相手に変わらせようとするのは傲慢で、自分が変わろうとすること
互いにその身を打ち砕き、嵐の中に飛び込む勇気を持つこと
そうすることでスキを伝え、叶えられる、のかもしれない
集団心理の恐ろしさ。
透明な存在→ピングドラムのブロイラーを思い出す。
その中ではみ出た者は排除されうるが、はみ出たからこそ得られる物があるかも。
伝えたいことのうちどれだけを受け取れたかわからないが……。
☆☆☆☆(4)
最終回になってけっこうわかりやすい感じになったなーと思った。
相手に変化を求めるんじゃなくて、自分が変わることが大切なんだよなー。銀子に人間になってくれって願った紅羽はたしかに傲慢だ。そう考えると自分が人間になるって考えた銀子のほうがやはり精神的に成熟してたってことなのかな。でも排除する側(強者)と排除される側(弱者)ならそりゃあ前者であったほうがいいって前提があるよね。
最後にみるん王子も自分からキスすればよかったんだって言っていたしね。てかみるん王子本当にかわいいんで最終回に再登場してくれてありがとう。姉弟が再会したあの場所で待っていたのかな。
前回書き忘れたこと。お母さんの絵本を引き裂いたときは「絶対許さない」と思ったけど、るるが絵本を集めてきてくれて、しかもその後死んでしまってそれどころじゃなくなってしまった。結局絶対許せないと思っていたわけではなかったのだろう。
熊紅羽かわいかったな。
美しい物語だった
ウテナもピンドラも、そしてユリ熊嵐も、主人公は身を投げ出して世界を変えようとするんだけど、実際変わったのはほんの少しにすぎず、あまり変わらない世界が残される。それでもその変化に気づく人がわずかにいるから救いがある…そういう希望を残す終わり方でまとまる。このブレないテーマを1クールという短い中でよく描きぬいたなぁ。
クマリアの姿には驚きを感じたが、それまで充てていた絵本の声が純花だったのであまり違和感はなかった。あの姿は欲望の象徴が蜜子であるように、スキの象徴なのかも?
撃子とメカこのみのラストは全く予想できなかったが、ここからまたヒトとクマ(しかも機械)の物語が始まるのかな…という希望だと思う。まぁ銀子と紅羽より障壁高そうだがw まさか亜依撃子→LOVE BULLET?
(2015/4/1)
終わってみれば、happy end のいい話。
最後のところは「社会は変わらなくても人は変わる」と受け取った。
透明な嵐って最後どうなっちゃうんだよって思う。
悪を排除しても、また次の悪を探すって。
きりがない。
それとも在学期間中に生き延びられればいいのか。
そこから溢れた悪は、その後どうでもいいってこと?
ユリ熊ァァァァァァァ
スキが叶ってよかった。空気を読めない=悪 な透明の嵐に支配された世界なんかにいなくていい。
でも銀子が人間の女の子になるんじゃなくて紅葉がクマになるとは思わなかったし、クマリア様の正体も驚いた。
透明な集会を抜け出したツインテの子も、スキを見つけれて良かった。素敵だった。
ピンドラに比べると随分分かりやすくてスッキリとした最終回だった。
スキを諦めない紅羽と銀子が綺麗で感動的。
毎週1番続きを楽しみにしていたアニメでした、楽しい3ヶ月をありがとう。
最終回も紅羽さん可愛かったね。自らの罪に気づき、認め、そしてヒトである自分を砕き、クマになった。この過程、後半に思わず涙した。
クマリア様に驚いた。いやこれはスキの擬人化かもしれん。
他の生徒らが紅羽さんの変化を正直に気持ち悪がったり、ハイジョを行ったりするあたり相も変わらずわかりあえない世界観だなと。
その中でもスキを諦めなかった。紅羽さんと銀子の物語、まさに幸せな"人魚姫"の物語であった。
最初は苦痛だったけど、何とか完走出来た。興味のあるテーマではあったけど、イマイチ乗れなかった。
(追記)あ、そうそう、クマリア様がここなちゃんだったのがでっかい意外だったのだったw