いよいよ秘密が明らかになってきた。
烏妃の成り立ちがそのようなものだったとは。
元は祭祀を司る冬の王。烏妃となってからも烏漣娘娘から選ばれて代替わりしてきたと。烏妃は冬の王なのだから、帝(夏の王)にへりくだらないのは当然ということか。
寿雪が高峻と出会うことで、再び冬の王と夏の王が並立する可能性があるのか、それとも別の変化があるのか。高峻は寿雪をこれまで哀れと思っていたのだろうけど、おそらくは恋着の端緒なのだろうと思う。寿雪も少なからず思っているかと。最初の烏妃の頃と同じく、想い合う歴史が再現され、脱構築されるのだろうと想像する。
烏妃の成り立ちどころか、国の成り立ちの話だったか。
寿雪の頼まれごとと並行して進む上、知らない単語ばかりで言葉だけでは理解しづらくなってきたな。
「哀れに思うから」かぁ…
どんな思いで烏妃が烏妃でいるかも知らずに
(「愛してるから」の方が物語的にも美しいのにそうはしなかったんだね )
そして人払いした相手 (衛青) にその後すぐ伝わる状況になってるという…
史書に書かれたことは
書き手に都合良く脚色や捏造されている可能性もあるから
無批判に受け入れる道理は無い。
高峻はよくできた帝だと思う。
寿雪はそういう経緯で烏妃になったのね。