「アニメの下着描写は男子的目線でしか描かれない問題」にメスを入れていく回。男が勝手に思い描く女子像から離れ、自由に振舞う3人の姿は清々しい。こういう女子をもっと描こう!
委員長はギャル子に対する最も明確なカウンターであり、作品内のギャル子の価値を明確にする。委員長やオタ子や私たちは物事を信じないことで己を守ってきた。やすやすと信じてしまう人間をバカにしながら、どこか羨む気持ちを抱えているのだ。
女子勢に目が行きがちだが、オッサン化せずウブで可愛げのある男子の描写も作品をソフトにする役割を果たしている。その可愛げを失った時男子はオッサンに堕ちるのだ。みんなも気をつけよう!
女の友情、というのは意外とアニメで描かれることが少ないのではないか(取り合ってる男が仲裁するパターンはノーカンな)。くだらない話のようで、高校の友達だからこそできる距離感(とその距離感のわからなさ)の描写。
ちょっと大人でビターな内容。フレイムプリンセスのお話は要するにヤマアラシのジレンマで、抱きしめるフィンの男らしさとでもやっぱり痛いものは痛いんだと言っちゃう。切ないエンディング。超良回。
ルパン三世13話。イマイチピリッとしない新ルパン、ルパン対銭形というお約束回だが大オチに痺れた。「技術の進歩」と「アニメだからできる表現」のミックス。そんな無茶苦茶な!という感想が出てこそルパンでしょ。