学園モノから入りつつ、エアリアルとスレッタの力が知れ渡って徐々に学生から大人の社会へと踏み込んでいくスレッタの成長とミオリネ達の逞しさ、その一方で裏で動く御三家、ベネリットグループそしてアーシアンと、スレッタ達が巻き込まれる思惑や世界観も大きくなっていく緊張感。この両方をテンポ良く切り替えながら話が進んでいき、ラストはガンダムらしいバトル展開へ。
今までのガンダムシリーズよりも穏やかで、泥臭さより今の時代に合ったキャラクター性だったりストーリー展開がなされている気がする。それでもストーリーが進むにつれ大人の策略に組み込まれる子供であったり、親との関係であったりといったところはガンダムらしさだなあと思った。
毎回キャラクターの個性をしっかり出しながら、目まぐるしく変わる対立構造の変化も分かりやすく描かれている印象で週一視聴でもしっかり楽しめた。毎回意外性のある展開が続くのでむしろ一気見だと疲れるかもしれない。戦闘シーンもさすがサンライズといった迫力で、エアリアルの戦闘力の高さが伝わってくる。
第2クールに向けてグエルやニカの今後、スレッタとプロスペラとエアリアルの関係、そしてスレッタとミオリネの関係性がどう変わっていくのか、最終回が大きな転換点だったと思うので期待もあり怖さもありで3ヵ月待ち遠しい。