サービス開始日: 2023-07-02 (665日目)
「ドラゴンボールを探して色々な場所を旅する」という原点回帰とも言えるストーリー展開と、ドラゴンボールらしい凄まじい大迫力の戦闘シーンが見応え抜群の面白いシリーズだった。
時系列上は魔人ブウ撃破後だけど、ボール探しの冒険という意味では原作初期やGTの前半、子どもの姿になって戦うという意味ではGTに類似した要素を含んでいて、これまでのシリーズの特徴を包括したシリーズだったと思うけど、全体の雰囲気としては原作初期に近かったように感じる。ギャグシーンが比較的多くて、敵キャラも冷酷非道や残虐というよりは、悪役ではあるけど根っからの悪人ではなくて、コミカルな部分もあって憎めないキャラが多かった。特に魔人クウは本当に良いキャラだった。今となってはドラゴンボールと言えば激しいバトルというイメージが大きいと思うし、敵キャラでも有名なのはフリーザやセル、魔人ブウなど、冷酷なキャラが多い。勿論、フリーザ達みたいな敵キャラには悪役としての魅力があるし、Z以降のバトル展開もすごく面白い。けど、そのイメージが浸透している中で、あえてDAIMAのような原作初期の戻ったストーリーを描いたことは、原点回帰としても、鳥山明先生が関わった最後の作品としても、大きな意味を持っていると思う。
原作初期に近い雰囲気ではあったけど、ドラゴンボールらしい激しい戦闘シーンは健在だし、神作画でスピード感のある戦闘シーンにはすごく興奮した。懐かしい要素もあったし、ビックリするようなサプライズも多かった。特に、ベジータ超サイヤ人3や悟空超サイヤ人4の登場は完全に想定外で驚かされた。
ここまでのシリーズを見てきた身としても、それぞれのシリーズの特徴や要素を拾ってくれた上で見応えある面白いストーリーに仕上がっていて大満足の作品だった。鳥山明先生が制作に関わった最後のドラゴンボールを見届けることができたことを幸せに思うし、ドラゴンボールという作品を生み出してくれたことに心から感謝したい。
最後数分の怒涛の展開と衝撃のラストが凄まじかった。怪我を負わされて捕縛までされたラストの清霞の表情と美世への「愛している」のセリフがとにかく切なくて、それを聞いた美世の表情と泣き叫ぶ声もすごく辛かった。上田麗奈さんの優れた泣きの演技がここでも発揮されていて、より一層胸が締め付けられた。
前半の美しさ探し対決、人の美しい所を沢山見つけて言っていくという、皆が幸せになるような素晴らしいゲームだった。美しさとそれ以外の分類が意外としっかりしてて判定厳しめなのも面白かった。後半はキス回、1期にもキス回はあったけどあの時から彼女の人数も増えてカオスぶりも増してさらに面白くなってた。花園親子も期待通りヤバかった。今回も腹痛くなるくらい笑えて面白かった。
今更だけどやーえー結構良いキャラだと思う。比嘉さんのてーるーへの気持ちに気づいて今回みたいにさりげなくサポートしたり、怖い話をして怖がる比嘉さん達を楽しんだり、メインキャラ3人にも負けない存在感。前半パーで目論見通りにいった時の「良いモン見れましたわ」は多くの視聴者の心の声を代弁するセリフだった。今回もてーるーはリアクションが面白くて、怖がりな一面を見せた喜屋武さんと比嘉さんが可愛かった。イリオモテヤマネコの解説パートに登場したデフォルメされた3人娘もすごく可愛かった。
婦人会パートの様子だったり美世と清霞が一緒に寝るための布団を用意したり、堯人様は高貴さと親しみやすさを併せ持つ素敵な人だと思った。美世とために婦人会を企画した葉月さんや百合江さん、遠隔で参加した薫子、清霞だけでなく美世の周りには良い人が沢山いて心強い。一緒の布団で寝てる時の美世と清霞のやり取りも尊かった。初々しい反応をする美世が可愛かったし、さらに深みにはまりたいと少しだけ欲を見せつつも優しい言葉をかける清霞もすごく良かった。
羽花ちゃんも芹奈も優しくて遠慮してしまったからこそ逆にお互いを縛ってしまってる部分があった。けど今回葛藤しながらも羽花ちゃんがちゃんと三浦くんが好きだってことを芹奈に伝えて、芹奈も遠慮するのを止めて、そういう意味では気持ちが楽になったんじゃないかと思う。これで本当にお互いが三浦くんを好きなライバルとして対等な場所に立てたわけだし、恋愛方面の展開がさらに面白くなると思う。
前半のカラオケパート、歌ってる静ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったしその可愛さにやられて次々吹き飛んでく恋太郎ファミリーの勢いがすごくて面白かった。特に最後の唐突なパズー登場は不意打ち過ぎて腹が痛くなるくらい笑った。後半で登場した美杉さんもやっぱりクセが強くて面白いキャラだった。今回はジブリ作品やハイジなど昔ながらの名作のパロディが多くて、しかもそれが全部不意打ちで来るからすごく面白かった。今回も制作陣の気合を感じた1話だった。
確かに沖縄の電車ってあんまり聞いたことないなって思ってたけど今回ちょうどそのへんが取り上げられて勉強になった。ここまでの回で沖縄memoという形で色々な沖縄の文化やあるあるが描かれたけど、想像以上に自分が住んでる地域と違いがあって毎回新鮮な驚きがあるし、そういう部分を分かりやすく描いてストーリーに落とし込んでくれてるから面白い。後半で再び描かれた喜屋武さんと比嘉さんの幼少期エピソードにも癒されたし、恋愛ドラマの影響で電車に乗りたくなったって言う比嘉さんが可愛かった。
千夏先輩と花恋さんの女子会パート、幼馴染兼親友の空気感がとても良かった。この回は、千夏先輩が初めて明確に大喜のことが「気になってる」ことを話したという意味でとても重要な回。千夏先輩なりに自分の気持ちに悩んでることが、演じてる上田麗奈さんの演技からもよく伝わった。恋愛面では先輩の花恋さんが発する一言一言にも重みがあった。千夏先輩は相手が花恋さんだからこそ恋愛の話が出来たんだろうし、この2人の親友の絆がよく分かる回だったと思う。恋愛面では慎重派の千夏先輩の一方で、かなり自由奔放に恋愛してる菖蒲も前回の顔見せを経て今回から本格登場。この1話の中でもその自由ぶりがよく表れてた。恋愛面ではかなり自由ではあるけど、この先で菖蒲の良さだったり、彼女自身が恋愛面で悩みに直面する様子だったりが描かれるからその時が楽しみ。