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全体
良くない
映像
良くない
キャラクター
普通
ストーリー
良くない
音楽
普通

「1シーズンにひとつはある、凡庸な『戦闘美少女』モノ」の域を出るものではない、というのが正直な所。 少女たちが心の内に抱えた問題を、異世界との関わりを通じて解消していくプロットなのだが、優と明日架(シリ明日架・黄昏明日架)以外の掘り下げは浅く、二人以外の各ヒロインには約2話の時間しか与えられないので、いきなり「私は◎◎という問題を抱えていたけど、フラグメントでの出来事を経て変わった!」と言われても、説明があるので納得はできるのだがエモーショナルな揺さぶりは弱い。
スマホゲーで展開する予定で放置されたであろう伏線(キョウちゃんの失踪やフェードアウトしたエロ優など)もけっこうあり、見終えても不完全燃焼感が残るのもバッド。
ビジュアル面でも、桂正和デザインのキャラクターにはキャッチーさが足りない。良くも悪くも、ヒロインたちには(変身後含めて)ゼロ年代深夜アニメ的な垢抜けなさがあり、グッと引きつけるような、下品な言い方をすれば股間に響くような魅力がない。スマホゲー(のメディアミックス)としてこれは問題だと思う。 『艦これ』の島風や『アズレン』のイラストリアス、一航戦姉妹のような、思わず視線を外せなくなるインパクトのあるキャラの不在も早逝の一因だったのではないかと思ってしまう。
作画も質の高低が激しく、時々顔が溶けてたり、爬虫人類になっているようなシーンもあって、いまいち「萌え」という面でも弱い。つまらないと切って捨てるほどではないものの、昨今のスマホゲーを母艦とする人気メディアミックス作品と戦うにはあまりにも力不足と言わざるを得ない、そんな作品だった。





全体
良くない
映像
普通
キャラクター
良くない
ストーリー
良くない
音楽
普通

目を覆うような惨状も、熱狂を呼ぶような見どころもなく、ただただ「平凡」だけがそこにあった。
決してつまらなくはない。だが心には残らない。一ヶ月後には忘れているだろう。そんな作品だった。
「海外のニーズに合わせて登場人物の年齢を高めに設定した」というが、誠のキャラ性はラノベアニメのティーンエイジャー主人公そのもので、ガワが変わっただけで新鮮味はない。
「INGRESS」のアニメ化としても原作のゲーム性をアニメ的演出に昇華できたとは言い難く、せいぜい「バースタでポータルを奪ってジャックの力を封じた」程度だ。XMもフィクションあるあるスーパーパワーでしかないため、ブギーポップのような「能力者同士の駆け引き」という見せ場もない。最後の「レジスタンスとエンライテンドの力を合わせる」という展開も、今まで誠一行が敵対していたのは第3軍であるヒューロン(コラボレイターズ)という印象が強く、レジスタンスとエンライテンドの対立が作中で見られないためいまいちピンとこない。
今の今まで誠一行をフォーカスしたミクロな話を続けていたのに急にマクロな話を持ち出されてもついていけないし、誠たち以外のプレイヤーにとってレジスタンス・エンライテンドの区分けはゲームを面白くするフレーバーでしかなく、そんな彼らがゲームやってる様子をブラントに見せて「対立する人たちもわかりあえる!人類の魂を一つにする必要なんてない!」と言われても、心に響いてこない。
総じて評価は低いのだが、一個だけ好きなシーンがあって、リュウに追い詰められた誠がジャックに渡された拳銃から記憶を読み取り、ジャックの戦闘経験を得てリュウを倒す、というシーンだけはかっこよかった。あの演出だけは文句なくスマート。あと、京都編のリサは可愛かった。以上。





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