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とても良い


良い


良い


良い


水族館に籠城するまでに追い詰められたくくる。彼女に風花がいて良かった。突然やってきて出会った風花が”過去”を必死に守ろうとするくくるに寄り添い、ここぞの所で支えていた姿を見ると、彼女はくくるに”未来”をもたらすための使者だったでは、とそんな気がしました。

今回最も印象的だったのが、決して自分の都合を押し付けずくくるを見守り続けたおじいの海のように大きな優しさです。これまでずっと何故おじいはくくるを説得にかからないのか疑問でした。既に決断しているなら希望がないのに足掻くくくるの姿を観るのはおじいも辛いのではと。しかし、おじいはこう考えていたのかもしれません。仮にくくるが説得されて閉館を受け入れたとして、両親を亡くした喪失のトラウマは彼女の中に残り続けてしまうと。彼女はここでトラウマに対峙し自ら閉館を受け入れる必要があった。今回初めてその事がわかった気がします。

それから、台風の襲来から一過の晴れ渡った青空までの描写とくくるの心情の重ね合わせは、ベタであるかもしれませんが心情の移り変わりとドラマにメリハリが効いて良かったです。現実の季節と丁度重なって、一層リアリティを感じられたのもまた効果的だったかもしれません。





良い




良い

イカ娘らしさ。



今回は解釈が難しいお話でしたけど、様々な登場人物のあり様を描きながら子供と大人の違いについて示唆しているように感じました。

猫のさくらが言うようになにも出来ないのが子供だとしたら大人はその反対なのだろうか。朝風は優れた超能力を持っていて様々な事を実現でき、多くの人を助ける事が出来ます。しかし彼は誰かに持ち上げてもらう事で自分を支えようとしており、周りに甘えています。他に依存するという点で更に進んでしまったのがソウで、彼は自分自身との闘いの中で神様に縋って身を任せてしまった結果、完全に自分を見失ってしまいました。

一方で、希は自分の能力では直接何かを達成したり他者を助けることが出来ない非力さに悩んでいます。しかし長良の言葉にあるように、常に自分の道を切り開こうという意志と希望を失わなかった彼女の姿勢は、長良を勇気付け彼の心を支えていたんですね。

大人になるというのは何もあらゆる事を一人で出来る事じゃない、自分のあり方は自らで切り開くという意思が実はキーになるのでは。その意思を忘れないならば、足りない部分があっても、決して一方的な依存ではなく他の人と心身を支え合う互恵関係を築けるのでは、そんな事を感じました。



良い

登場人物それぞれのノリを活かしたコミカルさとテンポの良さでストーリーを牽引していく、ラブライブらしいスタイルが魅力的な回でした。

2話の時も思ったのですけど、生徒会の選挙にしろ、恋の家の訪問にしろ、可可は目の前に目標や障害を認めたら、物おじせず当然のようにいかに解決するかを考え努力出来るバイタリティの持ち主で、昨今なかなかいないタイプの人物像な気がして新鮮な魅力を感じます。



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