「俺の、音−−−」
伝説的な腕を持つ、
津軽三味線の奏者・澤村松吾郎。
彼を祖父に持つ少年・澤村 雪は、
祖父の死をきっかけに、
三味線を弾けなくなった……
なくなってしまった "好きな音" を探すため、
アテもなく上京する雪。
キャバクラで働く女性「立樹ユナ」に助けられた雪は、
ライブの前座として
津軽三味線の演奏を披露することになる。
雪は、様々な出会いを、
想いを三味線の音色にのせて弾く。
自分の音を、
自分の想いを探しつづけて−−−
三味線を通じたキャラの成長、葛藤、人間ドラマを描いていてとても面白かった。高い技術を持つ主人公の雪が三味線初心者の多い部活(同好会)に加入する、同好会のメンバーで大会に挑むという王道展開だったし、大会の時は様々なライバルも登場して面白かった。三味線の演奏のシーンは、そもそもの音楽が良くて引き込まれるのは勿論、指の動きとか細かい部分まで丁寧に描かれてた。演出面でも、音楽によって水や植物、風といった風に自然風景と関連させた描写があってとても風情があった。後半に出てきた各校のライバル達も出番こそそれ程多くなかったけど、1人1人の個性が演奏に良く表れてたて印象的だったし、楽しさや力強さ、ひたむきさや華やかさなど、それぞれ違う個性があって聴いているのが楽しかった。ライバル達だけじゃなく、梅園学園の三味線同好会のメンバーの様子もしっかり描かれてた。大会までの展開が比較的早めだったこともあって1人1人に割かれた尺はそんなに長くなかったけど、メンバー達の人となりはよく分かったし、初めての大会で緊張している中でも見事にやり切り、審査員や観客にその素晴らしい演奏を聴かせた時は感動した。最終回は、主人公の雪が自分の欠点を突きつけられる形となって終わった。全12話の中で、三味線同好会の面々は大きく成長したと思うけど、雪を成長や進化が描かれるのはむしろこれからだと思うから、続編があればぜひ見たい。
内容も音もすごく良い!
ただ、ラストが続きそうな終わり方なのに2期がなさげだったので。でも今期一楽しみに観てたくらい良かったです!三味線の音が聞き心地よかったです。
何の気無しにアマプラで見始めたら一気に最後まで見てしまった程引き込まれた。
尊敬していた祖父を亡くして家出のように上京した主人公が津軽三味線との向き合い方に悩む話。
全体的によいお話だっただけにアニメの範囲だと完全な俺の戦いはこれからだエンドなのが惜しい。二期は売上次第でしょうかね……。
冒頭の家出少年的ストーリーから一転、アツい部活動モノになった。三味線の良しあしを伝えるのはなかなか難しいものでライバルたちの語りがやたら増えてしまうなw ウメコが相変わらずぶっ飛んでいるし冒頭のバンドマンが唐突に再出演してた。ずっと影が薄かったw
三味線が題材となった作品はドラマや映画も含めて初めて観た。
音楽が心地よくて好き。
ストーリーとしてはすぐに2期があるならいいけど…という感じ。
一人一人の演奏をすごく聴かせてくれたのはいいけど、後半の大会が長すぎたなぁ。
特に2期があるような話もないので。
お話が終わってないので打ち切りエンドってことで評価は低め。
題材は興味深いしストーリーや各話の引きも良かったのだけれど、最終回で何も回収できていないのが残念。
三味線を題材とした作品を観るのは初めてだったのと、同作者の作品は心情描写が繊細と聞いていたので結構個人的には期待していた作品。
結論から言うと、そこまでハマれなかった…。
理由はいくつかあるけどシナリオ的にすごく中途半端だった(ようやくプロローグ終わったくらい)のと、部活ものとしての描写も雪の成長物語としてもすごく半端だったかなと。似たような楽器で言うと琴を扱っていたこの音とまれが凄く部活描写繊細だったのに比べて見劣りしたし、競技性を通じての個人の成長という面でもさほど揺れ動きを感じなかった。これは脚本の問題なのか演出の問題なのかはわからないが…。
良かった面としては三味線の演奏描写や音の演出などは丁寧かつ大胆で良かったかな。
随所に光るポイントはありつつも、全体的に惜しいなぁと言う作品。
序盤をピークに話の面白さが少しづつ下がってしまったように感じた。それでも毎週それなりに楽しみだった不思議な作品。
ライバルキャラの登場もちょっと遅すぎた。印象に残ったのはチームメイトと田沼兄妹くらい。
終盤で明らかになった複雑な家庭環境は要素としては面白いけど、尺不足で消化できてないし梅子も田沼父も息子をモノ扱いしてて不快すぎる。終わり方も正直後味が悪すぎてガッカリ。せめて2クールあればもっとこの作品の面白さを感じられたんじゃないかと思う。
タイトルだけは知っていた。
三味線てのは珍しいな。