◆作品No.133/◇鑑賞No.153
<視聴日>
視聴 2023.12.12
<評価:S>
感想:https://note.com/lovemoon56/n/n0f4b4d33c217
濃密にSFな世界観の完成度が高いし、知的さもあって良かった。
生と死に表象した善悪の話だと思ったら理性と野性の話だった。二元的な突き詰め方をずっとしてたけど結局は多元的な野性/意識/欲求を肯定をした結末だったと思う。
良い意味で「自殺は身勝手だ」をびしびし感じたし、死っておもしろいな
善悪や生死、苦楽といった観念の表裏一体さや相補性を思わされた。
管理された世界で生かされてる状況って生きてるの? 死んでるの? って感じのお話だった。
ちょいちょい百合成分もあってすき……。
メモリの争奪戦はしないけど社会の仕組み的には楽園追放だった気がする。
みんな社会を回すための歯車として生かされている感じ。
自分の肉体があって自分の意志で行動できるんだろうけどすべてが監視されているわけだし、
それって本当に自分の意志による行動なの? ってなる。
何もかも管理されて指示通りに行動している世界で生きる意味ってなんだろう?
そんな世界で長生きしていて意味があるんだろうか? って思った。
考えることたっぷりで見たあとじっくりと楽しめるお話だった。
どうしても『虐殺器官』を観てから、時系列にそって、こっちを観たかったので、2年弱ほど積んでいたが、やっと観ることが叶った。
2年の歳月で若干CGの固さは感じるが、原作小説とは違う良さがあった。
原作小説『ハーモニー』の中で起きた事件をアニメ化した、というのが精確だろうか。
原作ではもう一枚外側の視点としてetmlが有るが、やはり映像作品でそれを描写するのは難しかったのだろう。
しかし、そうは云っても、良く出来ていたとは思う。
惜しむらくは、カプレーゼ『えう』のところ、余りにもコミカライズが良く出来ていたので、若干惜しいと感じた。
うえしゃまも、サワシロスも、チョーさんも好演だった、あと死にゆくミキシン、モブ位置山下誠一郎くん、など誰もが良い芝居だった。
「屍者の帝国」に続きDアニメストアで視聴。原作既読。原作の方も「ハーモニー」の方が好みだったが、アニメもこちらの方が良かった。声優さん達の声の演技もなかなか良い。原作と大筋では変わってなかったと思うが、再読してみるかな。
屍者の帝国に比べるとこちらのほうが個人的にはわかり良かった。
ミァハの生い立ち、過去、元に戻りたい欲求からの行動。
トァンはずっとミァハを追い求めてたんだろうなぁ。
ミァハ自身にしても、トァンの選択にしても、ハーモニーの起動にしても悲しい終わり方であった。
2月4日鑑賞。CGアニメーションとしてはよい。『楽園追放』を思い出した。
モノローグ多いって言われてるけど、
原作先に読んでれば、想い描いた風景がキッチリ映像化されてることを楽しめると思う
終盤は少し微妙。ラストの終わり方とか4足ロボとか。
原作みてないと訳わからないと思う
あと、肌の質感がいまいち
これ見てからニコマコス倫理学を読んでみるテスト(-ω-)