もうミコはこの方向性で行くんだね。どこかしらの部屋に入る度にいかがわしい光景を目撃する彼女の心労は如何ほどか
ミコが居ると藤原書紀が話の掻き回し役からミコを誘導する役に変わるのも面白い
四角四面な伊井野ミコ。彼女としてはいい加減で不真面目な生徒会の空気が許せなかったようで
白銀やら石上を批判していた彼女が藤原書紀に乗せられて変顔写真を撮ることになる流れには笑ってしまった
堅苦しいミコを一瞬にして生徒会の雰囲気に飲み込んだぞ、藤原書紀……
体育倉庫に閉じ込められるなんて数多のラブコメで行われてきたイベントだけど、本作の場合、相手が仕掛けた罠に違いない!なんて考えてしまうのか(笑)
いつ仕掛けてくるのか…と身構えていたらいつの間にか後戻りできない展開へ。そのままゴールしてしまうのかと思いきや、後少しという所で闖入してしまうミコのタイミングの良さよ
かぐやが倒れた瞬間、シリアス展開突入かと身構えたら、とんでもなくしょうもない展開にただただ笑うばかりでしたよ
頑なに恋の病を認めようとしないかぐやはもういい加減自分が白銀のことを好き過ぎておかしな事になってるって気付いた方が良いんじゃないですかね?
かぐや本人よりも恥ずかしい思いをしてる早坂が可愛らしい
カタリーナは礼儀作法が壊滅的なタイプかと思いきや、普通に出来るっちゃ出来るのか
では、何故親の前だけピンポイントに礼儀作法をサボるのかと言えば、子供らしい我儘や親への反発が含まれているようで
ユーリがアルテをヴェネツィアに連れてきたのは物珍しさがメインの理由かと思っていたのだけど、ユーリのカタリーナへの接し方やカタリーナの夢を考えると適切な人材と言えるのか
こうなってくるとアルテは貴族出身である為に知っている礼儀作法よりも、女性でありながら画家として厳しい道を歩んできた経験の中にこそカタリーナに教えられるものがありそう
なら、アルテが装うべきはヴェネツィアの衣装ではなく、工房で踏ん張ってきた時に纏っていた仕事着ということになるのだろうね
同様にカタリーナの悩みも貴族としての衣装の中ではなく、古布の服や調理師の服を纏っている時にしか見えてこないのかもしれない
アルテの絵を見て、彼女の歩んできた道を垣間見たカタリーナ
お返しとして晩餐会に招待したのは自分の心の内を開陳する為だろうか?
その中でアルテはカタリーナをどういう少女と判断して、彼女に何を教えることになるのだろうか?
感動的な生徒会長選挙なんてありましたか?と言わんばかりにギャグ方面に全力投球な展開は嫌いじゃない(笑)
と言うか、早くもオチ要員と化したミコの勘違い脱兎が卑怯すぎる(笑)
どうにかして白銀の下着を確認しようとするかぐや。どうみても変態です
そしてかぐやの探りをリクエストと勘違いする白銀もどうかしている(笑)
お詫び兼浮気防止として手のマッサージを選んだかぐや。けれど、それは白銀にとってただの拷問になってしまうのは面白い
肩叩きの思い出とか語られても痛いものは痛いのです
案外馬鹿にできない少女漫画。男が素直に広めるのは難しいという気持ちは理解できる。でも、広めたいならネタバレは駄目ですよ(笑)
伝わらなかったかに思えた少女漫画の良さ。伝わったのは良いんだけど、かぐやさん突然の少女漫画脳へ。
白銀をイケメン認識するのは良いんだけど、石上も…?
藤原書紀が居ないなと思っていたら、最高に最悪なタイミングで邪魔を入れる彼女の振る舞いには大笑してしまったよ
レオのぶっきら棒な発言に思い悩むアルテ。しっかり悩ませた上でレオの言葉の意味を正しく伝えるユーリ。「頼みました」「頼まれました」の遣り取り。
アルテの先生役が受け継がれたことが判る流れ
アルテがレオの元で学んだことは幾つもあるけれど、多くは画家として生きていく上でしか役に立たないことばかり
それはアルテの夢を叶えるためには必要な知識や経験だけど、もしアルテが他の道も選ぶならそれだけでは足りない
そこでユーリという存在がアルテには必要となってくるわけだね
このユーリという貴族、物好きなお坊ちゃんかと思いきや、海の男に不意打ちカマしたり、言葉少ななレオの頼みの意味をきちんと理解していたり
更にはヴェネツィアやそこに居る人々の特徴を詳しく捉えている
各方面に造詣の深い人物だと判る
舞台をフィレンツェからヴェネツィアへ移したタイミングでアルテが学ぶべきこと、学ぶべることが変わり、先生役となる人物も変わってくる。
新たな学びの機会に直面したアルテ。だというのに、彼女が家庭教師をするカタリーナは早速アルテを不要とのたまうわけだ
アルテは無事に彼女を教えられるのか。もしくは彼女からも何かしら教わる部分があるのだろうか?
試合前から戦いは始まっている、とはよく言うけれど、詠深達の場合は開会式の前から始まっている
…主に女の戦い的な意味で。珠姫を巡って張り合う詠深と和美は面白いけど面倒くさい(笑)
そして始まる影森との試合
ボーク寸前のスーパークイック、先制しても静かなベンチ。影森のスタンスは明確なまでの不気味さを湛えている
試合よりも練習が好き、知らない人より私達だけの方が
徹底的に他者を廃絶したスタンス
けれど、これは試合だから影森は新越谷のスタンスとぶつかっていくことになる
新越谷は珠姫が梁幽館ではなく新越谷を選んだ理由が「楽しさ」であったように、野球そのものを楽しむことをスタンスとしている
だから新越谷を見ずに自分達だけで完結している影森は看過できない
そこで伊吹に影森のコピーをさせた芳乃はなかなかの鬼だなぁ(笑)
これで伊吹は影森の野球に土足で踏み込んだ形となる。流石の影森も無視できないようで
次回は正真正銘、正面切っての野球試合となりそうだ
遺跡で遭難したというのにきのこがあれば「当分生きていけそうね!」と思えるカタリナが逞しすぎる(笑)
冒頭から語られるあっちゃんの想い。それはどうやらソフィアに受け継がれたようだけど、どちらの人生においても同一人物の手によって明るい世界に連れ出して貰えたと考えるとソフィアは二度も救われたわけか
そんなソフィアが窮地のカタリナを救ったのは印象深い
遺跡攻略シーンを見て判るようにカタリナって基本的に役に立たない。男性陣は攻略に役立つアクションをし、女性陣が道の進み方を見つけている中でカタリナがしているのはトラップ発動ばかり
それでも生きてる辺り、生命力は本当に図太いのだろうけど
あっちゃんの導きで乙女ゲームにハマったカタリナの前世。
今度はソフィアがカタリナへ続く道へ皆を導いた。繋がれたソフィアとカタリナの手が姿形が変わっても変わらぬ友達としての絆を表しているようで……
それにしてもソフィアが前世でカタリナとの関わりがあったなら、メアリやマリアも同様なのではないかと勘繰ってしまうね
カタリナだって8歳の時に頭を打って前世を思い出したわけだし、他の面々も思い出していないだけで誰かの魂を受け継いでいるのでは…?