アニメーターの絵柄が強く出た作画だなと思ったら案の定、大島縁氏の絵コンテ・演出・作画監督・一人原画。一人原画は第1話に続いて2回目。特にモリヒトの顔に原作の絵との距離を感じるけど、このくらいなら許容範囲かな。
「渡り廊下でなびかせろ」のエピソードの順番を原作から入れ替えてここに持ってきて、モリヒトがモテる繋がりで「縁結びの樹の下で」とまとめたのはアニメスタッフグッジョブ。原作にはなかったモリヒトとケイゴが初めて会話するシーンが追加されているのもよかった。
真桑先生のオタ仕草に共感でき過ぎる。クックと真桑先生の長台詞も略さずにしっかりやってくれて嬉しい。小松未可子さんの演技もさすが。二人のエピソードは単発で終わらず今後も少しずつ進んでいくので楽しみ。
自分の悩みを「くだらない」という原くんにニコが「本人にとってはみんな大きな悩みだもん」と返すのが好き。こう返せるニコは本当にいい子だし、作者さんの視線の優しさを感じる。
お気に入りのキャラである音夢に色と声がついて、さらにかわいさマシマシになってにっこり。
原作のエピソードの順番を入れ替えて、上手くアニメの一話として再構成している。
ニコの救出後に撮った三人の自撮り、ニコが着ているのはモリヒトのシャツだから原作では右前だったのが、アニメでは左前になっていた。ミスかしら?
次回はいよいよクックと真桑先生の最初のエピソード。そして、自分のイチオシキャラである音夢の初登場! めっちゃ楽しみ
カンシきた! これで本作のツッコミは万全だ。
OPがまさかの原撮で吹いた。動画サイトで公開するのではなくオンエアした例ってこれまであったのかな?
モリヒトのヴィンテージ服マニアっぷりが漏れてしまったあたりの服のシワの作画がとてもよかった。
真桑先生役が小松未可子さんというのは解釈が一致。他のキャラも、予想とは違っても聞けば納得のピッタリなキャストで、聞いていて楽しい。
怒涛のように出てきたクラスメイト達の中には、後々重要なキャラになったりゲストキャラとして再登場するキャラもいるが、作者さんはこの時点でどこまで計算していたのだろう?
さすがに「スイミー」のタイトルは伏せられていたが、「HUNTER×HUNTER」や「鬼滅の刃」のネタもしっかりやってくれて嬉しい。
次回予告までしっかり笑わせにきてて隙がない。
当方原作マンガのファン。大満足の第1話。
どのキャストもぴったりだけど、特にニコ役の川口莉奈さんが、ニコ本人がしゃべってるレベルだし、「あの台詞ってこうしゃべってたんだ」と教えてくれる表現の豊かさ。これだけでもアニメ化した甲斐があったと思える。
尺やアニメとしての一話の組み立てとの兼ね合いで原作からカットされたり改変されたりしている部分もあるが、納得のいく改変の仕方。
第1話はなんと一人原画で作画レベルも高く、動かすべきところはちゃんと動かしており、服のシワも頑張っている。
「ONE PIECE FAN LETTER」を手がけた石谷恵さんによるOPも素晴らしい。本編のルックとは異なるテイストだけどこれはこれで素敵だし、原作ファンとしての目で見ても、原作を読んでいるとグッときたりニヤリとできるところがあって楽しい、大満足のOPでした。浅野直之さん、竹内哲也さん、沓奈健一さん、もああんさん、と原画陣も豪華。
今回は原作2話分、次回予告を見ると原作3話分の模様。テンポや間が大事な作品なので、間延びしないためにもいいと思う。連続2クールとのことなので、ざっと70話分くらいアニメ化できる計算になるけど、どのあたりまでやるのだろう。タイトル回収までだとキリがよさそう。