ようやく見終えました。
なんちゅう。なんちゅう作品を作ってくれたんだ! 最終回ほぼずっと泣いてたよ。 よく最後まで描ききってくれました。製作のみなさまにほんと感謝です。
エピローグ好きすぎる
最終回、泣けた
遂に100話か…ここまでくるとありがとうとしか言えないわ
令和のこの時代にこのクオリティで全100話駆け抜けてくれて本当にありがとう
最後まで希望に満ち溢れてたよね
願わくば…魔界編期待したいよ😃
どんでん返しに次ぐどんでん返し、何という最終回。
巨大化したラスボスと宇宙でラストバトルというのは、プリキュアシリーズでも幾つかあるけど、原作通りだとすればこっちの方が先だなと。その類型自体は永井豪あたりがやってそうな気もするけどよく知らない。
土壇場でポップの「閃光のように」がダイにも受け継がれて両親や仲間の思いを胸に最後の一撃を押し斬るシーンは泣けた。
さらに、キルバーンのギミックが最後に危機をもたらすのもそこまでやるかっていう展開の妙。冥竜王とダイの消息という謎を残しつつも、ダイが生きている証しがあることで、このまま物語が終わっても気持ちは晴れやかだ。
ダイ大にはドラクエのゲームとイメージが違うことであまり良くない先入観があって、これほどまでに熱く巧みなストーリーを持つ作品だとは思っていなかった。最後までこのアニメシリーズを観て本当によかった。アニメの制作陣も渾身の仕事だったのではと想像する。ありがとう。
ありがとうダイの大冒険。ありがとうアニメスタッフ…!
ジャンプコミックス37巻(最終巻)収録分。
遂にこの日がきてしまった。最終回である。
実は自分、大魔王との決着がついたあとの騒動を蛇足と感じている。この最終回は原作の忠実な再現であって、その意味ではアニメ版スタッフは最高の仕事をしているが、原作最終回がそもそも蛇足であった為に、残念ながら「とても良い」評価はできない回になっている。
自分の「ダイの大冒険」という作品自体への評価はストップ高であり、通常であれば最終回が伝えるであろう様なメッセージ性を作品自体が持っていることもあって、最終回の出来で評価が変わるほどヤワなものではない。…ないのだけど、繰り返しになるが、結末にはあまり満足していない。
この作品の円満終了に十分と思われる、物語を畳む為のスケジュールが編集部から提示されたはずが、実際にはそのスケジュールでも不足していた為か、図らずも「打ち切られた」様な結末になってしまったのが原作の最終回であったと自分は想像している。
実際、最終回に至っても回収されていない要素は少なからずある。ポップ×マァム、エイミ×ヒュンケル等のカップリングが、最後まではっきりと描かれなかったこと?…いやいや、それももちろん大事だけどw
ダイは大魔王に「おまえを倒してこの地上を去る」と言った。(86話)ダイは果たして、本当に地上を去る羽目になったのかどうか?
ピラァの爆発を防いだことにより「閃光のような」生き様を大魔王に知らしめた人間たちだが、それは確かに人間の素晴らしさの表現ではあるけれども、「人間ではないダイが迫害を受けるかどうか」への答えにまではなっていない。モンスターたちがデルムリン島で暮らした後日談もあり、「やはりダイは、デルムリン島で生きていくしかなかったのか?」とも感じてしまう。
ダイは「キルバーン人形の処理」という想定されていたのとは別の理由で地上を去ることになったが、差別や迫害というもっと大事な問題は保留されたままだ。
「おまえを倒してこの地上を去る」と関連して、太陽に関連する重要な台詞がいくつかある。
バラン「今こそおまえも太陽になるのだ!仲間たちを、地上を輝き照らす太陽に…!!」
ダイ「太陽になって、みんなを天空から照らすよ」
どちらも、「文字通りの意味で」太陽になることを連想させる生々しい台詞である。決着の後、石化した大魔王の背後に見えた巨大な球体は、太陽ではなかったのか?ダイが太陽になると言ったのは「比喩ではない」という自説を、自分は連載当時から主張し続けてきた。
クロコダインの「生きとし生けるものにはすべて太陽が必要なのだ」から始まり。ダイの母ソアラは太陽に喩えられ、また、大魔王が最終的な目的としていたのも太陽を手にすること。太陽は、物語の中での存在感を徐々に増していった、隠れたテーマであったと言っていい。
自分はたとえ悪役に対してであっても、「こいつは悪党だけれども、言ってることは一理あるな」という共感は持ちたいと常々思っている。
若返って本来の肉体を得てからの真大魔王バーンがいささか軽薄なキャラクターになってしまっていたのは、「太陽とは何だったのか」というテーマにはっきりとした結論が出されなかったという理由もあるかもしれない。太陽について多く語られなかった為に、それを欲する大魔王への共感の余地がなくなってしまったこともあるのかもしれない。
アニメがリブートされると聞いた時、一番最初に期待したことは「太陽」問題の決着だった。原作で語られることのなかったこの問題への加筆を期待していたが、高望みが過ぎただろうか。原作を良くする為の改変を、ここまでの回でも積極的に行ってきた経緯があるだけに残念だ。
最終回は、その様な高望みを別にすれば十分な良回。物語全体としての総括は後日行う予定。
良い作品だった。
2年間お疲れ様でした!
最終回一歩前で巨大化したバーンが巨大化しても強かった…。舞台は宇宙。最終回の決戦にふさわしいよね。
そこに、伏線もなしに真魔剛竜剣が飛んでくるのはちょっと…と思ったけど、すぐに折れでダイの父親もビックリさ。
ポップのことばを思い出して、ダイが閃光と化したところは、脳内BGMで「閃光のハサウェイ」の閃光が一瞬鳴ったよ。
そして、「ダイの剣」でアヴァンストラッシュっぽく勝利する。今回のバーンとの闘いは作画も神を超えてきており、最高にカッコよかった。
落ちていくダイを迎えに我先に飛んでいくポップ。涙したよ、ホント、よかった。
残っていたキルバーンの事後処理のために、ポップを蹴り落とすダイ。そうだな、勇者ってそういう感じだと思う。納得できた。
原作読破した人から、「最後にダイは死ぬんだよね」というネタバレめいたものを食らっていたが、あれはフェイクだったらしい。
少しだけ希望を残して物語は終わった。
これだけ面白くて長尺の話を高いクオリティで作り上げてくれたスタッフの皆さんに感謝いたします。
最高のアニメ化、最高のリメイクでした。