幸せを追求した物語、忍野忍の核心に触れ物語は”終”に近づく。
前半の老倉育の話は過去一番の謎めいた雰囲気作りは凄かったのだけれど、結末が残念だった。羽川や扇が「考えられうる最悪の顛末」なんて言うものだから色々考えたけど、結局はTheシンプルで拍子抜けでつまらない。
後半の初代怪異殺しの話はしっかり面白かった。神原と忍の舌戦は最初は感情論マシマシで展開が危うかったけれど、途中から心中をズバッと言い当ててて、ここはよく出来てる と頷けた。最後の結末も、神社を写してたシーンで所々お札があったものだから伏線回収がよく出来てたし、今まで通り真正面から戦わない阿良々木らしいと思えた。
話が難しい
△普通
今回も面白かったです。忍野扇が大きく関わってきて、今までとは少し感じが変わってきてました。話も終わりに近づいてきてますね。次回も楽しみです。
物語シリーズ ファイナルシーズン
阿良々木暦 高校3年生 8〜10月
『おうぎフォーミュラ』
『そだちリドル』
『そだちロスト』
『しのぶメイル』
私はお前が嫌いだ。
私が嫌いなのは、幸せの理由を知らない奴。
自分がどうして幸せなのか、考えようともしない奴。
自力で沸騰したと思っている水が嫌い。
自然に巡ってくると思っている季節が嫌い。
自ら昇ってきたと思ってる太陽が嫌い。
人は誰かに助けてもらわなきゃ幸せになれない、そんなこともわからない馬鹿が、
嫌いで嫌いで死にそうだ。