七つのさよなら編完結。足りない部分を補い合って一人前になろう、違っても良いという三玖の言葉で前に進む覚悟を決めた二乃。前進する決意をしたという意味を込めて髪を切った姿はカッコ良かった。紆余曲折経て絆をより深めた五つ子が、離れようとした風太郎を連れ戻す。この1話の中にめちゃくちゃ感動が詰まってる。
零奈からの問いに答える形で五つ子1人1人の印象について話した風太郎。5人とも「バカ」で結んで、ぶっきらぼうな言い方をしてはいるけど、言葉の節々から5人を大事に思ってることが伝わる。
二乃と五月の喧嘩。二乃の姉妹を大事にする心から、五月の家庭教師として向き合ってくれる風太郎への誠意から今回の喧嘩は起きてるけど、どちらの感情も間違ってないし、衝突が起きてしまうのは、逆に言えばそれだけ2人の気持ちは強いってことになる。
1期最終回。五つ子がそれぞれの思いを抱きながら風太郎が寝てる部屋に集まるのはやっぱり何回見ても感動する。そしてあらためて見ると、一花の「お父さんとは違うよ」っていうセリフ、発注ミスで大量に用意されたウェディングドレス、寝てる風太郎の左手の指をそれぞれ握った五つ子の中で薬指を握った人、後々の展開に繋がる伏線が結構多い。
この回は、前半に一花の名シーン「今夜は二人だけのキャンプファイヤーだよ」、後半に三玖の名シーン「公平にいこうぜ」があるけど、どっちも作画と演出がすごく綺麗で印象深い。
風太郎のことで悩む三玖、金太郎(カツラ被った風太郎)の初登場と二乃との対面、倉庫に閉じ込められる風太郎と一花、と色々と濃密な回。コミュニケーション能力MAXの風太郎の変な喋り方に初見の時はツボったなぁ。今ですら面白いし。
最初の5人の合計点が100点から一歩前進して、5人それぞれ1教科ずつは赤点回避。この回では特に、風太郎と五月の仲直りのシーン、ドッペルゲンガー作戦、そして二乃が赤点回避を父親に電話で伝えるシーンが好き。
最初は四葉しか参加してくれなかった勉強会に三玖や一花も加わって、1歩ずつ前に進んでる感じが良い。今回も、恋する女の子って感じの三玖が可愛い。一花の
名シーンの1つ「寒い……かなぁ…?」もこの回。
男女共に個性的なキャラクター達の爽やかで楽しい青春と恋愛を見れた大満足の作品だった。メインの登場人物は、男女共に4人ずつで4組のカップリングの様子を楽しめた。その中で恋愛関係になってるのはつよぽんぬとゆきりんだけだけど、明るくて元気なゆきりんと、落ち着いてて口下手だけゆきりんには少し素直になるつよぽんぬのカップルはすごく良かった。主人公である羽柴と小早川さんの恋愛は、初めて会ってから少しずつ仲を深めいく様子が微笑ましかったし、クリスマスデートの回は最高だった。小早川さんと仲良くなろうの頑張り羽柴と、羽柴と出合ったことをきっかけに友達もたくさんできて、そして羽柴を特別な存在だと思うようになって、最終回でそれが恋愛感情だと自覚する、2人の関係の変化を丁寧に描いてた。他にも8人の日常パートは見ててすごく楽しかったし、男子だけのシーンも女子だけのシーンも皆でいるシーンも全部最高だった。