サービス開始日: 2021-03-01 (1797日目)
終わってみれば今期で一番好きになった作品だった
いくつも好きなところがあるけど、一つには絞れないのでいくつか列挙してみようと思う
まず、「学び」というものがこんなに壮大で面白いものなんだ、ということを改めて実感させてくれたのがすごく自分にとって好みだった
自分が中学生時代に受けた理科の地学分野の勉強だと、「岩石の中には堆積岩や火成岩といった種類があり〜、火成岩の中にも火山岩と深成岩という分類があり〜、とりあえず覚えてしまいましょう」みたいな感じだった
テストで点をとるためにとりあえず暗記しようと頑張ってはいたものの、同時に「岩石の分類なんて覚えてどうなるんだ…?」「マグマ由来の岩石と土砂や生物由来の岩石…でもそれを分類することにどういう意味があるんだろう?」という疑問も同時に持っていた
中学生時代の自分は結局最後までその疑問が解消されないまま卒業してしまったように思う
それが本作では、鉱石といった、身近でもありまた深遠でもある世界を題材に、物事の背景に一体どういう力学が働いているか、その結果としてどういう現象が起こるのか、そういった自然現象の背後にある理屈や理論を紐解いていくことで、当然のようにそこに存在しているもの(この作品でいえば石)も多大な歴史と現象の産物なのだ、ということを教えてくれた
知識というのはただ物事を覚えるだけというものではなく、そこに背景となる理論があることをしっかり把握すれば、点でしかなかった知識も線となり、有機的に結びついてどこまでも世界の深淵さを実感させてくれるということが改めて実感できた
また、一つ目に書いたこととも共通することではあるけど、なんと言ってもこの作品は「ロマン」を実感させてくれた
綺麗な鉱石というのはそれだけで魅力的だと思うけど、それだけでなく、その鉱石が現在の形状をしているのや産地が現在の位置にあるのは、悠久の時の中で奇跡的に生成された産物であり、地球の長い歴史と自然の神秘とが混ざりあってできたかけがえのないものだ、という壮大なスケールでの話が俺の心を打った
また、自然の神秘だけでなく、人工物からもその歴史を読み取り、人と人とが時空を超えて繋がることができるというのもまた大きなロマンだった
また、キャラクターも全員魅力的で、可愛くて表情がコロコロ変わる瑠璃ちゃんは見ていて飽きなかったし、何より凪-瑠璃、伊万里-硝子で信頼のパイプができていて、そこの関係性という観点でも個人的には魅力が大きかった
瑠璃ちゃんに若干舐められてた伊万里さんが、硝子ちゃんの登場で先達の役割を担うようになってからは、完全に主要キャラにそれぞれのスポットが当たるようになり、全員がキャラ立ちしていたように思う
作画や音楽に関しても非常に高品質で、ただ本作のキャラデザは女性キャラがちょっと性的に強調されすぎてるきらいがあるけど…笑、そこに目を瞑れば万人に薦めたいレベルの名作だと思った
鬼滅の刃の無限城編という、事実上の最終決戦になるシリーズ3部作の1作目
自分は原作読んでいたとき上弦1〜3戦が一番好きだったので、ufotable制作の圧巻ともいえる映像美と戦闘描写を観れたことはとても貴重な視聴体験だったかな
3時間という長丁場の中でもストーリー的に大きな見せ場は何個かあって、特に胡蝶さんvs童磨→善逸vs獪岳→炭治郎・冨岡さんvs猗窩座というのが大きなタームだったかな
初手から童磨戦で驚いたけど、童磨というキャラはナチュラルサイコパスみたいな人格でやってることもえげつないし、全く褒められるところは無いのに、漂う強キャラ感と宮野真守ボイスで不思議と画面に惹きつけられてしまう奇妙な感覚があった…笑
とりわけ胡蝶さんが姉の仇をとるためにどれだけの苦労をしてきたのか分かるエピソードはよかったね
また上弦上位の鬼の強さというのも(無限列車で既にわかっていたとはいえ)実感できて、そこもバトルものとしてはアツかったと思う(ホント童磨の血鬼術強すぎるんだよ…)
善逸と獪岳の話もよかった
獪岳はどんなことでも利用する外道のように見える(し、それは間違いでは無い)ものの、あの生育環境と状況を考えると生き残るために最善を尽くすとああいう悲劇も起こってしまうのかな、という例に思えた
善逸はヘタレキャラ的に描かれているけど、毎回肝心な時には全力を尽くす人間だし、じいちゃんへの思いの強さと兄弟子である獪岳への思いも感じ取れた良いエピソードだった
善逸と獪岳のボタンの掛け違えは切ないけど、それでもどういう行動が自分にとって最善に繋がるのかということを考えさせてくれたね…
それで、やっぱりこの映画で一番好きだったのは猗窩座の過去エピソードだった
自分はこのエピソードで鬼滅の鬼のキャラの中だと猗窩座が一番好きになった
ずっと弱者を守るために戦っていたのに、記憶を奪われて鬼にされて…
守るべきものを何一つ守れなかったというのはそうかもしれないけど、それで終わらせてしまうのはあまりに悲しい半生だった…これも少し違えば猗窩座も鬼になんてなってなくて、幸せな生活を営めていたかもしれないと思うと救われてほしかったね…
それでも、炭治郎に最後感謝の念を見せることが出来たのは本人にとっても救いだったかもしれないと考えるのは傲慢なのかな…でもそういうところも含めてやっぱり猗窩座一番好きですね
鬼滅という作品自体は、5年前原作読んだときは何とも思わなかったけど、最近は分かりやすい勧善懲悪やコテコテの人間讃歌に乗れなくなってきてて、「少年漫画の価値観とも合わなくなってきたのかな」と思っていたけど、この映画を観て「やっぱり王道というものはいいな」とも実感させてくれたのでそういう意味でも感謝しています
原作既読
俺がこの作品の原作を読んだのは去年で、完結巻である『ディアフレンドの夢を見ない』の発売を記念してkindleで大規模セールをやってたので、全巻まとめ買いして読むことにした
元々アニメ1期と劇場版1作目『ゆめみる少女の夢を見ない』は観ていたので面白いことは知っていたんだけど、とりわけ原作を読んでからは間違いなく俺の人生史に残るレベルの作品になったように思う
本作は咲太君や麻衣さんが大学生になってからのエピソードを描く大学生編だったわけだけど、高校生時代のときからの変化で言えば咲太君も麻衣さんも他のメイン級のキャラも、大学生になって行動範囲が広がり視野も広くなり、例えば運転免許を取ろうとしたりとか、例えば塾講師のバイトを始めたりとか、高校生のときとはまた立場や視座が少しずつ変わって少しずつみんなが大人になっていく過程を見ているみたいで嬉しかったね
あれだけ外を怖がっていた花楓ちゃんが当たり前のようにバイトをこなしたりしているのも、国見が立派に消防士として働いているのも、どれを見ても「みんな頑張って生きているなあ」と肌感覚が伝わってきた
ストーリー的にはづっきーの話→赤城さんの話→姫路さんの話→サンタクロースの話と展開していったけど、とりわけ俺は赤城さんの話(『ナイチンゲール』)が好きだったかな
青ブタのエピソードはどれもしっかりしたテーマがあって、どれも現代社会と個人のアイデンティティに関わる問題を扱っているけれど、とりわけ大学生編はこれまでスポットがあまり当たらなかったキャラがメインだけどこの先の話として重要になってくるエピソードや、あるいは既出のキャラだけど中・高校生の時とは少し大人になってみて感じ方が変わるキャラがいたり、アプローチの仕方が大学生編ならではの形で面白かったね
完結編が劇場版として制作されるのは想定してたけど(というか原作の尺的にそれしかない)、無事最後まで追いかけて完結を見届けたいと思う
鳥白島でかつての夏休みを思い出すようなワクワクする日々を送る中で、ヒロイン達と少し不思議な出来事が起こり、それによって物語の根幹に引き込まれていく、そういった雰囲気が好きだった自分としては、序盤から中盤にかけての個別ルートをギチギチに詰めて1人4話ペースで進めていたのはかなり無理があったな〜というのが正直なところ
でもALKA・Pocketも含めて2クールで収めるという尺の都合も考えるとどうしてもそうならざるを得ないかな、という気もしている
のみきや良一や天善も、アニメだと便利な脇役的なポジションに見えてしまうけど、かなり重要な人物なんだけどな〜という気持ちもあった(のみきはRBで攻略対象ヒロインにもなっている)
逆にグランドルートであるALKAとPocketは、新OPのお披露目もあり、事前にうみちゃんの匂わせを色々入れてたことあり、予想はしていたけど相当高いクオリティで尺にも余裕を持たせて作られていてよかったね
作品中の主人公であり、プレイアブルキャラクターでもあるのはもちろん羽依里なんだけど、作品全体を見渡したときにうみちゃんのポジションって裏主人公と言っても差し支えがないレベルだと思うから、そこ力入れて作ってくれたのは嬉しかった
色々書いたけど、まず大好きなサマポケという作品をアニメで観れたという喜びがそもそもあり、それだけでなくこの半年の間サマポケのアニメと共に夏を過ごせたことは正真正銘楽しかったので、まずは何より感謝をしたいと思います…!
しろはとうみちゃんの別れ…非常に苦しいけど、しろはからしたらそれを否定したらこれまでのうみちゃんの頑張りを否定することになるから受け入れるしかないんだよな…つれえわ…
ポケットをふくらませて、See you againバージョンだ…歌詞の内容的に虹色の蝶の冒険のメタファーとして合ってるという判断だったのかな
そしてうみちゃんの頑張りによって、しろはが過去に戻る能力を失った初めての夏がやってくる…
しろはは能力を失ってるから、以前のように内向きなぼっちキャラではなく、蒼を初めとした島のみんなと既に交流がある描写になっているね
ここ原作やってたとき、羽依里としろは・蒼がすれ違うシーン、しろはと蒼が「島の少女A・島の少女B」って表記になってたのがとても切なかった
ああ、本当にすれ違うんだなって…
俺ももういい歳だけど、それでも少年時代の夏休みのときのように、宝物をポケットに入れて、それとともに生きていきたいね
いくつになっても、夏休みが楽しかったという思い出と共にポケットをふくらませて…
そしてラストシーンの羽依里としろはの改めての邂逅
いや本当に、ここまでチャーハンが大きな存在になるとはね
チャーハンという繋がりがあるだけで今後もまた接点が生まれるのかなって余白を持たせた終わり方もよかった…(泣)
ラスボスの与一の純粋悪っぷりは嫌いではないけど、同じノベルゲームで言えば『Fate』の言峰ぐらいの哲学が欲しかったよなあ
自分のやりたいようにやる、と言いながらなんだかんだイーリスに利用されてた印象しかなかった…
最後に翔が言ってた「相棒」というのは、このアニメの視聴者(=俺たち)ということでいいのかな?
だとしたら原作ではプレイヤーに語りかけていたのかな?
原作から大好きな作品のひっさびさの2期
正直作画の面は俺が今期観てた作品でも一番下のレベルだった…笑、けど、キャラクター魅力という点では栞ちゃんの登場や桜子の活躍の始まり、音矢くんや准教授といった個性豊かな面々が新たに出てきて、また1期に引き続き千紗や愛菜や耕平も含めてずっと魅力的(でいて個性豊か)な面々が画面を賑わせてくれていたように思った
内容の面で言えば、この作品はずっとバカな大学生がはしゃいでいると言ってしまえばそれだけの話ではあるんだけど笑、個人的にこの作品の魅力は、キャラ同士の面白い掛け合いとギャグ、あとラブコメ要素だと思っていて、そこに関しては速度感を落とさずずっと楽しめていたかなといった印象
シャルピー衝撃試験や女子大に潜入しようとする回とかは特にコメディ的に面白かったし、耕平が水樹カヤのライブに行こうとするときの「あいつはあれでいいんだよ」など、たまに良い話もあったりして、全体の印象としては色々と楽しめたな〜という1クールでした