繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。
終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。
映像、キャラクター、ストーリー、音楽 すべてにおいて個人的にほぼ100点に近い点数をたたき出している作品。
まず、終末という世界観これが良い。
この世界観に、ピッタリな作画、音楽があって、その世界を生き抜いていく個性的で愛らしいキャラクター達。
終わった世界を生き抜くというだけにどこかはかなげで悲しい。そういった雰囲気をすごく良い形で表現できていました。
ストーリの内容としても基本的には二人の魅力的なキャラクター達が絶望の世界であるけれども、精一杯楽しく生きていく日常が描かれており、全体的にほんわかしていた。
けれども、所々哲学的な話も多く、全体的に考えさせられる内容も多かった。(ネタバレになるから詳しくは言えないけど)
簡単に言えばこのアニメで結構人生観が変わった。
今日死ぬかもしれない、明日死ぬかもしれない、そんな死ぬ間際に生きるって最高だったって思えるような人生にしたい。
こんな感じで人生観や考え方が大きく変わる作品です。
あと何よりもチトとユーリのコンビが魅力的ですね。ホント。
旅路で危険な所に行ったり、トラブルに見舞われたりするんですが、二人がお互いに信頼し合って一緒に絶望の世界を旅する。
この設定が凄く良い。
このアニメのEDの歌詞にある、「大好きな君といれれば 不正解だって大正解」
キャラクターの関連ではこの歌詞がすべてを表している気がしますね。
ずっとこんな感じで、終始心にぶっ刺さりまくってました
基本私はアニメを見てから原作を買うことはほとんどありませんが、この作品では視聴後すぐに原作を購入しました。
pvのコメントにもあったけど、ひっそりと評価されてほしい作品。
2期は多分ないけど映画とかでやらないかなぁ 多分10回ぐらい見に行くと思う。
評価 SS 81点
ノスタルジー100点満点。
1クールで気持ちよく干渉に浸れるアニメ。
ちょっとした非日常に連れて行ってくれる良作
<評価:S>
視聴2022.6.24
●過去視聴済2018.12.7
GOOD
正直、言うことないくらいハマりました。
チトとユーリの掛け合いも終末感に溢れていて高評価。
話全体に大きな展開などはありませんが、哀愁漂う世界観と音楽が素晴らしく、思わず世界にのめり込んでしまいました。
寂しく、全体的に暗い雰囲気ではありますが、キャラクターの前向きな性格やユーリの素っ頓狂な性格のせいかどこか優しく温かい感じで俗にいう「鬱アニメ」ではないと思います。
ストーリーは一話完結のオムニバス形式で、どの話もオチがよくて雰囲気、ストーリーともによくできた作品だと思います。
映像美、キャラクターよし。
OPの映像すき。EDもだるーい感じがよい。
あんまりほのぼの系って見ないというか好まないのですが、このアニメの世界観にハマりました。
最初らへんは、癒しと思ってゆっくり見てたのですが、どんどんどうして終末の世界になってしまったのかと気になり過ぎてめちゃ早く見てました。
世界観はとてつもなくダークなのにキャラクターはとてもいい子で癒されるし可愛いでもうハマってしまいました。毎回何故か癒されるために見ながらもハラハラしてた自分もいました。ちょっと怖くなっちゃって笑
良いよねぇ。巧いよねぇ。
音作りが丁寧だった。役者の数も少ないし、ある程度予算が割けたのかな。
石田さんの芝居が絶品でした。
背景が正しく背景ではなく、ちゃんと主役を張ってました。
唯一ネガを上げるなら、本編後に『少女週末授業』が付随する所為で、本編視聴の余韻が勿体無かったかな。もう少し、もう少しだけ、浸っていたかったから違う放送局で観れば良かったな、と。
うん、期待通り、Bパートでレーションを分けたシーンは緊迫感もあってどきどきした。擱座したチハも出てきて実包は6.5っぽいからユーリの銃は三八式か?
8/10
終末感のないほのぼのした日常の中にところどころ終末を意識されられる部分があって良かった。
ヌコ結構好き。
これアニメは最後までないのかな、どう終わるのか結末が気になる。