ID:INVADED イド:インヴェイデッド

いやー最高だった、うん、とても最高だった。1話で切らないでよかった！

＜評価：S+＞
視聴2023.3.23

何度も見返すほど気に入った作品。何もかもが好み。それ以外に語ることはない。

１話から引き込まれて、2話でさらに引き込まれて、毎週本当に楽しみに見た作品。イドという世界観の中で酒井戸というキャラクターの心情が凄く丁寧に書かれていて本当に良かった。久しぶりに泣いたアニメです。

一話冒頭から妙な世界観で始まってよくわからないままに引き込まれた。
意識の世界とかの設定が中二病っぽくもありSFっぽくもあり良かった。
あと、話の流れがまさに舞城王太郎という感じなのですけれどもこれも良かった。またアニメに関わってほしい。

名作映画や小説の要素を（恐らく意図的に）散りばめていて、その上とても綺麗にまとめ上げており、各話安定してテンポも良く素晴らしかったです。『海辺のカフカ』『マイノリティリポート』『パプリカ』『羊たちの沈黙』『秘密』あたりの作品が好きな人は好きだと思います。キャラクターの人数も多いけれど、くどくない程度にしっかりとキャラ付けがされていて、特に主演声優さんの演技に胸を打たれました。

設定/世界観が良く練られていて、次の展開が読めずにドキドキしながら、かつ展開に納得感のある内容でした。
人の殺意から深層心理に入り込み、その中で殺人者の真相を追いかけていく、どこかで見たことあるような設定ながらも、
なぜそんなことが出来るのか？の仕組みや、深層心理の世界観は独特でこの作品でしか味わえない面白さがありました。

一話から引き込まれました。途中現実なのかIDの中なのか頭の中でごちゃごちゃしちゃうところもありましたが面白かったです。続編を…カエルちゃんの結末あたりで、かなわないならばこのスタッフでのアニメを見たくなりました

ざっくりと「人の深層心理に入り込んで犯罪を捜査してるんだな」というのはなんとなく分かったが、本当に話が分かっているのかと問われると否と答えるしかない。登場人物たちが何をどうしようとしているのかほとんどの場面で理解出来なかった。説明もない。だが面白いのだ。説明はむしろいらない。
昔、心理学の本を少し読んだことがあるので、現実世界の事象が精神世界で形を変えて現れたり象徴や暗示を読み解いていく描写は面白く感じた。全話観終えた今、改めてもう一度観直したらストーリーももう少し理解できるのかもしれない。

とにかく「面白かった」のは確かだ。

摩訶不思議映像という感じ。「かえるちゃん」「名探偵だ」「サカイド、死亡!」「サカイド、排出!」が毎回淡々と繰り返されてジワジワ来ます。本堂街がちょっと意外でしたね。ストーリーは相当難解で理解しきれてない部分はあるが全体的な雰囲気がSF中二病ぽくていいです。自分が見ているのは夢か現か、9-11話あたりは切なかったっす

1話冒頭部分で「あ…これあわんのでは」って思ったけど、殺人者の話、頭を使う内容という自分が好きな系統だってのに気づいてからは面白かった。
つかみ部分で人を逃しちゃっているのかもしれないなぁ。
飛鳥井さんがもう少し救われてくれれば…。

OP曲は好きだったけど、あの声、歌い方でないとかっこよく聞こえささそうだ。
EDのMIYAVIはさすがというかね、かっこいい。