急に機械が出てきて文明が新しくなったなと思ったら温故知新の「新」がここに当たって彫刻が「故」にあたるのかなと思ったり.
かぶら寿司ソーダがただのギャグじゃなくて,温故知新ではなくその対比としてただ新しいものと古いものをごっちゃ混ぜにしただけの象徴として表されてるのが面白いなと感じた.だからこそかぶら寿司ソーダを飲んでマズイと評されるシーンがあったのかなとか.
間野山彫刻の良さを問われたときに詰まってしまい,その結果別に広めてほしいわけではない(大意)と言われてしまったのは3話で町の魅力を探していたときに別に町を復興してほしいと思ってないと住人に言われてしまった構図と同じなのかなって.結局のところ深いところまで魅力を知らないから住民とギャップが生まれちゃって広められないというか.
同じミスを重ねた上で次のお話ではどう挽回するのかが楽しみ.
ずっとこのチュパカブラを引っ張るものだと思ってたからそれが3話でなくなるのでちょっと驚きました.やっぱアニメの3話って面白いんだなって.
2話最後でまんじゅうを食べることで間野山の魅力をちょっと知ることが出来たわけだけどやっぱりそれだけじゃ国王として足りないわけでインタビューで答えることが出来ずに.じゃあそこから町の魅力ってなんだろうって調べるんだけど「別に町の人が全員栄えてほしいわけじゃないし興味がない」わけで.(言われてみれば1話の国王即位にも身内っぽい人しかいなかったし)
カブラくんもチュパカブラもどっちも町おこしの象徴ではあるとは思うんだけど,そもそも町の人が町おこしに興味がない=どっちでもいい → なら国王として間野山の新しい魅力をこれから探していこうって流れはこれからやっと物語のスタートラインなんだなって気がしてとても面白かった.
昔の会長がワカモノ,バカモノだったからこそ「町おこし」というテーマは出てきたもののカブラくん,チュパカブラで見れるように失敗してるけど,そこにワカモノ,バカモノである由乃がヨソモノだからこそもっと他の魅力を探そうって考えに到れるのかなーとか思った.
あとは最後に5枚の花弁の桜が描かれたのが5人(=サクラ)でこれから町おこしをする(=クエスト)で"サクラクエスト"って感じがして結構すきなシーンです.(考え過ぎでタイトルは多分今後の物語でサクラを使うからってことなんだろうけど)
1話では抜かなかった聖剣を抜くことで国王であるということを受容したのかなという感じ.
何故東京に戻りたいのかについて明確に答えることが出来ず「色々可能性があって〜〜」と曖昧に答えることしかできず,東京に固執する理由があまりないことが浮き彫りになったようにも思える.そんな中で最後に食べた間野山の素材で出来た饅頭を食べて美味しいと思ったり,桜が満開になるまでは残ってもいいかなと発していたり徐々に間野山の魅力に気付いていく姿が描かれていて気になるところではある.
東京育ちの早苗さんが虫が苦手で間野山に育ったしおりが虫が平気なことが描かれてる中,田舎から上京していた由乃も虫が苦手なのがちょっと考えされられる.いくら昔田舎にいたとは言え東京に憧れがあったからかそういうところの感性は東京寄りなのかなと感じる.
新章に入ってのアイスタ.「アイドル海賊」って言葉が出たように「奪う」とかの負の印象を受けやすい言葉も登場して今までのアイカツ系統よりもちょっと雰囲気が違う感じがする.
ゆめちゃんの中ではトップアイドルと言えばひめ先輩でそれ以上の存在はなかったわけだけど,そのひめ先輩がトップと称したエルザと出会い新しい世界を知り今後どうなるのかなというところ.
あとは「ドレスを制したものがアイカツを制す」ってエルザが言っていたように,エルザのショーが終わったあと真っ先に褒められるのが「ドレス」だった点は細かいながらも面白い点だったかなと思う.(ドレスといえば無印を見てると翼があるのが普通だったからそこに驚く明確なセリフがあると価値観がリセットされてなるほどとなる)