「やきそば、わし、食うよ?」で初めてのコメディタッチ。よかったですね。
初仕事に取りかかるヴァイオレット。彼女に自らの影を見たエリカはヴァイオレットの一見酷い顧客対応に希望を見たのですね。アレって実はみんなやりたいけどできないことでもあります。
初めての代筆を何故エリカがチェックしなかったのか最初わからなかったのですが、ヴァイオレットが何を書くのか純粋に興味があったのかもしれませんね。エリカが将来的に小説家になりたい人だとしたら人間ヴァイオレットに興味津々なのかもです。
カトレアが喫茶店で言葉の裏表について語ったときカトレアの顔にだけ光が当たりその後ろの画面ほとんどが暗い。裏の部分がいかに多いか物語っています。直後に映るヴァイオレットの顔の陰の側、一見率直な彼女にも裏の気持ちがある事を示唆していました。
カトレアの「相手を試すことで自分の存在を確認するの。裏腹よね」という一言がエリカへの「裏腹です」に繋がり、言葉にそして感情に裏と表がある事を目の当たりにしたヴァイオレット。そして少佐のこと以外で初めて彼女の感情の変化を促した仕事上での失敗。
でもその気持ちはやはり少佐へと繋がっていて、こうして少しずつ自分の感情に気づき、そして取り戻してゆくのだなと思いました。川縁で掴んだ胸元の空の手に最後に戻ってきたブローチ。穏やかな表情を浮かべたヴァイオレットは少佐に問いかけていたのか報告していたのか、温かい気持ちが湧いてきます。
最後に。クラウディアに「やめて!お願いごめんなさい…」と言わせたり、顧客対応に余裕を見せるカトレアですが、ヴァイオレットには一瞬感じた苛立ちを隠すように飲み込んで笑顔に変えています。この余裕がなくなった時の感情の爆発が楽しみです。エロいですね。
メガネっ娘がメガネを外すところ良い
作画レベルが段違いに良いね!
それと、随所の「間」の使い方…演出としてのそれが、基本的に無感情で棒読みで淡々と話すヴァイオレットの機微を表しているのが凄い。
この先、このクオリティ維持ができるか若干心配もあるけど、TVアニメとしては近年稀なハイクオリティな作品だと思う。
ヴァイオレットが知りたいと言う「愛してる」と、その根源たる少佐の安否の真実を知るとき彼女は、何を思い、どう行動するのか行く末が気になるね。
言葉にしたことが本当に伝えたい、知ってほしいことではない。カトレアがヴァイオレットにお茶屋さんで伝えたことってすごく意味のある瞬間だったように感じた。人ってどこまでも素直じゃないんだなと自分を振り返って感じ入ってしまった笑
ヴァイオレットは少佐に対して抱いている色々感情が名前を持つ時に、きっとたくさんの受け入れ難いこと想いが降り掛かってくるんだと思うけど、その時にはヴァイオレット自身はその感情すらも愛おしく抱きしめてほしい.....
なかなかシリアスなアニメですねぇ。
他人の感情を言葉にして表現するのは難しすぎる、、、。
少なくとも僕には出来ない仕事だなぁ
やっぱり戻ってこないよなぁ
☆☆☆★(3.5)
思いのほか楽しく見てしまった。二巡目のほうが楽しく見られるということなのか?
最初に見たときは会社の経営について心配をしながらだったようだけど、今回はヴァイオレットの言動に注目して見ることができたように思う。正直、先輩たちの仕事をそばで見ているときのお客に対するあけすけさは見ていて痛快さもあった。間違ったことは言っていないんだよな……うらはら……。元々素直な性質の子なんだろうな。
社長のデスクの上には子猫と子ウサギのぬいぐるみがある。ベネディクトは会社の女性社員たちに全然好感を抱かれていないし、汗だくで働いているし、カトレアさんにはからかわれるし、背が低いことを気にしているのかハイヒールのブーツを履いている。
ブーゲンビリア家は辺境伯だということがわかった。エメラルドを口元に寄せ甘噛みするヴァイオレット。今月分の給料がなくなる社長。
ヴァイオレットはすごく感情豊かなように見える
作画ハンパねぇな
相手の意図を汲み取ることは、幼少期からいろいろな出来事を経験するなかで自然とできるようになっていくこと。ヴァイオレットには情緒の豊かさを身に付けるための心揺さぶる経験が必要なんだろう。
やきそばのくだりはユーモラスで良いですね。もう少しコメディタッチが入ってくるとテンポがよくなるのかなとも思います。まあ、個人的な好みかもしれません。
言わずもがな、作画や音楽といった雰囲気は良いです。京アニクオリティですね。でも、そのクオリティによって、否応無しに期待のハードルは高くなってしまうように思います。
今後、シナリオなりキャラクターなりにスパイス的な働きがあれば、更に化けそうだと思います。期待。
苦情出してきた女の人、そもそもその人の問題がでかい
手紙代筆業か、面白そうだ
フルメタの相良宗介の唐変木ぶりを少しシリアスに描いたような回だ。頑なに死んだと表現しない辺り、実は本当に生きているのではという気もしてくる。
まあこうなるよなあと。「愛してる」を知る前にもっと知るべきことがある。
タイプライターを打ち込むだけの機械的な作業と今の彼女がシンクロしているよう。文字って読む人によって表現は変わるよね〜。
代筆屋の先輩達が登場。素直過ぎるのも大変だ。空気読まないバイオレット。
あまりに融通の利かないヴァイオレットが強調された回だったように感じました。しかし、逆にギルベルトがどのようにヴァイオレットと接していたのか、漫才のようなやりとりにならなかったのか?などと、気になってきました。ギルベルトもきっと最初は大変だっただろうとは思いますが・・・。