本日のエア番組実況。
過去の自分のレビューを振り返っても、その度に何かを書こうとしてまとまらず。繰り返し。
今回は観たという記録だけで勘弁してください。
TVerにて視聴。この回について、特にポップについて。何か書こうとしてもまとまらないですね。
それでも前回の視聴では、ポップがそれを選んだ動機について何かを書こうとしていた様だけど。
ダイの紋章が拳に移ったのは母ソアラの意志であるというが、真偽はわからない。仮にソアラの意志であったとして、親子3人で穏やかに暮らすことを誰よりも願っていたであろうソアラが、本当にこの場面を望んでいたのか?
ふたりの戦いは親子喧嘩などという生やさしいものではなく、次回以降、まごうことなき「殺し合い」にまで発展する。ソアラはそれを知った上で、人の道を踏み外したバランを止める為に息子に力を与えたというのか?
リアタイ視聴が出来ず、2日遅れの視聴。
ジャンプコミックス11〜12巻収録分。遂にこの回が来てしまった。悲しいまでに原作通りだった。
ポップが自分の生命を犠牲にしたバランへの攻撃は、勝算のない特攻だったのか?そんなことはない。メガンテは、竜闘気に対抗出来る唯一の手段だった。
生命を犠牲とした行動に冷静でいられる者などいないだろうし(いや、アバンは意外と冷静だったかも…)、どんな物にも生命とつり合う価値などあるはずもないが、竜闘気を貫くほどのエネルギーを生むことができる手札として、冷静な分析として選ばれた節がある。
可能な限り多くの手札をもち、戦況を俯瞰し、必要ならば躊躇わずに手札を切る心得は、マトリフ師匠の教えだったかも知れないと想像。
生命を捨ててまで、バランを止めなければいけなかった。ポップを突き動かした狂おしいほどの動機は、もちろん本人の口からも語られている。人の未来の為、勇者の為に死ぬことが「カッコイイ」とも言っていたが、もちろん本心ではなかろう。(こんな状況でも軽口を叩くポップ)
ダイの溢れんばかりの勇気が、「いつも逃げ回って、強えヤツにペコペコして」いた自分を変え、ダイほどではないにしても、勇気を振り絞ることができる様になった。ダイが自分を変えたことに、生命以上の価値があったと言っている。
決して感情によって選ばれた行動ではなく、竜魔人に効く攻撃だったことに加えて、動機の面でも本質的に論理的な選択だったことがわかる。言い換えれば、昂ぶっていようがいまいが、同じ状況ならば何度でも同じ行動を選んだであろうということ。
これらを支えていたのは、ご自身もダイ大のファンであったという豊永さんの熱演である。
放送前、ポップ役を任されて真っ先に想像した未来は、恐らくこのメガンテ回だったことだろうと察するがどうだろう。
この30話に起きた出来事は他にもたくさんあるが、それらは次回以降に触れることにする。何を書いても蛇足になりそう。
ポップ、マジ主人公である。
臆病で小狡いところのあったポップだけど、それも人間らしさなんだよなぁ。そして、究極の利他性を持つに至るところも。それが正しいかどうかは別にして、時としてそれが出来てしまう可能性があるのが。
ポップはダイのおかげで皆がここにいると言ったけど、クロコダインはポップのおかげであるべき武人の心に気づいてここにいる。
バランは人間をゴミ扱いしているけど、亡き人間の妻のことを心の中で整理しないままでいる。
記憶を取り戻したダイは覚醒モードに入り掛けてるようだけど、すんなり形勢逆転とは行かないようで。
バランとの戦いはいよいよクライマックスへ……ってところかな。
神回だった
うぁあ、良い。面白さに打ちのめされます。
本作の登場人物は、皆、自分の行動やその背景を説明し尽くしてくれるので分かりやすいですね。それが今という時代に合ってる気がします(原作はエンタメ業界のものさしで言うとほぼ古典ですが)。
ダイの記憶は戻ったが、間に合わなかった。ここまでやってもバランへのダメージは小さいのか…。
ポップの覚悟というサブタイに恥じない熱い回だった。ダイに想いが通じて記憶は戻ったが依然ピンチ....どうなるか。
展開としてはかなり盛り上がってきた。
ポップ…。しかし、こういう言い方が適切か分からないけど、ここでダイのために命を張るのはポップじゃなきゃダメな気がする。レオナでもクロコダインでもヒュンケルでもなく、旅の始まりから共に過ごし、共に成長し、勇者としてのダイの人生を見届けてきたポップでなければ。
あれ。ポップどうなっちゃうの、、、?