目覚めると、そこは本のない異世界だった――
活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。
気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。
そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。
マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。
ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。
兵士の娘では、とても手が届かない。
どうしても本が読みたいマインは決意する。
「本がなければ作ればいい」
体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。
果たして、マインは本を作ることができるのか!?
マインの本を作る冒険が、いま始まる。
上っ面だけ見ると「異世界憑依バージョンのDr.STONE」といった感じだが、そこに「主人公の力では解決できない巨大な壁」が立ちはだかってそれを乗り越えていく構成になっているので全く別モノ。
結構ハラハラさせられる。
せっかく可愛いキャラとかっこいいキャラが多い作品なのに忍たま乱太郎くらいの低コスト作画なのが玉に瑕。
フリーダかわいい。
フェルディナンドとベンノさんはいいキャラしてる。
令和のハウス世界名作劇場。
異世界転生モノではおそらく最も誠実で真面目で勉強になって、それでいてしっかり面白いアニメ。NHKでやっていいレベル。(NHKは一応褒め言葉)
本が好きだからって紙から作る発想になる主人公の行動力と情熱はなかなかの狂人っぷりで好感が持てる。文明レベルが未熟な世界で現代知識をフル活用する展開は珍しくないけど、付け焼き刃でなく割とちゃんとしてて、実用的なものが多い。
異世界転生モノでお約束のチート能力はあるものの、役に立つどころか逆に苦しめられる展開は意外に盲点(少なくとも当時は)で、「その手があったか!」と思った人も多そう。
自分の秘密を隠すどころか積極的にひけらかす迂闊さは見ているこっちが心配になるけど、周りの人たちに理解ある人が多くて全体的に優しい世界。だけど意地悪な悪人も適度に登場して、ハードな展開もそれなりにある点も名作劇場っぽくていい。でも派手さはないので、今どきのアニメファンには物足りなく感じる人は多そう。
作画は普通だけど、かえってそれがいい。内容が十分面白いのと、割とのんびりした日常系寄りの内容なので、綺麗にされすぎるとたぶんブレてしまうと思う。作画より別のところにリソースと予算を割くべきで、実際にそうしているクレバーな作品。
原作ファンとしてはマインの声がちょっとイメージと違ったけど、元が成人女性だということを考えると、幼さの中に大人っぽさがある井口裕香の起用は当たりかも。
客観的に見てもすごくいいアニメだと思うんだけど、教育テレビのアニメみたいで優等生すきるかもしれない。だからこそ見ていて心地よく、飽きがこない、永遠に見てられるタイプのアニメ。めちゃくちゃ好きです。
6話からいきなり面白くなるので6話まで見て……
思っていたよりも面白くてすぐ見終わってしまいました。
現代で死んでしまったウラノが異世界のマインの体に転生してウラノの好きな本を普及させるべく本づくりの基礎を固めつつマインの「身食い」への対処をしていく感じだった。
2期も継続して見ていきたい
異世界転生した先の本が広まってない世界で本を読むために奮闘する物語。
名前しか知らなかったのでこんな内容だったのか!という感じ。
ちょこちょこ挟まるデフォルメキャラでの状況説明や解説もよし。
あまり期待せずに見始めましたが、5話くらいで続きが気になり、Web原作を読むまでになりました。
小説はマインの思考言動を詳細に描いている為アニメでは省かれている事が多いです。
何章までアニメ化するかわかりませんが、最後になればなる程面白くなるので、迷っている方は是非見てみてください。
毎週続きが気になって今期一番放送を楽しみに待っていました!
二部があるとのことでとても嬉しいです。
毎回とても濃い内容で展開も早いが、それでいてとても分かりやすくて見やすい。
エロやグロもないので安心して姪っ子(小2)と一緒に観れる!
タイトルが合わないなーと思っていたけど、最終回近くなってようやく「下剋上」ぽい要素も出てきた。
原作既読の人によれば「まだまだ先は長い」らしいが、是非3期4期と続けていって欲しい。
これは「営業」とか「経営者」向けなお話なのですね、タイトルからは全く想像できず、けど面白かった。
それなりの年齢で転生してきただろうに、マインがいささか子供っぽい考えすぎる…けどそれでマインが年相応に見えることもある。
本人は体が弱くて周りの人たちに助けてもらいながら、異世界の知識で自分の好きなことのために突き進むっていうのは面白い。
分割2クールみたいなので次のクールも楽しみ。