ましろんの「自分の価値は自分で決める」は至言。
スキアヘッドは差し詰めブラック企業の毒上司、毒親でもある。バッタモンダーはその力による支配の論理に閉じ込められて自己に価値を見出せず苦しんでいた。
残念なことに、現実社会にはまだスキアヘッドやバッタモンダーのような精神のレイヤーを纏って生きている者が多く、それが様々な軋轢を生んでいる。
「自分の価値は自分で決める」は言わば個の尊厳であって、他者が不可侵な領域。社会には様々な他者評価軸が存在しているけども、それらは根本的な個の尊厳を侵すものであってはならないし、それらに自己の尊厳が毀損され、支配されていると捉えない方がよいとも思う。もし、そのような状況に物理的に置かれているならば、その環境から距離を置くべきかと。
他者からの評価とは別に、自分自身が思う自分の価値を自分の中心に据えていれば、何に努力や情熱を傾けるべきかが見えてくる。そして、他者の見下しによって実は自己の尊厳が微塵も損なわれないことも見えてくる。
力の支配の呪縛から解放された紋田の人生は始まったばかり。彼の旅路に幸あれかし。
本日の夜実況。41話から1話空けての後編。
ましろが最初に描いた落ち葉くんの物語は、バッタモンダーを救うことが出来なかった。バッタモンダーのような自信を失った者に響いてこその物語であり、絵を引き裂いた彼はある意味では最高のレビュアーだった。
多くの罪を犯したバッタモンダーの謝罪として、「ごめん」の一言が十分だったかはともかく。プリキュアの悪役の中には、言葉だけでなく態度まで含めても「きちんと謝らなかったのに何故か和解できた」者が意外と多くいる。その意味で、きちんと謝ったバッタモンダーには好感。
一方のスキアヘッドは、バッタモンダーからキュアプリズムのペンを奪い、部下の手柄を横取り。「このジャイアン…!」と思っていたら、バッタモンダーに奪い返されていてメシウマだった。
そもそもスキアヘッドの知性が本当に高ければ、一度手に入れたペンをキュアプリズムが居る場所までわざわざ持参したりしないはず。
ましろ、絵本の内容で考える。バッタモンダーに内容を...
正体がバレたバッタモンダー...ミラージュペンが盗られて...
スキアヘッドがバッタモンダーに...怯えるバッタモンダー。
バッタモンダー、まだ心の輝きが...!!
バッタモンダーに幸あれ
ボロ泣きしてしまった。
対話を諦めないこと。相手を許すということ。
プリキュアが愛と勇気の物語であることを改めて認識できる素晴らしい回だった。
放送連動ゲーム
1 キュアフローラ
2 キュアエース
3 プレゼント応募
紋田のことを思って描いた落ち葉の物語、どうしたら落ち葉を救済できるか悩んだましろ。
紋田に未完成の絵本を読んでもらうも、絵本をズタズタに…
バッタモンダーにミラージュペンを奪われ、貴方を救うという声も届かず、やってきたソラにすがり泣くましろがせつない…
何もできないと悩んでいた落ち葉は自分でもあったと気づいたましろ。自分は無価値ではない、ありのままの自分でいい。自分で気づかなかった自身の素敵なところはこれまでの4人の言葉から見出されていた。
スキアヘッドに半ば無理矢理アンダーグエナジーを取り込まされたけど、自我を失う寸前にスキアヘッドに一発かましてミラージュペンを返した!いいとこあんじゃん!
わずかに見えたバッタモンダーの心の輝きを、プリズムシャインが照らす。バッタくん澄み切った…
絵本破ったこと謝って立ち去るバッタモンダー。もうこれでスキアヘッドやカイゼリンに消されずに済むの…か?
次回予告!!あれはカイゼリンなのか?そしてエルさんのようでエルさんじゃなさそうな少女は一体??
ソラさんの心は海より深く空より広い
落ち葉に価値を見出す素敵なお話でした。ましろちゃんも無事大賞とれて、紋田くんも更生してめでたしめでたしね。
ミラージュペンは露出して持ってちゃダメだったのに
誰でも強くなれるアンダーグエナジー。ただし、自我は保証しない
新自由主義への苦言みたいな話