作画も音楽もストーリーもよかった
2021/11/05 金曜ロードショーにて
2019/09/21 劇場にて
時間経過も含め、膨らむ思いを描き上げた、映画ならではの2部構成の壮大な姉妹愛の物語。最高でした。
前半はエイミーの物語。テイラーの身を守るため、自ら養子となったエイミー。ただ束縛と嫌い、打ち解けようとしない彼女の下に現れたヴァイオレット。彼女がエイミーの友達となることで、心を開いていったエイミーの様子は見て居て微笑ましい。そして、別れの前に手紙をしたためた手紙。その手紙を懸け橋としてテイラーの物語に繋がるといった展開。
成長したテイラーは届いたエイミーそしてヴァイオレットの手紙を基に郵便会社まで尋ねる。字も読めず、地理に明るくなく、そして幼い。そんな彼女を、温かく迎えたヴァイオレットに母性たるや…といった感じだし、過去のヴァイオレットの姿に重ね、一緒にいること、働くことを許可する郵便会社の面々も温かい。特にヴェネディクトはテイラーに手紙を届け、のちにエイミーを探し当てた立役者。その活躍たるや、カッコ良すぎでした。
そして、テイラーの手紙が届いたシーン。ほとんど忘れていると思われていたテイラーの記憶から呼び起こされるエイミーと過ごした記憶。零れる涙には思わずもらい泣きする一方、一人前の配達員になるまで会わないと決意するテイラー。この辺はエイミー譲りの頑固さも感じるなぁ。
エイミーとテイラーが再会することがあったら、その場面を見てみたいなぁと。そんな情景を思い浮かべながら…(*´ω`)
泣いた。最高でした。
これは、あなたを守る魔法の言葉です。
"エイミー" ただ、そう唱えて。