片思いした相手にバッサリ振られ、ヤケ酒をした帰り道、
26歳のサラリーマン・吉田は路上に座り込む女子高生・沙優と出会った。
べろべろに酔った吉田は、前後不覚のまま行き場のない沙優を一晩泊める。
…翌朝、ふわりと美味しそうな香りに目覚めると、食卓には味噌汁が。
「おはよう」
「なんだお前!!なんでJKが俺ん家に!」
「泊めてって言ったら泊めてくれたじゃん」
「…味噌汁」
「昨日“毎日味噌汁を作ってくれ~”って」
「ハァ!?絶対言わねェ!!」
家出をして行き場のない沙優を追い出すわけにもいかず、
吉田は家事を条件に彼女の同居を認めることに…。
こうして、家出女子高生とサラリーマンの微妙な距離がもどかしくもあたたかい、
不思議な同居生活が始まった―。
1年ぶりに通して視聴したけど、やっぱりめちゃくちゃ面白くて最高に感動する、恋愛作品の中でも傑作の部類に入る作品だと思う。家出女子高生の荻原沙優と、サラリーマンの吉田さんが出会う所から始まる物語だけど、まずはこの吉田さんがすごく良い人。吉田さん本人は優しいと思ってない、普通のことだと思ってるっぽいけど、沙優への気遣いは勿論、会社の後輩である三島に対する面倒見の良さとか、三島だけじゃなくて先輩の後藤さんにも惚れられてる所とか、間違いなく優しくて魅力ある人間だと思う。とにかく沙優を大事にして、沙優が過去と、そして母親と向き合えるように支えていた。12話で、自分が代わりに沙優を育ててやりたい、けど自分には責任も資格もないからそれができない、だから親であるあなたしか沙優を育てられる人間はいないと沙優の母親に言って土下座までしたシーンはめちゃくちゃカッコ良かったし、作中1番の感動シーンだった。けど一方で、優しさではあるんだけど自分の価値観だけで勝手に全てを決めてしまう部分があるキャラだった。それを本編で三島に指摘されて以降、少しずつ変化が見られたから沙優だけじゃなく吉田さんもまたこの作品の中で成長したキャラの1人なんだと思う。そして主人公の沙優。母親との確執、そして高校の唯一の友人の自殺をきっかけに家出をして、いろんな男の家を転々としながら吉田さんの所に来たわけだけど、それまで植え付けられていた歪んだ価値観を吉田さんと過ごす中で少しずつ改めていって、過去、そして母親と向き合おうとしていた。かなり辛い過去の持ち主だと思ったけど、吉田さんや友達になったあさみに支えられながら成長し、前に進もうとする姿には胸を打たれた。その友達のあさみは、家出先の沙優の唯一の友達で、吉田さんと同じように沙優のために本気で怒ったりできる人だった。吉田さんだけじゃなく、この作品上、そして何より沙優にとって、あさみもまたすごく大きな存在だったと思う。後藤さんや三島をはじめとした吉田さんの会社の同僚達も沙優をそして吉田さんを大事にしてて、沙優と吉田さんの支えになってた。登場するキャラクター達は魅力的な人たちが多くて、重い時もありつつ最後はめちゃくちゃ感動する、本当に素晴らしい作品だと思う。
タイトルから受ける印象とは違って重めなストーリー。
よい疑似家族ものでした。
タイトルはちょっとあれだけど話の内容は面白い
生生しいけと、個人的にはさゆちゃんの過去がボロボロとわかってくるシーンがすき
最初こそ炎上しそうなテーマだったけど、
親子関係の不仲や恋愛の危うさとか上手に
織り交ぜていて、最後は親子の関係以上の愛情を感じた!
個人的には、関係のこじれた話を
親子同士で話すときのピリピリ感とかすぐに
感情的になっちゃう経験があったからか
すごい感情移入できて、今まで見たアニメの中でも
5本の指に入るかなり印象の強いアニメになった✨
いい作品をありがとうございます💪
味噌汁を飲む。そして女子高生を拾う。キャラ可愛くてよかった。後藤さんの巨乳は最高だった。さゆの可愛さは最高峰。
吉田らの様な犯罪者が増えないことを祈っている。
母親との対決部分が、見応えがありました。
正直言うと北海道編は少し落ちた印象があったし、やっぱり「大人一歩手前の子どもの成長もの」なのかなと思ったけど(そういうのが嫌いなわけではいないけど)、全話見た後に振り返ってみると序盤がベースな「降って湧いてきた特別な日常とその別れ」だった印象がある
そういうのが好きで求めてたからそう感じるのかもしれないけれど 、ひげひろみたいな「降って湧いてきた特別な日常とその別れ」な作品がすごい好きですごい泣いてしまう
葛藤の中で軋む脆さとそれを包み込む優しさ
大人一歩手前の子どもだからの時として大胆で無鉄砲なところもある沙優と、そんな沙優を前にして本当のところはそんなにしっかりしてるわけじゃないのに大人らしく振舞おうとする吉田さんの優しさ温かさがとても魅力的で愛着のある物語でした
評価:A
訳アリ家出JKの救済物語。
家出、売春、イジメ、自殺、家庭内不和と現代日本の抱える諸問題を扱った社会派アニメ。
主人公も立派な犯罪者ではあるけど、色んな人に説教しまくります。
性的な関係になることなく終わったのは評価できる。
OPのおもいでしりとりはアニソン史に残る名曲。
思ったより作り込まれてて面白かった。
過去が重く、しんどいなぁとも思うけど
それがないとうすっぺらくなっちゃうかな
チャラい系かと思ったらマジメだった。ちゃんと終わって良かった。
さゆの過去が明らかに。親しい友人の自殺からの母との不仲、それはしんどいよな……。そんな中でお兄さんは結構味方というか、やさしいポジションをとってくれてる。話の流れ的にひとまずさゆが母親と会って話をつけないことには前に進むことはなさそうだけど、さゆと吉田さんはどういう選択肢を取るのか。徐々にエンディングに近づいていっている気がする。
吉田さんが髭剃るのに気付くシーンは一体どういう意味があるのか未だにわからない。おっさんからお兄さんに切り替わる前兆なんかな。