サービス開始日: 2018-03-18 (3063日目)
別世界で死んだ人が こちらの世界で突然死する世界観は、「リアル鬼ごっこ」風。
3Dアニメにありがちの、首や体が不自然に揺れる動きが気持ち悪い。
データ化して自由に動かせるので、自然に見せようと敢えてしているのだろうが、
かえって不自然になるのに 気が付かないのだろうか。
実際の動作を考えれば、不必要な動きが いかに多いかがわかる。
展開も矛盾だらけ。
別世界ならともかく、自らの分身のような世界に侵攻して何がしたい?
頭のネジ飛んでるのか?
久しぶりにストーリーに満足した。
浦島トンネルという大嘘の設定
それ以外は 成り行きも行動も主人公たちの思考も 違和感なく自然。
ご都合主義でないところがとてもいい。
彼女がトンネルに入る理由が無くなったと知るや、直ぐに
一人だけで行動することを決めた主人公。
主人公からのメールを受信した直後、迷わずトンネルに入った彼女。
満点の対応。良いシナリオだ。
迎えにトンネルに入ることで、2人の間の時間差が無くなる。
長い活動休止となった彼女の再スタートにも程よいスタートとなった。
お粗末な宗教アニメ
手塚治虫とタイトルに入れなかったらおそらく見向きもされていない。
高評価もあるが、それは手塚治虫効果によるところも大きいだろう。
本作品では ブッダの教えとしている内容を、
生きとし生けるもの、それぞれの役割を果たせ(つまり精一杯生きろ)
という風に表現しているが、執着をなくせという根本の教えに矛盾する。
宗教アニメにありがちな ラストシーンでの荘厳な合唱風音楽といい、
その直後に流れるエンドロールでのロックギターを利かせたポップスといい、
演出のチグハグさも観るに堪えない。
「観る順番によって結末が大きく変わる」
そう宣伝していたのはこういう事か…
物語の伏線とその回収を パラレルワールドという設定を利用して
別の作品にする。
別々のストーリーで伏線を仕立てるのだから、知る前と後で 全体のイメージは変わるに違いない。
並行世界で、ただのスピンオフでないところがおもしろい。
しかし、やはりパラレルワールドという設定は かなりムリがあるか。
第1人称で考えても、選択によって並行世界は無限にあることになる。
例えば変わりかけた信号を渡るか、渡らないかで、その信号に差し掛かる者が車を止めたり、通過したり、場合によっては事故になったりもする。
主人公の「君」が事故に遭わない並行世界が、近い並行世界に存在しないはずがない。
そもそも、シフト中の事故で植物人間になるのも強引だと感じるし、
ある特定の場所から動けない 幽霊のような存在になるというのは、もっと強引。
さらにタイムシフトなどというイベントで、主人公が「君」と同じ状態になるというのは、もうSFではなく、ファンタジーの世界だと思う。