悪魔の心臓を持つ「チェンソーマン」となり、
公安対魔特異4課に所属するデビルハンターの少年・デンジ。
憧れのマキマとのデートで浮かれている中、
急な雨に見舞われ、雨宿りしていると偶然“レゼ”という少女と出会った。
近所のカフェで働いているという彼女はデンジに優しく微笑み、
二人は急速に親密に。この出会いを境に、デンジの日常は変わり始めていく……
アニメ化として100点の出来。
「劇場版 チェンソーマン レゼ篇」視聴終了
評価S(神作品)
とんでもない作品を見た。ここ数年で一番だったかな。見終わった後に放心状態になったのは、レヴュスタ以来かな。いやはやすごかった。
アニメーションの出来は、今まで見てきた作品の中で一番だったかな。単に派手なバトルや繊細な線、色彩とかではなく、静かなシーンを際立たせる演出、およびその緩急、これこそが演出の神髄。突如目の前に現れたレゼという少女の魅力をここまでもかってくらい惹きだしてくれていた。
前半でのマキマさんとの映画デートを描いて、マキマさんの魅力を再確認させてくれた後に、レゼの男を殺す距離感と、その奥から醸し出される色気。電話ボックスでの出会いから、カフェでの勉強シーン、そしてプールの飛び込みまで、レゼに魅了されていくデンジの描写が神がかっていた。その神がかった描写ができたのは間違いなく、音響、構図、場面作り、その他もろもろ演出のおかげ。夜の学校という特別な場所を、繊細な音や目を惹く色彩で際立たせてくれた。レゼが教室を後にするときの手の振り、蜘蛛の巣にとらわれた蝶、言葉にするのが野暮なくらい印象的な場面だらけで、これぞ演出力なのだと改めてこの身にたたきつけられた。
そしてその日常からの豹変。このシーンももう神が降臨していた。屋上での不穏から、花火大会のキスからの舌噛み、レゼの表情が一気に変わり、この魔性性を最大限高めてくれる。初めて登場するレゼという女性に、最初の40分?ぐらいでここまで魅了されるかと。キャラの魅力をこの短時間でここまで高めてくれるのは並大抵のことじゃないぞと。脚本力に最高の演出力が合わさったからこそ為せた技。
そしてここからは一転してハチャメチャなバトル。ここまで静かに描いてきたからこそ、この戦闘シーンが最大限に映えるんよな。作画というのはこの緩急が大事なんだと改めて感じたね。比べるのはダメかもだけど、鬼滅の刃のアニメーションが魅力的に感じないのは、この緩急が無いから。ずっとすごいんじゃなくて、温度差で魅せる。それが大事。ここからは回想シーンなど余分なものは無く、ひたすら画面が忙しい戦闘シーン、と思ったら、その中でも指パッチンで画面を止めて際立たせるなど、素晴らしいジェットコースターだった。これがちょっと長すぎたのはこの映画唯一の汚点だが、圧巻の出来と言わざるを得ないド迫力バトルでした。
そしてレゼの最期。なぜ最初に会ったときに殺さなかったのか。この余韻は間違いなく名作を見た後の余韻(正直最後のパワーでその余韻は壊されたけど、まあそこはご愛嬌)。これ以上好きになれるキャラが今後この作品で現れないだろうと思うくらい、レゼという少女の魅力を最大限以上に描いてくれた傑作でしたね。
「俺が知り合うおんながさあ!!全員オレん事殺そうとしてんだけど!!」といったセリフの良さや、印象に刻み込む場面演出など、もう挙げたらきりがないぐらい褒めるとこしかない。チェンソーマンの魅力を初めて知れたと言っていいぐらい、素晴らしい作品でした。これを映画で一気にやってくれたのは英断だね。最高の映画をありがとうございました。
俺も都会のネズミがいい
チェンソーマンで一番好きな話!
戦闘シーンの迫力は相変わらず凄い!
続きがいつになるか分からないけど期待してます!
デンジの恋愛映画から大迫力のバトルそして確定されていた未来。どうなるかわかっていてもずっと見てしまう映画でした。IMAXで見たけれど、バトルシーンは映画館ならではの迫力。レゼ(CV:上田麗奈)は蠱惑的な魅力を映像と声、両面で盛り上げていたと思います。デンジの周りは人生を破壊してくる女しかいないのが最高だな。マキマデートとんでもなかった…
チェンソーマン1部でも特に人気の高いエピソードであるレゼ篇の映画化、やはり圧巻だった
個人的にチェンソーマンという作品の大きな魅力の一つは自由奔放さ、雑な言い方をするとハチャメチャさだと思っているので、レゼの正体が明らかになってから台風の悪魔戦辺りの「やりたいこと全部やってやるぜ!」的なハチャメチャな戦闘作画は爽快だった
シンプルにめちゃめちゃバトルシーンの作画としても見応えがあったし、チェンソーマンらしさも出ていてとても良かったと思う
また、もう一つチェンソーマンの魅力を挙げると、一筋縄ではいかないのに魅力的に感じてしまう女性キャラというのが個人的にあって、レゼやマキマさんみたいな蠱惑的で魔性すら感じさせるミステリアスな女性に人生をめちゃくちゃにされるというのが藤本タツキの性癖なのかどうかは分からないけど…笑、俺自身そういうキャラ造形にどうしても魅力を感じてしまう人間なので最後の浜辺のシーンとかもとてもよく感じてしまった
感傷的でいて、同時にそれだけで終わらないレゼとデンジの関係性というのを一本の映画で描き切ったという意味でも十分完結した見応えのあるお話だったかな、と思います
ダメだと分かっていても、レぜみたいな女の子に引っかかってしまうのが男の性よなあ
音響が凄くて映画館で観た甲斐がある作品だった。
テンポがすごくいい
始まりと終わりの対応がいい
デンジとレゼ、アキと天使、マキマ
各自の話なのに繋がってる
正体ばれた後とにかくドバーン!💥
重い雰囲気になるときちょいギャグが入ってもいい
制作は素晴らしくて
エンディング曲まさか宇多田ヒカル?!
とにかく素敵な映画
レゼ,かわい美し怖くてとてもよかった!
チェンソーマンレゼ篇
2025/10/05@池袋HUMAXシネマ
見終えた後に存在しない何かを失った喪失感の様な寂寥感の様な、沈んだ、言いしれぬ余韻がまだ残っている。
まず一番最初に言いたいこととしては、レゼさん、好きです。(イキ告)
めちゃくちゃ美人で、その上めちゃくちゃ俺のことが好きで、しかもめちゃくちゃ強い女、好きに決まってんだろ……レゼ、好きだ……。
アニメは見てたんだけど漫画は未履修だった。なんか、漫画読むと、負けた気がして……。
(コレはただのド偏見)藤本タツキの作品は好きだけど、藤本タツキの作品が好きな人間は好きになれそうにないので、ガチファンにはならない程度にちゃんと履修していきたいな
けどタイムラインにレゼとかいう女のイラストが出てくるようになって(流石に存在は知っている)、どうも敵方らしいというのをイラストから察してしまい、下手なネタバレを食らう前に見ておかんとなと思って観に来たが正解だった。まさかこんなにガッツリ異形頭になってもなおカッコ良いと思える圧倒的な暴力性を宿した強さが見られるとは思ってなかった。
頭を自ら切り落として突っ込むとことか意味分からんすぎてサイコーだったもんな!指パッチンがいるのか?とか投げた物を爆発物に変えているのか?とか湿気ったらアウトなんか?とか細かい所気にし始めるとキリが無いけど(全体的にマスタング大佐対策か?)、そこを全て勢いと演出でぶっ倒している凄い作品だと改めて感じるわね。
無限の悪魔の時もどうすんねんと思いきやゴリ押しな解決だったしな……。
最後に希望を見せておいて、より強い黒幕の片鱗をチラ見せする、メリーバッドエンドに近い終わり方もゾクゾクしちゃったね…。
正確にはマキマさん的な立場から見たらめちゃくちゃ厄介な悪魔を倒したに過ぎないので何もオカシイ所はないのだけれど。
カフェ(明るい場所)を目指して走っている所にネズミの大群から現れるあの姿は恐怖と呼べるものだろう。
それよりもあんなに、街という街を破壊して大損害を与えた存在でさえも、変身する前にワンパンで追い込めば即殺出来るというのが。
呆気ないと見るべきなのか、マキマや天使との力の差と見るべきなのか。
プールのシーンの蜘蛛とか分かりやすいのもヒョエ〜となっちゃうね!漫画でもちゃんと描かれてるのかな
チェンソーという特性を活かそうぜ?みたいな話を出しておいて一旦「いやそれはちげーよ!w」という案を出して、それがボケかと思いきやそのまま進めて「マジでそのまま戦うのかよ!w」とやった後、ちゃんと敵を倒す所でチェンソーのチェーンという特性を活かして倒すの、話作りが上手ェ〜〜。
音楽が牛尾憲輔だったのも改めて気付いた。自分が明確に牛尾憲輔を認識したのが直近のきみの色だったからなのはある。
メインの曲をやってる米津玄師は本作で2曲も作ってたのか(片方は共作?)と驚いた。今作はアニメからまたガラッとテイストが変わっていて、OPのアイリスアウトはエレクトロスウィングぽく、EDはしっとり三拍子RB(か?)とホンマに作風の幅がバケモンや……。そしてどっちもタイトルがニヤニヤもので凄い。見えない所に解釈の補助線を見出すのが上手い人間、二次創作とかにもいるけどやっぱり知識量とか下調べの幅が凄いんだろうなと思う。着想のキッカケが知りたいね。
それはそうと、超順張り大ヒット作品の映画を、大流行してるタイミングで、池袋のメインストリートド真ん中にある映画館で観たんですけど。
周りの客がギャル系の女かカップルか全然オタクとかじゃなさそうな男二人組とかでしかも席もギッチリ満席で、普段見る変な映画と明らかに客層が違っていて完全に異文化だった……。
上映前も皆喋りまくりだし、上映開始してもOP途中で遅れて入ってくる人もチラホラいたし。
初めて映画を楽しめないかもと覚悟をしたけど、流石に上映開始して暫くしたら皆静かだったし、マナー悪いとかは無くて安心した。
いや、やっぱりレゼさん(CV上田麗奈さん)、好きだな………。人生破壊してくる女に人生破壊されたいよ。
ファムファタールとは違うねん、世界じゃなくていいから俺の人生を狂わせてくれって言ってンの‼️‼️
しっかりとサブカルチャー的な要素、そしてB級な要素が油っこく残っていて良かった。特にレゼとデンジ2人のシーン、バトルシーンの熱さ、上記2人以外のキャラクター(マキマ、ビーム、天使の悪魔、パワー、アキ、その他)も魅力的なキャラクターと再認識できた。レゼや天使の悪魔の雰囲気的に儚げなシーンも多く、それとデンジやビームのおちゃらけたシーンや可愛いシーンが対比していてとても良かった。
最後のレゼとデンジの会話、その後の顛末が特に印象に残り、その後にED主題歌が流れる雰囲気もとても良かった。余韻がすごい。
もちろん印象的なシーンが多かったが、原作を読んでいる時に忘れていたシーンも思い出しながら楽しめたと思う。