原作でも印象的だった、チセとエリアス、そしてアリスとレンフレッドの関係性を描くエピソード。チセという友を得たアリスが、二人で悩み考え、未熟なりに導いた意見でレンフレッドにぶつかっていく様は応援したくなる…けど、自分も大人になった今、レンフレッドの立場もわかってしまうのが悩ましいところ。原作もアニメもこの後は学院の生徒たちにフォーカスしていくわけだけど、個人的にはアリス・レンフレッド組をもっと見てみたかったりして。
ヨセフ、またお前か
この世にはたくさんの関係や役があり、それぞれ受け持ったり相手にそれを願ったりしている。
そして役の名前も人によってぜんぜん違う言葉で言い表される。
同じ言葉でも人によって解釈は違う。呼び方も変わる。
でも根本の中身は一緒。
ヨセフ悪さしかしてねぇな。
アリスはまぁ色んな感情がありそうね。
レンフレッドは気づいてんだろうけど、相手にしてないってよりは一銭引いてる感じなのかね。
前々回にてエリアスがチセに求めたのが恋愛や家族的な意味での「嫁」ではなく、一緒に居る理由付けである点が示されたからか今回は言葉の意味に迫る描写がチラホラと
「嫁」だから一緒に居るのか、一緒に居るから「嫁」なのか。究極的にはどちらでも良い謎掛け。それでも相手との関係性に名前があるのは意外と嬉しいものなんだろうね
素直に「友達」と言えないチセとアリスにサイモンが煙に巻くような言葉を通じて友達と言わせるのは良いね。年長者の貫禄を感じさせる
傍から見れば特定の言葉でしか表現できない関係性でも当事者が明言するのは難しかったり、気後れしてしまう場合がある
だから別の視点を持つ者が言及するのが大事だったりするわけだ
ただ、それが宜しくない関係もあって、それがアリスとレンフレッドの場合かな
「魔術師と護り手」か「養父と娘」か。どちらの言葉であってもアリスには不満足。またレンフレッドはアリスを「娘」という言葉で縛る事で何かを制限しているような…
二人は言葉がある事で逆に息苦しさを感じているように思えてしまうよ。だからこそアリスの負けん気に感銘を受けるのだけど
逆にチセとエリアスは言葉で始まった関係なだけに、その時の言葉は正しかったのか、今の関係を表す言葉は有るのかという点を丁寧に考えているね
相手を縛る為に使った「嫁」という言葉、正確な意味で使ったわけではないから嘘のように思えて、言葉に釣られて関係まで嘘ではないかと不安になってしまう
だから言葉以上の感情が必要になったのだろうね
以前の言葉は言葉として残しつつも、一緒に居られる感情に従って言葉を新しく定義する
不器用で人として未成熟な二人だからこそ、そうやって段階を踏んで自分達が一緒に居る今を肯定する
チセとエリアスの触れ合いはじれったいからこそ、見ている者を温かい気持ちにさせてくれるよ
この関係性の意味とは。
チセとエリアスの関係を、チセは先生と弟子とか夫婦とかそういう役割の名前に囚われない、それぞれのそれぞれだけの関係性の捉え方があると言う。だから、チセにとっては、隣にいることが、手放したくないと言ってくれるのが嬉しいという関係。
アリスとレンフレッドの関係を、レンフレッドは父と娘だと言うが、アリスはそれを突っぱねる。アリスにとっては、ただ守られる存在ではいられない、むしろ自分こそが先生を守る存在でありたい。レンフレッドはもし自分ではない者にアリスが拾われて、普通の暮らしができていたらと言う。レンフレッドには、アリスには選択がなかったという役割に見えていた。だけど、アリスにとっては、自らの選択として私もレンフレッドを選び、差し伸べてくれた手を取ったんだと言う。そして、だからこそ彼女は先生の守り手という役割を望み、自らの手でその関係性を定義づけようとしているのだと思う。
あらあら、チセとエリアスは一緒に寝てるんだ…へぇ…
アリスがかわいい!
アリスは護り手とか役に立ちたいとかいう感情の他に恋愛感情もあるように見えてしまうけど…そう言うのは野暮なのかな
関係性の解釈の違い。アリスの過去、ヨセフと会ってたんだ。ぬいぐるみ抱いて寝てるチセかわいいな。夫婦してるな。守り手になりたいアリスだが、まだ守られる側だねえ
どうしてエアリスは嫁にしたいと言ったのか?家族観。過去エピソードが2期は1番面白いな。庇護を授ける側と受ける側?先生と弟子?夫婦?親子?考え方や言葉が違うだけで中身は一緒。結構示唆的なエピソードだったね。
レンフレッドとアリスの関係性は複雑ね。
呼び名と解釈の各々の違い
役割の名前、そして選択すること
ベッド、月明かりの屋根上