナや、少しずつ心の距離が近づいていくヤヤと多美お姉ちゃんなど、見どころの多い回でした。
・死亡フラグばかりのギャグ回……と思いきや
「戦争が終わったら結婚するんだ」とか「この任務が終わったら告白する」など、死亡フラグばかり出てきて、逆にこれはギャグ回で全員生還するんだと思っていました。
ところが……。
・タマキちゃん!→からの爆死という無情すぎる展開
まさかの惨すぎる展開に唖然。
今まで味方側の名ありキャラを一人も殺さなかったマジェスティックプリンスが、『ここから先は本物の戦場だぞ』と宣戦布告してきました。
それにしたってこの死に方はひどい……。
チームドーベルマンのキャラをしっかり立てていたからこその、衝撃回でした。
・エンディングでは三つある光の二つが……
これってどう見てもチームドーベルマンのことですよね。
三つある光が二つ消えた=二人は完全に死亡が確定ということでしょう。
専用エンディングテーマまで用意され、見せ場では本編初のオープニングテーマをバックに死に様を見せたチームドーベルマン。
本当に愛すべきキャラたちでした。
・今までのキャラクターが総登場のオマケエピソード
部員勧誘の動画という体で、過去の脇キャラを総登場させたのがよかったですね。
動画自体もしっかりそれっぽくできていましたを
・天丼ギャグ=作画節約のいい意味で力が抜けたシナリオ
何度もくり返させる会議のシーンには笑いました。
オマケエピソードなため作画をいろいろ節約してましたが、それを逆手に取った天丼ギャグをするなど、シナリオがよくできていました。
・オマケでも二期は梓が主役
今回のエピソードでも梓がしっかり主役でしたね。
おかげでオチまで担当させられたわけですが、あれはあれで可愛かったです。
今回はオマケだけあり、軽い気持ちで見られる回に仕上がってました。
・お姉ちゃんとしての多美、ファザコンな女の子としての多美
なるの前ではお姉さんな多美ですが、真智の前でだけは年相応な女の子で、しかもリアクションがなるそっくりなんですよね。
なると共通の存在=今後超えていく存在となるのか?
物語作りに期待です。
・空気が読める女、ハナ
作中では空気が読めないやつあつかいされているハナですが、実際はその逆なんですよね。
多美の心の変化を『空気を読んで』察知し、作戦を変えるハナ。
この野生の勘とも言える空気を読める能力が、人の頑なな心を開いていく。
ハナ……実にいいキャラです。
・最高のタイミングで流れるエンディングテーマ
毎回最高にいいタイミングでエンディングテーマが流れるんですよね。
今回も物語がクライマックスを迎え、なるが『告白』をしたのと同時に曲が流れてきた時は、涙腺が崩壊しました。
このあたり、しっかり計算したうえでシナリオの流れが練られていることがわかります。
さすがは吉田玲子脚本。
・ストレスフリーで予想を超えていくストーリー!
前回最悪の事態を想定して物語を予想したわけですが、その真逆を行きましたね。
主人公たちが勝ち続けることで一切ストレスがなく、それでいて予想を超えてくる絶妙なストーリー。
現代的で実によくできたシナリオですね。
・『完璧な個』の敵と『補い合う群』の地球側
このあたりの対比がおもしろかったですね。
完璧ゆえに利害関係以外では仲間がおらず、秘密を知られたら容赦なく同朋を殺す。
敵の残酷さがわかるいい展開でした。
・裏切り展開か……と思わせてからのあっけない爆散
……が殺された敵側の人、かわいそうにも程がありますよね。
敵の残酷さがわかる演出に使われ、相手と交渉したり逃げ延びたりすることもなく、爆死。
活躍がここまで描かれない敵というのも珍しいですね。
・さわちゃんの大人だからこその対応→涙を見せるのは……
最後までいいキャラを貫き通したさわちゃん。
生徒たちの前では一切、涙を見せませんでした。
しかし一人になると、ついに耐えきれず涙が。
このあたりで大人としてのさわちゃんが、上手く描かれていましたね。
泣いたあとの赤い顔を、和やけいおん部=卒業していった大人たちだけに見せるのも、いろいろ考えさせられます。
・梓の涙と成長→二期はやはり梓が主役の物語だった
今回見ていて、けいおん二期はやはり梓が主役だったと再確認しました。
けいおん一期では二期が想定されていなかったため、最終回では唯の成長が完全に描かれてしまいました。
もう主人公として成長する要素の少ない唯ではなく、まだ出番の少ない梓の成長をメインにしたのは、実にいいアイデアでしたね。
・『やっぱり上手くない、でももっと聞いていたい』という放課後ティータイムだからこその言葉
放課後ティータイムって決して技術力のあるバンドじゃないんですよね。
やっぱり素人だからいろいろ粗がある。
でもそんな放課後ティータイムのライブをもっと聞いていたい=唯たちのゆるい活躍をもっと見ていたいという視聴者の気持ちがリンクして、見事な締め方でした。
(オマケ)最終回を迎えるまでの憂鬱
このけいおんという作品が本当に好きになったので、最終回を見るのが憂鬱て仕方ありませんでした。
でも物語が出してくれた結論を見て、憂鬱さが吹き飛びました。
これからも唯たちの活躍した思い出は残り続ける……本当にすばらしい作品でした。
オマケ回と映画にも期待!
・頼れる男、勝アニキの魅力
よさこいショップの店長である勝アニキ……魅力的ですよね!
コワモテなのに親切で、よさこい好きのために全力の応援をしてくれる。
さらによさこい経験者なので、頼れるアニキとも言えます。
それで独身という設定……ぜひ作中で嫁をみつけてほしいです。
・時間を忘れるほど楽しんだハナとヤヤのデート
今回ハナが男の子の服を着ることで、よりこれが『デート』であることが強調されていましたね。
ハナとデートすることで、心を開くようになったヤヤ。
なるとの待ち合わせを忘れたのは、それほどハナとの初めての交流が楽しかったということでしょう。
・生徒会との衝突→次回以降の展開は?
ここで生徒会が出てきたわけですが、OPやEDを見ると彼女たちがよさこい部のメンバーになるようですね。
生徒会が口を挟む展開を見ると、比較的似たジャンルのラブライブ一期を思い出します。
果たしてこちらの生徒会は何話で折れるのか……期待です。
・敵側の目的と今後の予想
今回の戦いでは敵側について『DNAの奪取』が表向きの、『チームラビッツとの勝負』『テオーリアの真意を確かめること』が裏の目的であるがわかりました。
物語を盛り上げるなら『DNAが奪われる』『チームラビッツの実質的敗北』『テオーリアがさらわれる』などの展開が予想されますが、マジェスティックプリンスのスタッフはどうそれを裏切っていくのから
吉田玲子の脚本に期待です。
・アサギが自身の敗北を認める=だからこそのハーモニクスレベルの上昇
このあたりがおもしろい描写でしたね。
基本的にハーモニクスレベルが上昇する=キャラクターが成長したことの数値化なので、アサギは今までで一番成長したことになります。
敗北を認めたことで、等身大の自分を受け入れられたということでしょう。
・次回、光学兵器はリベンジなるか?
光学兵器というより、スルガのリベンジといった感じですが。
せっかくあれだけ目立った光学兵器なので、なにかしらのリベンジをしてほしいところですね。
・唯たちのけいおん部→けいおん部すごろくに『ゴール』はない
このあたりの描き方が神がかってましたね。
単なるすごろくにこんなメッセージを仕込むのですから、けいおんは侮れません。
・しかし卒業式(最終回)はやってくる
こちらはメタ的な事情。
最終回が来る以上、必ず物語は終わるわけです。
では物語が完結したら、すべて終わりなのかというと……。
・放課後ティータイムのアルバムカセット→思い出は残り続ける
はい、上記の問いに対して、百点満点の解答だと思いました。
作品は終わっても、思い出は残り続ける。
『だから大丈夫だよ』という唯たちの声が聞こえてきそうです。
(おまけ)「放課後は『人生の無駄遣い』」→しかし唯たちにとっては……
律は無駄遣いだと評しましたが、この放課後は『意味のある無駄遣い』だったと思います。
無駄に使われていく日々、でも無駄だからこそそこに意味がある。
何気なく出てきた一言ですが、よくよく考えるとなかなか深いですよね。
次回、最終回。
どのように物語をまとめるか、期待です。
・なるの成長→よさこい初舞台
ヤヤとのケンカがキッカケとは言え、なるが自分からよさこいを始めたのには成長を感じましたね。
何度も失敗しながら踊るなるの姿に涙。
・ヤヤの想いが爆発!
少女の心模様の描き方が上手いのは、さすが吉田玲子脚本なだけありますね。
一言で言えばたしかに『ツンデレ』なのですが、意外と複雑なヤヤの想い。
ここからどう雪解けするのか期待です。
・孤独を知る少女たち
2話目で描かれたハナの中にある孤独。
どんなキャラにも孤独があることを描きながら、それから抜け出し仲間とがんばろうとする少女たちの姿も語られるので、応援したくなる作品ですね。
・『交渉』をキーワードに並行して交わされる会話という、テクニカルな脚本
片方は兵器に関する会議、もう片方は恋愛に関する話題と、正反対な会話を共通のキーワードで並行して進めるのがすごいですね。
脚本を誰が担当したのか確認すると、安心安定の吉田玲子作。
このクオリティに納得です。
・アサギの悩みとシモンの問いの理由
劣等感から悩むアサギですが、意外と未来は明るそう。
シモンがわざわざ呼び出して質問したのにはポジティブな理由があると思うので、アサギには胃痛で苦しみながらも、なんとか幸せになって欲しいところ。
・会食? 高級レストランか?→お好み焼き屋という上手いはずし方
ここも脚本の上手さが現れていましたね。
マジェスティックプリンスはメインキャラが死なず、人間同士の衝突が少ないので、安心して見られますね。
と思いきやこういう視聴者の予想を外す展開も入れてくるので、侮れないです。
・受験!なのに先輩組ではなく梓を主役にする大胆さ
受験とバレンタインを並行して描くことで、一つの物語としてまとめあげている手腕がさすが。
ここで梓を主役にするあたり、けいおん二期は梓の成長物語なのかもしれませんね。
(一期では唯の成長物語を描ききっていたので、スタッフもそのあたりを意識しているのかも)
・さわちゃんという絶妙なさじ加減の大人キャラ
バカみたいなこともできて、生徒のためなら徹夜してでもがんばれて、時に厳しく生徒をしかり、またある時は大人として子どもたちを見守る。
さわちゃんって本当に懐の広いキャラですよね。
脚本家が複数いるためキャラがブレているだけの可能性もありますが、それも含めて自分はさわちゃんが好きですね。
・チョコを渡す→からの賽銭箱に千円=梓の決意
このあたりの流れに、梓の成長が見られましたね。
最初は先輩たちの卒業を嫌がっていたのに、合格祈願をするようになり、最後は唯たちの合格を知り心から喜ぶ。
けいおんは『空気系』だの『中身がない』といった意見もありますが、これだけ濃厚な物語が描かれているのに、なぜそうバカにされるのか理解に苦しみます。
確かに描かれているのは日常のワンシーンですが、その中にだってこれだけ『等身大の物語』があるんですけどねぇ。
・冒頭から目が潤み、Aパートで落涙→エンディング間際で号泣
このとおり、一話目なのにボロボロに泣かされました。
くすぶっている人間が夢を見つけ歩き出す話が大好きなので、どストライクでした。
オープニング、エンディングともに曲と映像が最高です!
・超めんどくさい主人公なる
主人公であるなるは賛否が分かれそうなキャラでしたね。
自分だって輝きたい、でも怖い、でもやっぱり……!
と今のところどっちつかずでめんどうな子という印象。
それだけに人間として成長したら、涙腺ブレイカーになりそうな予感が漂っています。
・いろいろ語りたくなるヒロイン・ハナ
声がプリパラののんちゃんだったり、ハナとしてのキャラクターもしっかりキュートだったりと、いろいろ気になるヒロインですね。
前向きで諦めない姿勢が大好きなので、応援したいキャラです。
この子が曇る姿はあまり見たくないなぁ……。