サービス開始日: 2023-03-16 (1183日目)
「負けヒロイン」と共に青春を送っていく、そんな話。最近は本当に良く新天地が開拓されていく な〜 と関心関心。
感想は、時に笑えて時にシリアスな、とても質の高いラブコメ作品だった。主人公と八奈見さんのキャラと声が凄く良くて、それがこの作品ならではの問題の解決に繋がってることが好評かな。それと、八奈見さん可愛い。
中だるみもしなかったし、神作品だとは思うんだけど、ただ、覇権かと言われれば何かが足りない気がする…。
前半の演劇編は、作者と脚本家による伝言ゲームでの意見の行違いや、上の人が都合の良い展開を作ろうとすることによる設定崩壊、また、その解決シーンや、現代ながらの動く舞台装置による斬新な演出がとても見応えがあった。
そして、注目すべきは各役者の演じ方。メルトは下手を上手く使い、有馬と黒川はそれぞれ真逆の演じ方で否定し肯定し合い、アクアのトラウマ克服のための楽しまない演じ方。それぞれとても深堀りされていて納得のいくアツい展開となった。
後半はのんびりするのかと思いきや、終わったと思っていた真相に迫っていく緊迫とした展開が、また前半とは違ったアクセントとなった。ルビーの闇堕ち展開は興味を唆る展開になってきたし、新曲のpop in 2では可愛い曲なのに映像で不気味さを感じる…!続きが凄い気になる。
クライマックスということもあってか、設定も展開もよく練られてて過去一面白かった。ここまで殆ど惰性だったけど、見てきてよかったと思えた。
地獄編〜扇編では、正直要らないと感じてた正弦がまさかの活躍っぷりで、臥煙さんの計画性やそれを成功させるための忍野の暗躍、八九寺の生還など良いシーンが多かった。
また、扇の「阿良々木さんが知ってるんです」という台詞と本人の真相の解明にはビビっと来たし、最後のまぁ想像出来たベタな展開は閉めとして良かった。
ただ、扇が忍野などを南極に飛ばした背景や、なぜ羽川が南極に行った理由などは全く説明されてなかったので、「またかよ」となった。あと、扇のクラヤミ示唆のミスリードが今迄に多すぎて伏線にすら成ってないと感じる。
5話構成で話のテンポも良く、色々考えさせられるテーマ性であり、しっかりと面白かった。特に一言で人間の敵とは言い切れない、人間とヴァンパイアの接し方の多様性が見られたのが良くて、楽園がある事にも共感してしまい、真実に上手く騙された。また、歌って欲しいと言われた所で号泣してしまう等、リアルに準拠なのも良かった。
楽園の捉え方や、終わり方など謎が残っている所は考察していきたい。
1期程では無いけど、どの回も安定して楽しんで見ることができたかな。
ただ、1話の「人気になり売れ行きも好調なのに、大会場で人が来ず借金」ってのは本当に納得いかない…。アニオリ作品の続編を作るためとはいえ、展開が無理やり過ぎじゃない?
そして2期は伏線回収を期待してて、5号と巽の過去話は良かったけど、全員分それをやって欲しかった。どうやって人選したのかという伏線はいつ回収されるのやら。山田も早く正体知りたいし。
だけど、最終話はめちゃくちゃ気合い入ってて見応えがあった。かつての出会った人の全員集合というのはベタな良き展開だったし、3曲も1話で公開するの凄い。ただゾンビランドサガの曲は良い曲は多いけど、めっちゃ好きってほどの曲は無いなあ。
前半の老倉育の話は過去一番の謎めいた雰囲気作りは凄かったのだけれど、結末が残念だった。羽川や扇が「考えられうる最悪の顛末」なんて言うものだから色々考えたけど、結局はTheシンプルで拍子抜けでつまらない。
後半の初代怪異殺しの話はしっかり面白かった。神原と忍の舌戦は最初は感情論マシマシで展開が危うかったけれど、途中から心中をズバッと言い当ててて、ここはよく出来てる と頷けた。最後の結末も、神社を写してたシーンで所々お札があったものだから伏線回収がよく出来てたし、今まで通り真正面から戦わない阿良々木らしいと思えた。