3人の探偵達のキャラクターと物語後半からの展開が素晴らしい。ヘイトのバランス管理もしっかりされており、登場人物それぞれに相応の救いであったり報いが訪れるため、重く辛い話でありながら最後には不満が残らない作品となっている。
勇者パーティーの中に裏切り者がいて人狼が始まるという話。トリックを成立させるための手段が無理やりすぎて推理ものとしてはお粗末な内容だが、濡れ衣を着せられた主人公が身の潔白を証明しながら仲間を守るために立ち回るシチュエーションは非常に面白い。主人公は好感の持てるキャラクターで、フレミーやハンスとの関係性が良かった。