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全体
良くない
映像
普通
キャラクター
良くない
ストーリー
良くない
音楽
普通

目を覆うような惨状も、熱狂を呼ぶような見どころもなく、ただただ「平凡」だけがそこにあった。
決してつまらなくはない。だが心には残らない。一ヶ月後には忘れているだろう。そんな作品だった。
「海外のニーズに合わせて登場人物の年齢を高めに設定した」というが、誠のキャラ性はラノベアニメのティーンエイジャー主人公そのもので、ガワが変わっただけで新鮮味はない。
「INGRESS」のアニメ化としても原作のゲーム性をアニメ的演出に昇華できたとは言い難く、せいぜい「バースタでポータルを奪ってジャックの力を封じた」程度だ。XMもフィクションあるあるスーパーパワーでしかないため、ブギーポップのような「能力者同士の駆け引き」という見せ場もない。最後の「レジスタンスとエンライテンドの力を合わせる」という展開も、今まで誠一行が敵対していたのは第3軍であるヒューロン(コラボレイターズ)という印象が強く、レジスタンスとエンライテンドの対立が作中で見られないためいまいちピンとこない。
今の今まで誠一行をフォーカスしたミクロな話を続けていたのに急にマクロな話を持ち出されてもついていけないし、誠たち以外のプレイヤーにとってレジスタンス・エンライテンドの区分けはゲームを面白くするフレーバーでしかなく、そんな彼らがゲームやってる様子をブラントに見せて「対立する人たちもわかりあえる!人類の魂を一つにする必要なんてない!」と言われても、心に響いてこない。
総じて評価は低いのだが、一個だけ好きなシーンがあって、リュウに追い詰められた誠がジャックに渡された拳銃から記憶を読み取り、ジャックの戦闘経験を得てリュウを倒す、というシーンだけはかっこよかった。あの演出だけは文句なくスマート。あと、京都編のリサは可愛かった。以上。





全体
良くない
映像
良くない
キャラクター
普通
ストーリー
普通
音楽
普通

アニメ化に際して範囲を1~2巻+前日譚に絞ったのはグッド。無理やり5巻ぶんを1クールに押し込もうとした『神さまのいない日曜日』が悲惨になったことを思うとこれは大英断。各キャラのCVも特に違和感なく聞けたし、特に若本のアムプーラはベストマッチ。
…が、それでも原作が情報量の多い部類であるため、尺が足りず、全体に描写不足かつ説明不足でいまいち盛り上がらないし、話の流れについていけないことも多かった。
例えば戦闘シーンだけとっても、原作では戦いの一つ一つに戦略があり、ガユスとギギナの命を懸けた戦いを表現していたのだが、アニメでは大幅にカットされてしまっている。1巻のブレナンテとの狙撃戦全カットを代表に、原作ではこの戦いだけでも凄い熱量があったベルドリト・イェスパー戦もニドヴォルクとの戦いの前座扱い、2巻の大禍つ式との戦いもサクサク終わってしまって、原作での死闘感はゼロ。原作では大技一つ撃つにもキャラクターの「戦略」があったのだが、アニメ版だと「倒せる技を持ってるなら最初から撃てよ」と思ってしまう。実質、原作の見どころの一つをオミットしてしまっている。
原作の見どころである凝った台詞回しも、アニメになると「戦闘中、強敵を前に、あるいは今にも死にそうな時にだらだら喋っている」という描写になってしまい、違和感が強い。
作画は全体にヘナヘナで、ギギナ・ガユスの作画はかろうじて安定しているもののそれ以外は微妙。よりによって各巻のクライマックスの作画が悪く、イェスパーのヘナヘナでペラい「九頭竜牙剣」や、ペラペラな作画のヤナン・ガランがギギナやイーギーをポンポンふっとばす画は笑えてくるレベル。総合すると、しくじったラノベアニメによくある「原作既読者には物足りないが原作未読者にはついていけない」というパターンに嵌ってしまっている。正直に言えば、原作は良かっただけに期待外れ。1クールだからと惰性で見ずに切るべきだったと若干の後悔。



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