二人の勇者が自分の行動の行く末に配慮が至らなかったゆえに招いた結果を、後始末として痛感したことがきっかけなのか、ドラゴンの時の自分の暴走への後悔なのか、いずれにせよ、尚文は自分の決断や行動の結末をすごく考えるようになった気がする。
メルティが信用ならないと言ったのも、王族だから信用ならないからだろうけど、それでも過去にどんなことをされたかをフィーロに言わなかったあたり、フィーロの中のメルティへの感情を大事に残したんだろうなぁ、尚文は。
もし、自分がいなくなった時に、フィーロはメルティとこの先仲良くなれるかもしれないとか、もしかして考えているのかなぁ。
クラスアップの時にすべての波が終わった後のラフタリアを思って、自分で方向性を決めさせようとしたのも、きっとラフタリアが両親を失った時のことを思えば、そうなのかなって考えてしまう。
今でこそ強くなったラフタリアであっても、尚文は、いつか自分がいなくなったとしても、ラフタリアには強く生きてほしいという願いを感じる。
私の考えすぎでしょうか。それとも、そうあってほしいという私の願いなのかもしれません。
あの二人が登場するだけで、嫌悪感が半端ない、トラウマレベルの憤りを感じてしまう。
王族=悪のイメージが強すぎるからメルティも信じられない尚文の気持ちはすごく分かる。
が、今回は違うのか、違っていてほしい。
漫画だと想像でしかなかったけど、弱った時のかぐや様の普段との声のギャップからくる愛らしさ、マジ半端ないなー!
悪霊か、、、過去に囚われずに生きるって難しいな。
正義か悪か、正しいか正しくないか、1つの側面や1つの時点で見つめていても捉えることはできなくて。
未来になって、目に見えるもの・知りうるものによって、誰かが評価し判断されるものは、それなりの事実として残るけれども。
一個人の主観においての正しさってなんなんだろうね。
「もう以前の自分には戻れない」の言葉の重みに、自分の中の感覚が揺さぶられた心地でした。
テンジンには、人を殺して欲しくないし、傷ついて欲しくないと思わされる魅力があっただけに、もう狡噛と再会することはないのかなぁ?ないんだろうなぁ。
人との別れもまた死別と似たような悲しみがあると思うが、ちゃんとした別れ方ではないだけにモヤモヤ。
テンジンには明るく未来に向かって生きていてほしい。
そして狡噛さん、おかえりなさい。
「すんごーい、どこまでいくのー」には、こっちもニヤケが止まらんかった。
失うことの衝撃とともに、それだけ尚文にとって、ラフタリアとフィーロが心の拠り所であったことを、ついに自覚したわけだ。
誰も信じられないと思い続けていた尚文が、いよいよ尚文を信じてくれた二人を想って、固く決意する。
その決意だけでグッときた。
ようやく、ここまで、本当に、よかった。。
「初めに自信がないのは、当たり前のことだよ。積み上げた努力と、その成果が、自信に繋がるんだから」
三年生組は卒業。魂は受け継がれていくからには、次の世代へと、その可能性をつないで。。
と分かっていても、やっぱ寂しいなぁ。
※スパイものだったわけだけど、一番驚いたのは、ドルテ役が早見沙織さんだったことかなw
スパイである以上、生死への絶対はないことを強く意識させられる。
それだけに、雪のこれまでの行動への見え方も納得というか重みを感じてしまった。
スパイスは使うほどに、効果時間が短くなるのが少しずつ描写されているけど、まさか。。