……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった
<視聴日>
視聴2024.5.30
<評価:A+>
★★★★★★★★★★
rated on myani.li
例の事件後に上映されると聞いて原作小説を履修してから見に行った
小説の部分は前半。後半はオリジナルの展開になる。妹視点は面白いなぁって思った
妹として育てる事を選んだのはなにか目的がないとがんばれなくなってたのかもしれないなぁ……
生活環境としては名前を奪われてからの方が充実してるんだろうけどあれはたしかに牢獄だ……
生きるのと生かされているのは環境がどうかよりも大切な事なのかもしれない
妹からの手紙は本当に " 生きる意味をくれた希望 " だったのかもねー
TV シリーズ or 原作を読むとより楽しめるけど、単品でも楽しめるのでここから足を踏み入れるのも良いと思う
Netflix 独占なので、これを見たらそのまま TV シリーズと劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンも一気に履修しましょう
本編始まる前のロゴから泣いた映画は初めてですが、とにかく何度も観ました。空と海の青色がすごく印象に残っています。上質な百合だと誰かが言ってたけど、本当に触れちゃいけないくらい尊い関係だと。
【★★★★★】💿
ありがとう
・とある永遠の絆で結ばれた姉妹のお話→まさかの二部構成にビックリ!
前情報を調べずに観ていたので、イザベラの話が終盤を迎えた時には『残りの時間どうするの!?』と慌ててしまいました。
すると後半はテイラーのエピソードが始まり、嬉しいサプライズにホッとしました。
・イザベラの孤独→世界は厳しくもあり、やさしかった
テイラーと引き離され、無理やり政略結婚させられる運命にあるイザベラ。
しかしヴァイオレットという友人ができ、さらに学園の中にも気にかけてくれている同級生がいた。
何より大切な妹が今もイザベラのことを想ってくれているのですから、世界は厳しくありながらも、やはりやさしいですね。
・テイラーの無邪気さ→悠木碧女史の名演技に何度泣かされたことか
『ねぇねぇ』と泣き叫ぶシーンはあまりの悲痛さに胸が苦しくなりました。
悠木碧女史の演技がすばらしく、テイラーというキャラの魅力を何倍にも高めていたと思います。
観ていない方は是非お勧めです。
言葉は要らない。いい話だった。
僕ッ娘のエイミーはイザベラとして淑女へ、わんぱく娘のテイラーはそのままに分かれたままで成長してヴァイオレットの手紙を基に再び繋がる。泣く事は無かったが京アニ特有の映像美と素晴らしい音楽と、良く練られたストーリー及びキャラクターでやはり感動してしまった。
前後編構成の映画だった。
映像の美麗さはさることながら、引き離されてしまった姉妹を手紙が繋ぎ、いつか……と思わせるストーリーがとても綺麗で見入ってしまう。
柔らかで優しい世界。
ストーリー、表情、世界観、全てが細やかに描かれていて、じんと沁みる作品。