全編を通して、なんだか懐かしい気持ちにさせられた。
エピソード1は、三鮮ビーフンを食べたくなった。
ラストのエピソード、カセットテープにものすごく懐かしい気持ちになり、すれ違いに切ない気持ちになり、最後の最後には、目の前の景色に色がついて、ぱっと視界が開けるような、すごく清々しい気持ちになれた。
四季がめぐり、時が積み重なっていくことは美しい。そんな気持ちになった。
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主人公の独白で物語が描かれるのが独特でもありちょっと退屈でもあるなと思ったのだけど、ラストのまとめ方が秀逸だったので、そういう細かいことはどうでもいいや。という気持ちになった。そんな理由ですべて「とても良い」。