美少女ガンアクション3部作の最終作。コンセプトはガンアクションだが、基本的にコメディテイストのヒロイン二人(ナディとエリス)の百合逃避行なのでガンアクションはかなり控えめ。
前作(MADLAX)とは打って変わって明るい作風でストーリーもわかりやすい。異能力が出てくることもあり終盤はご都合展開だが、ナディとエリスのイチャイチャ旅が気持ちの良い終わり方。
エリスの「いえっさ」などの萌え要素や変態ストーカー少年L.A(cv宮野真守)などキャラクターも魅力的でにぎやかな作品だった。
美少女ガンアクション3部作の第二作。3部作の中では最もストーリーが重厚で梶浦さんの音楽性も光っている作品。
まったく別の国にいる二人の物語を同時進行し、徐々に関連性を持たせながら終盤では一つの物語に収斂していく様は見事。結末としては完全なハッピーエンドではないが、しっかりと伏線回収し過去との向き合い方などのテーマにも決着を付けている。
音楽面では、このアニメのために書き下ろした梶浦さんの数々の楽曲が特徴で、特に有名な「ヤンマーニ」(nowhere)は独特なのではじめは笑いを誘ったが、やはり最終話でこの曲がかかるところはアツい。他にも「瞳の欠片」や「I'm here」なども単体の音楽としても良いが、歌詞が本編とリンクしているので見てから聴くとさらに楽しめる。
美少女ガンアクション3部作の第一作。主要登場人物が少ない上に主役二人ともストイックな性格で、物語としても終盤まで1話完結型で謎が少しずつ明かされていく回が多いこともあり、後発2作と比べると渋めで良く言えば硬派、悪く言えば地味といったところ。
多少のツッコミ所はあれど一貫したストーリーで、特に終盤のNTR的三角関係は感情を揺さぶられる。個人的にはクロエはもうちょっと可愛くしてほしかったけど…。
後発2作では超常現象的なものや異能が存在するのに対して、今作は(洗脳はあるが)身体能力と銃の腕だけで最終回までいくので純粋にガンアクションとして楽しめるし、ミレイユと霧香の2人の物語としての達成感や満足度も高い。
なお、3部作ともではあるがハードな撃ち合いが展開される割に掠り傷以外の流血がほぼ無く、その辺はやや淡泊な印象。(流血苦手な人にはいいかも)
グエルの癒しポジが板に付いてきたな。
今回は21年前の復讐やエアリアルのガンビットなど物語の根幹に関わりそうな伏線が多かった。
まさか1週間で2作品も「ハッピーバースデートゥーユー」で死人が出るとは…もう二度とこの歌を純粋な気持ちで聴けないねぇ
フレンズを組むまでは正直退屈だったが、組んでからは面白い。初代でもスターズでもユニット活動はあったが、いつでも二人で行動というのは新鮮で互いを尊重しながら課題を解決していく姿は微笑ましかった。
ただ先輩でライバルのラブミーティアは出番が少なく、ダイヤモンドフレンズカップをはじめとした対決回もなあなあに済まされてしまった感。
あいねとみおの関係性という面ではしっかりと成長を感じられたので満足。