今の社会の倫理観や規範とは違う世界のお話を描き切ったところが本格SFという感じ。
アキラの自認が人間だったところから始まって人間とアンドロイド、アンドロイドとアンドロイドの話から終盤でアンドロイドのふたりが人間であるアモルをどう受け入れるかに話を展開させたの鮮やかな手際だった…描かれてきたエルシーも含めると姉-弟、女性-女性、現代の結婚に近い男女てところで色んな繋がりとか関係の話をずっとしてたのね。
温泉郷の問題は解決がされなかったのでは?て言われてたのはアキラの後を追ってたオボロがどうにかしたのかな。図書館の火事の件りでセシャトの行動が不自然だったのはヨクラータにハックされてたのが納得いく説明だけど、じゃあヨクラータはあの時どう事が運べば狙い通りだったのかはよく分からないな…。
アウトサイズシリーズで詳しく描かれなかった機体があったり1クールの制約を感じる中で、駆け足でうまく纏めてあったように思いました。残った謎としてはアンドロイドのアキラがハコダテ郊外で起動されないまま保管されていた理由と、このタイミングで目覚めたことに誰かの意図とか必然性があったのか、かなあ。
あとYouTubeに「姫神アキラ活動報告日記」て動画が各話ごとにアップされていて、それを観ないと分からないことがあったり視聴後の感想も変わってくると思います。
間違えたり失敗したりしながら進んだアキラとトワサの話と現在を生きる人たちの生の話が最終話で重なったの、心を揺さぶられるものがあってとても良い結末でした
トワサは延命を選ぶ積極的な理由がなさそうと思っていたから、死に際が穏やかだったのと愛情深い一面が描かれてたの良かったな
ユウグレがイチキシマベースてことは価値観も200年前が基準、だからずっと結婚て言っててアモルも含めたエルシーには抵抗があったことに最終回でやっと気づいたよ…
アキラ視点では日本語で「とくべつな血」だった書名がアモル視点では「Speciala Sango」になってたけど、これはエスペラント語みたいだからOWELが公用語としてエスペラント語を導入したのがアキラには日本語に見えたり聞こえたりしてたのか。それまで使われていた言語を変更するていうのはバベルの塔の神話を思い出させるからそうやってそれまで築いた文化をリセットした?
イングマールはCV:櫻井孝宏の人、10話でバックドアて言葉を使ってたのはそのイングマールだから意図しないセキュリティホールじゃなくてバッグドアを仕込んだことの自白だったの…!?アウトサイドシリーズの開発に入る時の「この時を待っていた」てセリフにも裏がありそう…
姫神アキラ活動報告日記はオボロがオリジナルのアキラに宛てて書いた文書なのかな
なかなか惨いエンディングの入り方だったから歌詞の内容が痛々しい…
アンドロイドが受け入れられる社会の準備としてのLC計画だったから、アンドロイドにも人権?が認められた社会の婚姻制度としてエルシーが導入されたとかかな。宗像三女神のうちタゴリが出ていないのは12話で何かあるんでしょか
序盤は複数の出来事が同時に進行しながらその詳細や関連性が明らかでなかったり、お話に絡む人物それぞれの立場や思想を覚えたりするのが大変だったりはしたけれど、お話が大きく動き出してからの展開と映像は圧巻でした