2期までは基本比企谷視点で物語が進んでたけど、3期では他のキャラの視点も交えてて物語に深みが出るな。写真見たときの由比ヶ浜の切ないけど、どこか微笑ましいものを見る表情がたまらなくいいと思った。あと由比ヶ浜の独白もいいね。バレンタインの時に見せた一瞬の暗い表情の伏線が回収された気がする。
少しだれるなあという印象を受けたけど、最後のすばるの涙には心を打たれたなあ。レムはこれからしばらく眠ったままなのかなあ。だとしたら残念。
話のテンポが絶妙だと思う。2期よりも詰め込み感がなくていいかもしれない。
前半は奉仕部の自然な会話が強調されてたな。付き合いの長さを感じさせる距離感はうまく表現してると思う。
後半は主に比企谷が「おにいちゃん」する回だったな。原作と違って、川崎の思いとかが回想で分かるのが親切でいいな。
演出が独特でギャグもしつこいと思ったが、基本的には悪くないと思った。各話のエンディングの入り方も好きだし、話の進み方も秀逸だと思った。
ストーリー6.5、心揺さぶり度印象4、キャラ3.5、音楽映像3.5、トータル3.5
ある日突然挨拶もなしで姿を消したりはしないさと言う忍野のセリフそのものが、どうしようもなく別れの挨拶だったのだか。あららぎは不器用な言い方だと言ったが、自分は粋な去り方だと思った。なぜか虚しい気分になった。
まさに神アニメの一言に尽きる。
まず話のクオリティに関してだが、コメディ調の話はハズレがほとんどなく毎回笑わせられた。一方のシリアス回もしっかり泣かせてくれる。すばらしいの一言。ただ若干コメディ回の演出がくどいところもあったかなとは思った。ただし体育祭での演出は最高だったが。
キャラに関しては生徒会の女性メンバーがかわいいのは男性ミケのラブコメだから当たり前だが、男性メンバーがめちゃくちゃかっこいいのが魅力だと思う。今期は石上の魅力が際立ってたな。
作画は当然いいし、音楽もいい。これは2020年トップを狙える作品だと思う。
ストーリー9.5、心揺さぶり印象4.5、キャラ4、音楽美術4 トータル4.4
かぐやがスマホに買い換えるまでグループライン作らない白銀ほんとにいいやつだな。ガラケーに保存された大切な写真は消えてしまったが、それ以上の数の写真をみんなと共有できたって流れがいいな。
やはりどすぐろい感情をレイニーデビルは叶えてたんだな。つまり神原に問題があったわけだ。まあ周りにからかわれてたらしいから、恨みをもっても仕方ないと言えば仕方ないのだが。
戦闘シーンはぐろいけど迫力がすごいとも思った。
八九寺の正体を知った上で、それでも彼女を救おうとしたあららぎには感動させられた。八九寺成仏しなくて良かった。あららぎとのやりとり好きなんだよな。
あと戦場ヶ原、蕩れはセンスがありすぎると思った。
綺麗な恋愛群像劇で、割と重めで哀愁漂う雰囲気が個人的には好きな作品だった。セリフが意味深で尚且つ的を射てて、心理描写もかなり細かかったので、文学的側面が強かったように思う。
キャラは前に踏み出せない榀子やうだつのあがらないだらしない陸生など好みが分かれる感じだったが、個人的にはいいと思ったし、メインの4人は作品の雰囲気に合った性格だったように思う。
音楽も美術も突出はしてないが悪くなかったし、全体として悪くない出来だったように思う。
ストーリー6 心揺さぶり度印象3.5 キャラ3 音楽美術3.5 トータル3.2
はるちゃん大勝利!榀子と陸生はなんか違うと思ってたからすっきりした。陸生はそれをうまく言語化できてたように思う。告白シーンでは、榀子と陸生の関係を悟ったハルちゃんを思い出して、こちらまで嬉しくなった。
展開以外に関して、三者三様に空を見上げたりする演出や、背景、心理描写どれをとっても一級品の回だったように思う。