本日の夜実況。
いちかのやわらかな表情、良作画と思いました。
井野真理恵さんが直々に作監しているだけはある。井野さん作監の回は、なんとこの最終回だけ!
ラストシーンで登場した、ノワールとルミエルに似た子供たちは転生した本人たちとのこと。
ルミエルがノワールの求愛を拒絶したのが、物語のそもそもの始まりだけど。ルミエルは「ノワールのことが好きか嫌いか」にだけ答えればよかったところ、「プリキュアとしての使命が云々」などと、変なところで真面目なことを言い出したのがいけなかった。話がスケールアップして、ふたりとも光だか闇だか小難しいことを色々言ってたけど。
「好きなんでしょう?」といういちかの問いかけは、元々はそんな簡単な話で、他のことは割とどうでも良かったでしょう?とでも言いたげ。そんな、とんちの利いたオチでもある。
前回の感想とあまり変わらないので、以降は割愛。
テレ玉での再放送。後日談にたっぷり尺を取られた、贅沢なラスト。
作画が、特に少しだけ成長したことを意識して描かれた(様に見える)いちかの作画がとてもよい。やわらかな笑顔が印象的。キャラデザ氏が自ら作監しただけはある。
後日談がいい感じに進行しているところで、こう言ってはアレだがw、水を差すかのような戦闘開始。戦闘はなくてもよい様にもみえるけど、ペコリンの活躍を描かなければいけないという構成上はやむを得ない。
また、ゲストのキュアエールが巨大長老を思い切り蹴る、いや「蹴りまくる」シーンには興奮する。プリキュアはやはり格闘あってこそと感じる。
ペコリンが活躍して留守を任せられることは、いちかが心置きなくいちご坂を旅立てることにつながっている。
エリシオとの約束通り、世界に笑顔を届けるという夢の為にいちかが旅立つ大団円。ノワールとルミエルを思わせる二人組の子供たちが登場、そんなラストシーンが心憎い。
1年後、数年後を描く回。良かった。
それぞれにやりたいことを見つけ、バラバラにはなったけどあの時間があったからこそと語る部分好き。
ちょっと大人っぽくなった皆もいいですねぇ。
キュアエールも出てきたけど、今度は直接戦闘復活ってことでそのあたりのちょい見せが。
やっぱ戦闘がガチなのが楽しみでもあったので、今回のは悪いわけじゃなかったけどやっぱ直接戦闘あったほうがいいなぁ。
冒頭回想のエリシオの言葉「本当にバラバラの生き物がつながる世界が作れるというのなら、見てみたいものです」というのは、エリシオが全体主義(ナチズムに近い)を志向してたってことだなと。つまり、プリキュアと敵の戦いは、民主主義(多様性)と全体主義の戦いだったと。
最終回も見事な収束プロット。長老の体を元に戻す戦いを作ることで、次期プリキュアへのバトンタッチと、ペコリン達妖精の自立(いちご坂の守護者交代)の両方をやってのけるとは。
そして、「好き」の先にある自己実現のための葛藤をいちかに託すことで提示し、いちかの背中を皆で押すという、まさに多様性から成る共生社会への指向性が体現されていたと言うと大袈裟だけど、夢が単に薄っぺらい憧れではなくて、キラパティの仲間と過ごす中でそれぞれが培って得た目標となっているのが、いいなぁと。
今シリーズは、それぞれのプリキュアや妖精が、自己形成を遂げて夢を目標にする物語だったと思うけど、丁寧に段階を重ねるプロセスもよかった。敵側は、陰湿に心の弱みを突いてくる攻撃パターンが特徴だったけれど、ラスボスには全体主義思想的なイデオロギーがあって、プリキュア側の人それぞれの「好き」を尊重する姿勢が対比的に強調されていたのが印象深い。以前からある傾向だけど、教条的に寄りすぎているきらいもあるので、もう少し崩してもいいのではと思ったりもする。
何回観ても泣ける
なかなか挑戦的な一作だったと思う。次回作への橋渡しをしたのはシリーズの醍醐味って感じでいいですね。
数年後を描いてくれたおかげでまとまりも出たし、大好きって気持ちの大切さが伝わってきたぜ!
今回の作品は物理攻撃を封印(最終戦でゆかりさん直で足蹴りしてたけど…)してたから戦闘のバリエーションが少なかったのが気になったかな。
パタタッ!だけ違和感あり過ぎて頭に残ったけど。
お菓子と動物が一緒になるっていう題材は面白かったと思う。
ルミエルとノワール(とディアブル)の生まれ変わりと思しき子供たちが数年後のキラパティで笑顔になる…みんなのその後もよかったけど、この二人に救いがあったのが一番よかった。
前作同様のエピローグ回ね〜と油断させといてシリアスや伏線回収挟んできて最後まで楽しかった。長老の体、2年越しでようやく元に戻ったしw
はな&はぐたんが割と序盤から登場。最初に会うのはいちかでなく一時帰国したゆかりさんなのね。ちゃんとひまり監修の赤ちゃん向けスイーツ作ってくれてよかった。しかし手ぶらで赤ちゃん連れ歩くは気楽すぎないかw(もしかしてアイテムで荷物を収納してるのかもだけど)
みんなの夢を応援してきたいちか、そのいちか自身の夢は叶えられなくていいわけない、というメッセージはハグプリのテーマに繋がったりするのだろうか(母親だからって何もかも我慢しなくていい、夢に向かってもいい、とか妄想した)
Twitterで見て、まほプリ最終回のいちか=プリアラ最終回の数年後のいちか、という考察になるほどと思った。まほプリ見返したくなった。
人数多くて割ける話数が限られる中、ビジネス的にも多方面へ広がってなかなか意欲作だったかなーという印象。惜しむらくはOPの闇ジュリオが最後まで闇ジュリオだったことかなw
元々妖精は山奥でひっそり自活してたからいちかがペコリン達の世話をする必要ないし、ノワール一味もいなくなったからいちかが街を守る必要もないから、いちかが夢を諦める理由なんて無いんじゃないのかなぁと思ってたら、妖精達もしっかりやってくからいちかは自分の夢を叶えてくれということでハッピーエンド。
数年であおいが大人の顔になっててビックリ。
次のプリキュアの宣伝はやり過ぎのように思った。肉弾戦OKなのは分かった。
次回作もよろしくな!
最近作は数年後の成長した姿のエピローグになったけど、かつての魔法少女は「未来の自分の可能性を示す」のが魔法であったが、その点で原点回帰なのかもしれない。小説のプリキュア後日談やおジャ魔女16などの影響もあるのかな。そういう流れで次回作は特に「大人になる」ということを意識しているのかも。
まぁ、本作については教育的説話に終止した感があって、物語としての面白みには欠けたかも。
"その後"は、視聴者に投げて欲しかったのでした。女児対象なだけに。
花(トドメ)を持たせてくれたから目立たないけど、戦力的には、今期のプリキュアは弱かったかと。
あかちゃん向けなら、はちみつはダメくらいは挟んでもよかったと。