サービス開始日: 2019-06-04 (2437日目)
18年のワースト。
端的に言えば「マクロスとアクエリオンの絞りカスみたいなアニメ」。
原作のないオリジナル作品のはずなのに、ほとんどの展開が読めてしまって全く予想外がない。
キャラクターも悪い意味で既視感があるキャラばかりで、萌えも燃えもあったものではない。
仲間を殺したかつての師匠を追う、ちょっとポンコツな女拳法家。
飄々としているがやるべき任務はしっかり果たす、心に傷を負った傭兵。
指揮官として主人公らを導く一線を退いた老兵。
主人公らにポエミィな助言を与える、謎めいた霊体少女。
理不尽に主人公たちを憎む頭の悪い中ボス。
マッドサイエンティストのラスボス。
これらデジャヴ感じまくりのキャラクターたちが、テンプレ通りの行動を繰り返すさまは退屈極まりなく、正直中盤以降は惰性で見続けていた。
燃えさせようと、あるいは萌えさせようとしているシーンでも全く心は動かなかった。
シナリオについても「『進化フィールドがもたらす人間の進化(BRAI化)の行く末を見たい(人間たちの意思はガン無視)』というマッドサイエンティストと、あくまで人間のまま、絆の力で荒廃した世界を生き延びようとする主人公たちの対立」というもう国内外を問わずしゃぶり尽くされたような陳腐な展開であり、黒幕が自分の野望を語りだしたときには「またそれか!」とただでさえ低かった期待値がどん底に落ちた。
作品を通したキーワードである「家族」も薄っぺらい。
序盤、「家族契約」がレオンとクロエの間だけのものであった頃は微笑ましかったが、それがクイニーはともかくグレンに感染したときは耳を疑った。
そして最終回、チームパンドーラ全員で「家族契約第◎条~!」と叫んで、人間を捨てようとしていたレオンを人間の世界へと引き戻してラスボスを打倒するシーンは感動させたいのだろうが、気持ち悪さにサブイボが立った。新手の宗教をキメたようにしか見えない。
作画もダルダルで、アクションは最低限。
3DCGのロボット(MOEV)の河森正治らしい変態トランスフォームは健在だが、こちらも派手なアクションはなく、絵になりそうなP2の拳法バトルもほとんど披露されずに終わった。
特に24話、ついに制作側の負担が限界を超えたのか「寝返ったP3が銃を撃つシーン」→「P1が銃弾を受けるシーン」というバンクを繰り返してバトルシーンを処理してしまったのを見た時には、乾いた笑いが出た。
他にも「中国を舞台にした意味が『中国資本で作られているから』でしかない」「戦闘にストラテジーが欠けていて退屈」など、問題点は数え切れない。
「これ見てる時間でもっと面白いアニメ見れたよな…」と久々に後悔した一作。
サテライト、たしかに最近の君たちは有象無象のSFアニメやラノベ原作アニメばかりでパッとしないよ。
でも、昔は「ノエイン」とか「モーレツ宇宙海賊」とか、小粒だが名作を作っていたじゃないか。モーパイ、今でも好きだよ。
あの頃のサテライトに戻ってくれ。惰性でSFを作るのをやめてくれ…。
原作プレイ済み。
端的に言えば『EXTRA』の焼き直しでしかないよな、というのが素直な感想。
第一階層~第三階層あたりまでは期待を寄せていたのだが、ハクノの正体が「聖杯戦争敗退者の怒り・憎悪から生まれたデータ」とわかってからは期待値は右肩下がり。
「明確なアイデンティティを持たない主人公がサーヴァントとの戦いを経て成長し、自分の意志と願いを確立する」というシナリオの基本がEXTRAと丸かぶりしている上に、登場人物もEXTRAでお馴染みの面々。期待をかけていた新キャラ・尼里ミサオも賑やかしでしかなかった。
これなら、妙にアレンジなんか加えずに『EXTRA』をアニメ化したほうが販促にもなってよかったのでは?
戦闘シーンも基本的には良かったが、ラストバトルの敵が「宇宙を去ったセイヴァーが残した自動砲台」ではあまりにもしまらない。
むろん、映像作品にセイヴァーを出すことは宗教的に難しいだろうが、ここは原作と差別化する意味を込めて「トワイスが防衛のために新たに召喚したサーヴァント」とかのサプライズがあっても良かったんじゃないかなと想う。
あと、気になるのが第七階層での戦いでネロがガウェインの「転輪する勝利の剣」を正面から受けたシーン。
…ガラティーンって神造兵装エクスカリバーの姉妹剣のはずだよね?なのに対魔力:Cのネロを仕留めきれないというのはご都合主義感がある。
「『皇帝特権』で一時的に対魔力を強化して耐えた」とか脳内補完はできるが…ここは何かしらの理由付けが欲しかった。
切り。
「『デュラララ!』みたいなのやりたかったんだろうな…」という思いは伝わるが、現代を舞台にしていることと、登場人物の突飛な設定がうまく噛み合っていない印象。
福岡が殺し屋の激戦区だとか殺し屋の派遣会社が平然と存在するところとか、新卒の斉藤が「はずみ」という軽い理由で裏稼業に入ったこととか、リンの女装趣味とかが現実世界という舞台に対して水と油になっていて、物語の楽しみを妨害するノイズに感じてしまった。
楽しむ前にツッコむことに忙しくて疲れるし、話としても「劣化デュラララ」でしかなく、追う価値はないと判断し切り。「原作は面白い」パターンなのかな…。
「ジェネリックな『新世界より』」という印象を最後まで払拭できず。
しかもワンクールで「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドとあってはガッカリもやむなし。
個人的には時間の無駄でした。(ファンの人、ごめんなさい)
ヒロインが「急に歌うよ」したことぐらいしか記憶にない…。
「あの『銀英伝』が1クールに収まるわけないだろ!」 これにつきる。
原作小説も旧アニメも未見だが、それでも「マキで進んでるな」とわかってしまう各エピソードの尺の短さが常に不満だった。
惑星同盟と銀河帝国、両サイドの主人公がいよいよ激突する!というところで「続きは劇場版でね!」というオチは言うまでもなく最悪。
詰め込み気味の尺を除いてはアニメとしてちゃんとしてるからこそ、脚本面の不満が際立つ。
声優の演技は言わずもがな、3DCGの艦艇・宇宙機の優れたデザインに、それらが繰り広げる宇宙戦、劇中のGUIのデザインや作画など、金がかかってることが目に見えてわかる。
なにより、こんな早回しのようなアニメでも、名作の呼び声高い原作の素晴らしさの片鱗が伝わってくる。
もっとちゃんとした尺で、それこそ『ビルドダイバーズ』の後番組あたりで分割4クールぐらいの時間をくれれば「21世紀の新たなる『銀英伝』」となれた可能性があっただけに惜しい。惜しすぎる。
ホント、どうしてこんな超1級の素材を1クールアニメにしてしまったのか。
I-1に負け再び窮地に陥ったWUGの再起は盛り上がったし、WUGの後輩であるランガの登場も物語に華を添えてくれたが、「少女たちの奮闘を描くために、大人の大半をアホか精神異常者にします」というのは前作から思っていたが違う気がする。
行動の根底にあるのが興味と自分勝手な願望の仮託である早坂はそういうキャラだからいいとしても、丹下が許されてるのは全く納得できない。
確かに丹下はWUGを幾度も助けてきたが、だからといって松田へのハラスメントや普段の横暴さが正当化されるわけではない。
ツンデレにしても度を越しているし、そもそもWUGの運転資金スッたことを未だに1ミクロンも謝ってねえからなこのBBA。
I-1をまるで軍隊と勘違いしているしているような白木のスタンスは相変わらずオーバーで現実という舞台から浮きまくっている。
終盤、WUGやI-1のカウンターパートとして登場したデジタルアイドル「マキナX」に実態が伴っておらず、マキナXがどのような強みを持ってWUGやI-1のパイを奪おうとしているのかが全く見えてこないのもシナリオ的には痛い。
劇場版でかわしたbvexとの契約はどうなったのか、という根本的なツッコミどころがあるのも辛いところ。
だが、一番の問題はやはり作画。2010年代のそれとは思えない乱れまくりの作画はアイドルアニメとしては致命的。
制作側の「もう無理」という悲鳴が聞こえてくるようで、怒りを通り越していたたまれなかった。
しかし、そうしたツッコミどころを加味しても7人の少女たちの復活劇には引き付けられる熱量があったし、
ライブでのアクシデントを乗り越えて「ファンと共に歩んでいくアイドル」という形でマキナXにない「強さ」を示したラストシーンは最終回にふさわしいものだった。
リアルのWUGは解散が決定したが、後輩であるランガがその後をついで、コンテンツとして存続することを祈るばかりである。
『ガルパン』で戦車戦にこだわりを見せた水島努らしい妥協なきレシプロ機の空戦バトルが非常に熱かった。自分はミリタリー方面には疎いので初見では何がすごいのかわかりにくいシーンもあったものの、後々解説を見るとどの機体のマニューバも実際の空戦に基づいたもので、それを踏まえて戦闘シーンを見るとさらに面白く、一粒で二度おいしい作品であった。ただしバトルシーンに文句はないものの、それ以外についてはせいぜい「中堅」に収まる作品、というのが最終的な評価。
まず、作品全体で不自然なまでに「死」という事象が画面から排除されていることが鼻についた。監督の前作『ガルパン』では、最初に「これは戦車道という武道です」という設定を提示することで、少女×戦車という本来ありえない取り合わせを無理なく実現したし、「戦車はスーパー超合金で出来てるから人死には出ません!」という大胆に割り切った設定のおかげで「戦いへの葛藤」をうまく回避できていた。しかしコトブキにはそういった工夫がなく「少女が兵器に乗って人殺しをやっている」という異常な状況が劇中で全く放置されている。
その上劇中で不自然なほど撃墜機や戦死者の描写が乏しく、まるで登場人物全員実際の戦場ではなく、シューティングゲームを楽しんでいるようにしか見えない。「死」と、殺人への葛藤を描くことから逃げているように思える。年長組のザラや「孤児院の維持」という明確な目的を持つレオナはともかく、外見も精神年齢も小学生なチカが敵機を撃墜して「やったー!」と喜んでいる姿にはどこか不気味さを感じてしまう。
最終的に「自由博愛連合vs反イサオ連合軍」という流れになるのも、オウニ商会にいまいちイサオとの因縁がないので盛り上がりが弱い。そりゃイサオはオウニ商会を騙して使ったし、コトブキ飛行隊的にはサブジ―・アレンの仇ではあるが、自由博愛連合がいかにして「独裁」をするのかが見えてこない上、サブジー殺害とアレン撃墜の一件はイサオの「僕がやったよ(要約)」というセリフだけで説明されてしまうため、コトブキ飛行隊と敵対する状況を作るために取ってつけた感は否めない。
つまらなくはない、むしろ面白かったのだが、こうした設定の甘さで完全にノリ切れなかった。『#ガルパン』は未視聴だが、あっちもこういうノリならノーサンキューかな…。
「1シーズンにひとつはある、凡庸な『戦闘美少女』モノ」の域を出るものではない、というのが正直な所。 少女たちが心の内に抱えた問題を、異世界との関わりを通じて解消していくプロットなのだが、優と明日架(シリ明日架・黄昏明日架)以外の掘り下げは浅く、二人以外の各ヒロインには約2話の時間しか与えられないので、いきなり「私は◎◎という問題を抱えていたけど、フラグメントでの出来事を経て変わった!」と言われても、説明があるので納得はできるのだがエモーショナルな揺さぶりは弱い。
スマホゲーで展開する予定で放置されたであろう伏線(キョウちゃんの失踪やフェードアウトしたエロ優など)もけっこうあり、見終えても不完全燃焼感が残るのもバッド。
ビジュアル面でも、桂正和デザインのキャラクターにはキャッチーさが足りない。良くも悪くも、ヒロインたちには(変身後含めて)ゼロ年代深夜アニメ的な垢抜けなさがあり、グッと引きつけるような、下品な言い方をすれば股間に響くような魅力がない。スマホゲー(のメディアミックス)としてこれは問題だと思う。 『艦これ』の島風や『アズレン』のイラストリアス、一航戦姉妹のような、思わず視線を外せなくなるインパクトのあるキャラの不在も早逝の一因だったのではないかと思ってしまう。
作画も質の高低が激しく、時々顔が溶けてたり、爬虫人類になっているようなシーンもあって、いまいち「萌え」という面でも弱い。つまらないと切って捨てるほどではないものの、昨今のスマホゲーを母艦とする人気メディアミックス作品と戦うにはあまりにも力不足と言わざるを得ない、そんな作品だった。
目を覆うような惨状も、熱狂を呼ぶような見どころもなく、ただただ「平凡」だけがそこにあった。
決してつまらなくはない。だが心には残らない。一ヶ月後には忘れているだろう。そんな作品だった。
「海外のニーズに合わせて登場人物の年齢を高めに設定した」というが、誠のキャラ性はラノベアニメのティーンエイジャー主人公そのもので、ガワが変わっただけで新鮮味はない。
「INGRESS」のアニメ化としても原作のゲーム性をアニメ的演出に昇華できたとは言い難く、せいぜい「バースタでポータルを奪ってジャックの力を封じた」程度だ。XMもフィクションあるあるスーパーパワーでしかないため、ブギーポップのような「能力者同士の駆け引き」という見せ場もない。最後の「レジスタンスとエンライテンドの力を合わせる」という展開も、今まで誠一行が敵対していたのは第3軍であるヒューロン(コラボレイターズ)という印象が強く、レジスタンスとエンライテンドの対立が作中で見られないためいまいちピンとこない。
今の今まで誠一行をフォーカスしたミクロな話を続けていたのに急にマクロな話を持ち出されてもついていけないし、誠たち以外のプレイヤーにとってレジスタンス・エンライテンドの区分けはゲームを面白くするフレーバーでしかなく、そんな彼らがゲームやってる様子をブラントに見せて「対立する人たちもわかりあえる!人類の魂を一つにする必要なんてない!」と言われても、心に響いてこない。
総じて評価は低いのだが、一個だけ好きなシーンがあって、リュウに追い詰められた誠がジャックに渡された拳銃から記憶を読み取り、ジャックの戦闘経験を得てリュウを倒す、というシーンだけはかっこよかった。あの演出だけは文句なくスマート。あと、京都編のリサは可愛かった。以上。
アニメ化に際して範囲を1~2巻+前日譚に絞ったのはグッド。無理やり5巻ぶんを1クールに押し込もうとした『神さまのいない日曜日』が悲惨になったことを思うとこれは大英断。各キャラのCVも特に違和感なく聞けたし、特に若本のアムプーラはベストマッチ。
…が、それでも原作が情報量の多い部類であるため、尺が足りず、全体に描写不足かつ説明不足でいまいち盛り上がらないし、話の流れについていけないことも多かった。
例えば戦闘シーンだけとっても、原作では戦いの一つ一つに戦略があり、ガユスとギギナの命を懸けた戦いを表現していたのだが、アニメでは大幅にカットされてしまっている。1巻のブレナンテとの狙撃戦全カットを代表に、原作ではこの戦いだけでも凄い熱量があったベルドリト・イェスパー戦もニドヴォルクとの戦いの前座扱い、2巻の大禍つ式との戦いもサクサク終わってしまって、原作での死闘感はゼロ。原作では大技一つ撃つにもキャラクターの「戦略」があったのだが、アニメ版だと「倒せる技を持ってるなら最初から撃てよ」と思ってしまう。実質、原作の見どころの一つをオミットしてしまっている。
原作の見どころである凝った台詞回しも、アニメになると「戦闘中、強敵を前に、あるいは今にも死にそうな時にだらだら喋っている」という描写になってしまい、違和感が強い。
作画は全体にヘナヘナで、ギギナ・ガユスの作画はかろうじて安定しているもののそれ以外は微妙。よりによって各巻のクライマックスの作画が悪く、イェスパーのヘナヘナでペラい「九頭竜牙剣」や、ペラペラな作画のヤナン・ガランがギギナやイーギーをポンポンふっとばす画は笑えてくるレベル。総合すると、しくじったラノベアニメによくある「原作既読者には物足りないが原作未読者にはついていけない」というパターンに嵌ってしまっている。正直に言えば、原作は良かっただけに期待外れ。1クールだからと惰性で見ずに切るべきだったと若干の後悔。